「ゆで卵が割れる」←「防ぐには?」料理人の回答に…『もっと早く知りたかった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「ゆで卵」は好きですか?
私は卵が大好きで、1日3個は欠かさず食べています。いつもはゆで卵に塩をかけて食べていますが、最近はちょっと飽きてきたので、いろいろなアレンジに挑戦しています。
ゆで卵を作るときに困るのは、茹でている途中で卵が割れてしまうこと!
『よし、茹でるぞ!』と意気込むものの、気づけば『殻が割れて白身が飛び出している…』なんてこと、ありませんか?せっかく作ろうとしたのに見た目が残念だと、なんだかテンションが下がってしまいますよね。
そこで今回は、ゆで卵が割れないためのコツを、調理師免許を持つプロの料理人の視点から詳しくご紹介します!
また、今回の内容を私の「Instagram」で発信し、感想のアンケートを取ったところ…68%の方が『もっと早く知りたかった!』との回答を頂きました。
ゆで卵がうまく作れずに悩んでいる方は、ぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- コツは2つある
- 卵を常温に戻す
- お湯に「酢」を入れる
- まとめ
コツは2つある
茹でている最中に卵の殻が割れないようにするためには、2つのコツを押さえることが大切です。この2つを実践することで、卵が割れるリスクをぐっと減らせます。
1つ目は…「卵を常温に戻す」
2つ目は…「お湯に酢を入れる」
それぞれ、詳しく解説していきます。
卵を常温に戻す
皆さんはゆで卵を作るとき、冷蔵庫から出したばかりの冷たい卵をそのままお湯に入れていませんか?実はこれが、卵が割れる原因のひとつなのです!
冷たい卵を熱湯に入れると、急激な温度変化が起こり、殻にヒビが入りやすくなります。
そこでおすすめなのが、卵を常温に戻すことです。冷蔵庫から卵を出して、30分ほど室温に置いておくだけで、卵が割れにくくなります。
しかし、中には『30分も待つのは長いな…』と感じる方もいるかもしれません。
そんな場合は…水から茹でてください!
冷たい卵をいきなり熱湯に入れるのではなく、卵と水を一緒に鍋に入れ、火をつけて徐々に温度を上げていくことで、温度差が少なくなり、殻が割れるリスクが大幅に減ります。しかし、「水から茹でる」やり方には1つだけ欠点があります。
それは…半熟に仕上げるときには、ゆで加減にバラつきが出やすいということです。
冷たい水から茹でる場合、火加減や鍋の大きさ、水の量によって沸騰までの時間が変わるため、仕上がりが不安定になり、バラつきが出やすくなります。
そのため、「半熟卵」を作りたい場合には、最初から沸騰したお湯で茹でる方法がベストです!
お湯に「酢」を入れる
続いては、「酢」を入れる方法です。
『え、なんで酢なの?』と思った方もいるかもしれません。
実は、酢にはタンパク質を凝固させる働きがあるので、白身が飛び出してもすぐに固まる効果があります。
酢の量は大さじ1杯ほどでOK!味や匂いにはほとんど影響がありません。ほんの少し加えるだけで失敗しにくくなるので、ぜひ試してみてください!
まとめ
- 卵を常温に戻すことで、温度差による殻割れを防ぐ。
- 時間がない場合は、水から茹でると温度差が緩和され、割れにくい。
- 半熟ややわらかめのゆで卵には、沸騰したお湯から茹でるのがおすすめ。
- お湯に酢を加えることで、万が一割れても白身がすぐに固まりやすくなる。
- 酢は大さじ1杯で効果があり、味や匂いにはほとんど影響なし。