Yahoo!ニュース

カウントダウン・チェンマイ2025!GOT7のBamBamが登場!花火やコムローイイベントも

タイ旅行ライター吉田彩緒莉タイ大好きトラベルライター
Thailand Festival Facebookより

年末年始をタイで過ごす旅行者に捧げるタイのカウントダウンイベントをお知らせする12月限定企画第5弾!既にバンコクやパタヤの記事は公開済みだがご覧いただけただろうか?まだチェックしていないという方はこちらをチェック!
公開すぐに新情報が上がったものは、ニュースに上がっているから過去のものとして放置して新たに書けばいいのに、つい書き加えたりしている。と言いながら過去のものとして放置しているものもあるが(笑)、リンク先を辿れば最新の情報にたどり着けるはず。

この記事ではタイ第二の都市であり、かつてランナー王朝が花開いた古都、チェンマイのカウントダウン2025のイベントをお知らせする。

チェンマイカウントダウン2025

北方のバラと称される美しい古都チェンマイ。
中心部には正方形に整えられ、お堀に囲まれた旧市街があり、数多くの寺院が建ち並ぶ。あまりにも寺院が多いせいか、人と寺院の距離が近く、バンコクやプーケットと比較すると人々が信心深く感じることもあるだろう。
京都の方がそうであるように、チェンマイという町に誇りを持ち、昔からある寺院と人々がしっかりと結びつている印象だ。

旧市街の丁度真ん中に建つ、ワットチェディルアンの巨大な仏塔。
旧市街の丁度真ん中に建つ、ワットチェディルアンの巨大な仏塔。

寺院が多いので、年末年始にチェンマイにいるのなら、初詣に事欠かないが、標高1,080メートルのドイステープ山頂に建つ「ワットプラタットドイステープ」は、最も初詣にふさわしい。
高さ約22mの黄金の仏塔の中には仏舎利(仏陀の遺骨)が安置されており、タイ全土の寺院の中でも格式の高い寺院。タイ屈指のパワースポットのひとつだ。

仏陀の遺骨が安置された黄金の仏塔を3回まわって祈る
仏陀の遺骨が安置された黄金の仏塔を3回まわって祈る

首都バンコクに次ぐタイ第二の都市だけに、チェンマイではタイ政府が力を入れる「Amazing 」と名の付くカウントダウンイベントが、バンコク同様毎年開催されている。
それ以外にもタイの人気アーティストが出演する大掛かりなイベントや、花火の打ち上げも。
また、大型イベントに出かけなくても大丈夫。通常は日曜日のみ行われる旧市街中心部でのサンデーマーケットが、12月31日から新年にかけて開催されたり、各寺での厳かな行事を見ることができたりと、チェンマイ独自の文化に触れられる年越しが可能。安心していただきたい。

チェンマイカウントダウン参加の注意事項

チェンマイの12月末の夜から深夜はかなり寒い

チェンマイで何度か年越ししたことがある筆者の経験上、チェンマイのカウントダウンの敵は寒さだ。チェンマイの12月末の気候は、昼は26度から28度と、半袖で過ごしても何の問題もない気候。しかし問題は夜。夕食の時間であろう18時から20時くらいまでは20度を切るくらい(半袖の上に上着が必要)。それ以降は徐々に気温が下がり、深夜0時を過ぎると12、3度、山あいでは10度になる。つまり、3段階の激しい気候の変化があるのだ。
これがカウントダウンとなると、深夜まで飲み歩ける環境にあるのだが、チェンマイの特徴として、圧倒的にオープンエアの店舗が多い。一度はあまりの寒さに屋内の飲み屋を捜したこともある。やっと見つけたライブハウスは、それでも一部にしか壁がなく、トイレで暖を取ったという情けない記憶が...。
そこで三段階に分けた服装のアドバイス。昼は半そで、夕方から夜はパーカーなどの秋物上着に加え、手には日本から持ってきたコート(しわにならず、軽いのでダウンがおすすめ)を持ち、カウントダウンのイベントに繰り出すことを強くお勧めする。

チェンマイ中心部で行うコムローイは取り締まりの対象に!

