昨年のホームランが大谷翔平より多かった選手は何本打ったのか。2年続けて大谷を凌いだ選手はいるのか
今シーズン、ナ・リーグの本塁打王は、54本塁打のマット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)が獲得した。ア・リーグの本塁打王は、44本塁打の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。
本数は10本違うものの、ホームラン1本当たりの打数はほぼ同じ。オルソンが11.259…、大谷は11.295…だ。小数点第2位を四捨五入すると、どちらも11.3打数/本となる。
2人とも、昨シーズンは、34本のホームランを打った。この本数は、両リーグ11位タイ。62本塁打のアーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)を筆頭に、オルソンと大谷よりホームランが多かった選手は、10人を数えた。
今シーズンの本数は、オルソンが両リーグ1位、大谷は4位だ。当然ながら、昨シーズンと今シーズンのどちらもホームランがオルソンより多かった選手は、誰もいない。
一方、ここ2シーズンとも大谷より多くのホームランを打った選手は、2人いる。あるいは、2人しかいない、と言うこともできる。カイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)は、昨シーズンが46本塁打、今シーズンは47本塁打。ピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)は、40本塁打と46本塁打を記録した。
また、2年前に大谷が記録した46本塁打は、ア・リーグだけでなく、両リーグでも3番目に多かった。上にいたのは、48本塁打の2人、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)とサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)だけだ。彼らのここ2シーズンのホームランは、ゲレーロJr.が32本と26本、ペレスは23本ずつ。ここ3シーズン続けて大谷より多くのホームランを打った選手は皆無、ということになる。
ちなみに、2年前のオルソンは、オークランド・アスレティックスで39本塁打。こちらは、ジャッジらと並び、両リーグ6位タイに位置した。ここ3シーズンに2度、オルソンより多くのホームランを記録した選手はいない。