5月も初旬を過ぎ、アヤメの花を見かけるようになりました。一輪でも凛々しく、揃い咲くと屏風絵に描かれたような群生美に圧倒されます。

上田市にあやめの里というが場所があると知り調べてみました。そして見つけたアヤメが揃い咲く様子に目が釘付け！さっそく行ってきたのでご紹介します。

・あやめの里へ

あやめの里があるのは上田市豊殿地区です。

この地区は神川の東岸に位置し、古墳なども点在する歴史ある地区です。

まっすぐ伸びた農道沿いにアヤメが植えられています。

この日は、五分咲き程度で、車のスピードを落とさないと見逃してしまいそうでした。

・再び訪問　今度は歩いて散策

翌日、再訪することにしました。

前回は時間がなくてざっと通り過ぎたので、今回はゆっくりと鑑賞するために徒歩で向かいます。しなの鉄道の大屋駅から目的地まで約3キロで、歩くと1時間弱かかるので、シェアサイクルなどを利用すると良いでしょう。

・花の咲き具合は？

日中は夏日となったこの日、遠くからでも紫色の花の列が見えました。

まだ完全に咲きそろってはいませんが、春の里の景色に良いアクセントを加えています。

「いい写真は撮れたかい？」と声をかけてくださったのは神林芳久（かんばやしよしひさ）さん。今咲いているアヤメは、植えかえたりしながら10数年も世話をしてきたものだそうです。

雑草を取り除くだけでも一苦労だろうが、地域一体となって花を育てる様子に、豊殿地区の良さを感じます。

「まだ丈は低いけれど花が開いてきた。これから一斉に咲くからまた見に来るといいよ」と神林さんに見送られ帰路につきました。

一斉にアヤメが咲きならぶ光景、これはぜひとも見てみたい！

-----いかがでしたか

北アルプスや八ヶ岳、根子岳が見晴らせる豊殿地区の美しい田園景色は見るものを明るい気分にさせてくれます。「よい便り」「希望」という花言葉を持つアヤメの花が良く似合います。初夏の里を彩るアヤメの群生美。これからが見ごろを迎えます。

取材ご協力いただきありがとうございました。

豊殿地域自治センター様

神林芳久様