チェンマイのカウントダウンにはチェンマイ名物のコムローイ(ランタンを上げること)ができる!と思っている方も多いはず。実際に十年以上前、筆者もピン川沿いでコムローイを上げたことがある。コムローイが世界的に知られるようになってから外国人観光客が多数参加するようになり、数年前から火事のニュースや航空機が飛べなくなるなど、問題にはなっていた
最近は環境問題の関心の高まりも相まって、以前は許容されていたターペー門や、ピン川沿いなどチェンマイ中心部でのコムローイは取り締まりの対象となった。
それでもコムローイに参加したいという場合は、民家の少ない場所で行う環境にも配慮したイベントのみ、タイ政府が許可を出しており、開催されている。
そういったイベントを予約をすることで参加が可能だ。

タイ政府より許可を取って開催されている大規模会場のコムローイイベント。それでも賛否両論ある
タイ政府より許可を取って開催されている大規模会場のコムローイイベント。それでも賛否両論ある

アクセス問題をクリアしよう

チェンマイには公共交通機関が通称赤バスと言われる乗り合いバスと、極端に本数が少ないエアポートバスくらいしかない。イベントが楽しめるかどうかは交通にかかってくる。特に後述する「アメージングチェンマイカウントダウン2025」が行われる「Royal Park Rajapruek(ラーチャプルック花博記念公園)」は、旧市街ターペー門から車で約20分かかり、カウントダウン後、ホテルに戻るのは1時近くになるはずだ。シャトルバスなどの運送サービスの情報は全く発表されていないため、以下の方法で挑む以外ない。

①乗り合いバス
バーやパブの多いニマンヘミンや旧市街のミーティングポイント「ターペー門」、ワロロット市場付近などなら、通称赤バス(乗り合いバス)が拾える。ただしカウントダウン終了後の時間は乗り合いではなくチャーターとなり、300バーツ(2024年12月22日のレートで1,371円)でも安い方だ。
中心部の赤バスは旧市街、ニマンヘミンなどは網羅しているが、郊外はいつどのルートで走っているのかの解説が見つけられない。旅行者にはハードルが高いがターペー門周辺で、料金が高くなるのは覚悟で聞いてみるのも良いだろう。
②現地旅行会社の送迎のみプランを依頼
チェンマイには小さな旅行会社がたくさんある。郊外のカウントダウンイベントへ、送迎のみ可能か?など、カーチャーターについて尋ねてみよう。一日チャーターなど様々なプランがあるので、旅行者が最も相談しやすい。ただし値は張る。
③タクシーやトゥクトゥク
空港からホテルまで送迎してもらうタクシーの運転手に相談するのも手だ。空港からの道すがらなので話かけやすい。またトゥクトゥクに送迎チャーターをお願いするのもあり。いずれも言い値となる

④配車アプリ
GrabとBoltの配車アプリがメインのチェンマイ。シムを入れ替えられタイで使えるスマホを持っていれば、簡単に手配できる。特別なイベントのため、高額になり、捕まらない場合もあるが、チェンマイのカウントダウンはイベント会場が分かれているため、ドライバーたちも分かれるのではないかと見られている。同じ方向を往復するだけの単純運転ができることもあり、参加するドライバーも意外と多い可能性あり、頼ってみても良いだろう。

⑤RTC Chiang Mai City Bus
空港から中心地を巡るバス。非常に便利なのだが極端に本数が少なく、何と言っても夜早く終了してしまうので、カウントダウンイベントの帰りには役に立たないが、行きには使えるエリアもあり。
公式FC:RTC Chiang Mai City Bus

アメージングチェンマイカウントダウン2025(Amazing Chiang Mai Countdown 2025)

2006年、プミポン前国王の在位60周年を記念して行われた花博の跡地に作られた、美しい花々が咲き乱れる広大な公園「Royal Park Rajapruek(ラーチャプルック花博記念公園)」で10日間にも渡るライトアップとカウントダウンのショーが行われる。
バンコク開催の「Amazing Thailand Countdown 2025」が人気K-POPグループ「BLACKPINK」のタイ人メンバーLISAをヘッドライナーに置く中、「Amazing Chiang Mai Countdown 2025」はLISAより先にK-POPグループ「GOT7」でデビューしていたBamBamがヘッドライナー。
日本でもGOT7のファンの方はいるのではないだろうか。世界で人気のK-POP。そのグループにタイ人メンバーが7人も活躍していることはご存知だろうか?それはタイにとっては大変な誇りなのだ。
なお、GOT7は2025年1月に3年ぶりに復活することで話題。

画像:Thailand Festival Facebookより

フードパークなど食のイベント会場もあり、グルメやお酒を楽しみつつ、美しいイルミネーションの中、イベントが楽しめ、カウントダウン時には花火も打ち上げられるという最高のイベント。

また、参加は無料!同じ政府主導でバンコク、アイコンサイアムで開催される「Amazing Thailand Countdown 2025」が観光客参加が非常に困難である中、何の制限もない。チェンマイ、バンザイだ。
開園は17時とまだ比較的暖かいうちに開始となるが、前述通り夜から深夜にかけて急激に冷え込むため、日本並の防寒対策をして出かけなければ、長時間は楽しめない。特にタイ料理とビールも飲みたいなら、昼の暑さを過信して夜の寒さを疑うことはやめよう。本当に12月末のチェンマイの寒さは日本の初冬と同じだ。

主な出演アーティスト

画像:Thailand Festival Facebookより

12月21日:Atom chanakant
YOUTUBE再生2億3000万回など、驚異のヒット曲を持つタイの人気シンガー。タイで人気のテレビ番組「The Masked Singer」でも知られている。
12月22日:Season Five

東京都の代々木公園で毎年開催されている「タイフェスティバル」に出演経験あるボーカルユニット。ハイセンスな曲と美しい歌声が人気

12月23日:ETC
チェンマイの大学で出会った、チェンマイゆかりの有名バンド。日本のカシオペアやTスクエアに影響を受け、シティポップ調の曲が親しみやすい。来日公演も行っている。

12月24日:D Gerrard
照明を落としたバーで聴きたい、ちょっと大人の雰囲気が漂うR&Bやソウル、ポップスも歌いこなすシンガーソングライター

12月25日:MEAN BAND
沖縄での公演経験がある実力派バンドで、タイの音楽番組でよく見かける。常にこういったイベントには呼ばれる人気バンド。メロウなR&Bに定評がある。

12月26日:Two Popetorn

ベテランソロシンガー。バラードからアップテンポのポップスまで爽やかに歌いこなす人気者。

12月27日:Aof Pongsak

2008年の東京代々木公園で行われたタイフェスティバルを始め、十数年前に来日公演が多かったイケメンシンガー。現在はベテラン枠で人気。

12月28日:PAUSE

1996年デビューのベテランロックバンド。解散していた時期もあり伝説のバンドと呼ばれることも。

12月29日:ICE SARUNYU

2007年に『恋なんじゃない』という曲で日本デビュー。プロゴルファーの石川遼選手に似ている事から「タイのハニカミ王子」と呼ばれ話題になったので覚えている人も多いのでは?2024年はルークトゥン調のダンスナンバーが大ヒットして人気が再燃

12月30日
SLAPKISS:3人組のポップバンド
ZANI:タイの人気オーディション番組「アカデミーファンタジア(Academy Fantasia)」シーズン6出身


12月31日
POR UNNOP:オーディション番組アカデミーファンタジア(Academy Fantasia)」シーズン7出身。明るくポップなアレンジのルークトゥンを歌うことで知られ場内を盛り上げる
Songkran Rangsan:歌唱力最重視のコンテスト「The Voice タイランド」 シーズン 2の優勝者で「The Masked Singer」にも出演。現在はレーベル運営にも携わる実力派

BamBam:前述の「Amazing Chiang Mai Countdown 2025」のヘッドライナーで2014年にデビューしたK-POPグループ「GOT7」のタイ人メンバー

DATA

Amazing Chiang Mai Countdown 2025

開催日:2024年12月21日~2024年12月31日
開催時刻:開場17時・12月31日は深夜0時まで
入場無料
所在地:Royal Park Rajapruek
334, Mae Hia, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50100

公式サイト:Amazing Chiang Mai Countdown 2025

セントラルチェンマイカウントダウン2025(Central ChiangmaiCountdown 2025)

タイの主要都市に多い「セントラル」。バンコクのセントラルワールドは、ニューヨークのタイムズスクエアのビジョンで紹介されるほど、花火の芸術性が高く、出演アーティストが豪華。そしてそのセントラルは、ここチェンマイにもあり、カウントダウンを毎年行っている。自称「北部ナンバーワンのカウントダウン」と、アメージングチェンマイカウントダウンより盛大感を出しているところが、何だか自尊心が合って好き。
チェンマイ市内中心部という意味では、郊外でない分確かにナンバーワンかもしれない。カウントダウンの瞬間は、2,568 発以上の壮大な花火が打ちあがる。チェンマイっ子やタイのアーティストと一緒になって新年までカウントする時間は、何とも楽しい。

とは言え旧市街や、ニマンヘミンなど観光客が多いエリアからは、少し離れているので、帰りの足は確保の上で出かけよう。

画像:ChiangmaiCountdown 2025 Facebookより

参加方法:入場は無料。イベントご入場の際は身分証明書(外国人観光客はパスポート)を提示。コンサートエリアに入場できるのは20歳以上となるため、家族で来ている場合は噴水前の大型プロジェクタースクリーンのある場所で過ごすことになる。
花火鑑賞は可能。

主な出演アーティスト

チェンマイのイベントは地元チェンマイ出身のミュージシャンを起用することが多く、このイベントでも、ビックネームと共にチェンマイのアーティストが多く参加している。

Boy Peacemaker:2000年代に大ヒット曲を連発したベテラン。タイの王道とも言える珠玉のバラードが多く、カラオケで歌われることも多い。ラブソングの帝王の異名も。
60 Miles:チェンマイゆかりのバンド

Nap A Lean:2011年にチェンマイで結成されたバンドで2015年にデビュー
Purplecat:お洒落でセンスの良い曲が多く、大型イベントにも出演する

その他「チャンネル3」に出演する俳優が登場!

DATA

セントラルチェンマイカウントダウン2025(Central Chiangmai Countdown 2025)

開催日:2024年12月31日
開催時刻:開場17時・12月31日は深夜0時まで
入場無料
所在地:99, 99/1 99/2 หมู่ที่ 4 Lampang - Chiang Mai Superhighway, Fa Ham, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50000
公式Facebook:Central Chiangmai Countdown 2025

シンハーウインターフェスト2025 MAYA Lifestyle Shopping Center(Singha Winter Fest 2025)

チェンマイ名物赤バスに乗れば、簡単に行くことができるニマンヘミンのMAYA Lifestyle Shopping Center。てっきり「マヤ」だと思っていたら、タイ人は「メイヤー」と呼んでいた。前述のセントラルチェンマイよりも行きやすい立地、おしゃれで何でも揃うとあり、時間があるときはついつい立ち寄ってしまう旅行者も多いのでは?
そんなMAYAでもカウントダウンイベントが開催される。バンコクでもちょっと前にはポピュラーだった、大規模商業施設前のビアガーデンに有名アーティストを呼ぶスタイル。タイのビアガーデン好きにはおすすめだ。館内のきれいなトイレが利用できるという点も嬉しい。

ただ、公式Facebookでも既に「寒い」との発表が(笑)。ビールを飲みながら深夜まで楽しむには、日本から持って行くコートを忘れずに!この季節はタイ人もチェンマイ旅行の際はダウンを着ている人が珍しくない。この季節にしかできない冬のスタイルを楽しんでいるだけという説もあるが、実際に寒いのでコートを着ていても浮くことはない。

画像:Singha Winter Fest 2025 Facebookより

参加方法:12月27日までのライブパフォーマンスは特に予約などは不要との告知。12月30日とカウントダウン当日の12月31日は混み合う可能性があり、公式Facebookを随時チェックした方が安心。

主な出演アーティスト

12月30日:PLAYGROUND タイのオルタナティブバンドの大御所。ボーカルのTIKは2024年代々木公園で開催されたタイエキスポに出演。レーベルの主催としてアーティストプロデュースもしている。

12月31日:NAMM RONNADET 2023年のタイフェスティバル東京に出演した人気アーティスト。センスの良いギターサウンドを多用した楽曲と、軽やかな声に魅了される

DATA

Singha Winter Fest 2025 MAYA Lifestyle Shopping Center(シンハーウインターフェスト2025 メイヤーライフスタイルショッピングセンター)

開催日:2024年12月6日・12日・17日・27日・30日・31日※カウントダウンは12月31日
開催時刻:開場17時・12月31日は深夜0時まで
入場無料
所在地:55 หมู่ที่ 5 Huay Kaew Rd, Chang Phueak, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50300
公式Facebook:Singha Winter Fest 2025

ワンニマンカウントダウン2025(One Nimman Glow Countdown Chiangmai)

こちらもお洒落なニマンヘミンの商業施設ワンニマン(One Nimman)で開催されるカウントダウン。最もチェンマイらしく、チェンマイの「今」を感じさせてくれるイベントなのかも知れない。

シンボルとなる時計塔を使ったマッピングショーや、30軒以上のストリートフードショップで食べ歩きが楽しめ、前述の他のイベントと比較すると、観光客としてはこちらの要素の方が人気がありそうだ。

画像:One Nimman Facebookより

もちろん2024年12月31日24時前にはカウントダウンと同時に花火が打ちあがる。

こちらのライブ出演アーティストは、他の会場と大きく異なる。タイの人気アーティストではなく、チェンマイのアーティストからセレクトしたラインナップ。
とはいえチェンマイはアーティストが多く住む町。最近は日本でチェンマイのインディーズバンドがライブを行うなど、その注目度も上がっている。
インディーズシーンで流行っているレトロで独自のスタイルを貫いているバンドや、DJも登場。チェンマイの地元っ子や、海外からの旅行者と共に楽しんで、新しい年を迎えよう。

DATA

ワンニマンカウントダウン2025(One Nimman Glow Countdown Chiangmai)

開催日:2024年12月27日~31日
開催時刻:開場16時・12月31日のみ深夜0時まで
入場無料
所在地:1NIMMANHAEMIN ROAD, SUTHEP, MUENG CHIANG MAI, THAILAND 50200
公式Facebook:One Nimman Facebook

旧市街ターペー門やサンデーマーケットでカウントダウン

イベントに参加しないが、新年迄町歩きを楽しんで、町中で年越しを迎えたという人は、旧市街のターペー門へ!ステージが組まれ地元のバンドなどの演奏が行われ、24時には花火が打ちあがる人気のスポットだ。
ターペー門の前では以前は12月31日に個人でランタンを上げるコムローイが楽しめたが、前述通り、中心部でのコムローイは取り締まりが強化されている。
ターペー門は毎週日曜日のみ開催されるサンデーマーケットの起点ともなる門。しかしカウントダウン時は特別に何曜日に当たろうがサンデーマーケットを開催。大変混み合うが、ロコと旅人が共に喜び合える場となるため、とにかく楽しい。

ワットチェディルアンやワットプラシン他、旧市街には数えきれないほどの寺がひしめき合う。地元の人が家族や自分にゆかりのある寺で、厳かな儀式に参加する姿を見ることができる。
仏教国の日本では、除夜の鐘で108つの煩悩を払う厳かな過ごし方が本来の姿だ。タイでも大晦日にはそれに倣った儀式がある。普段見ることができない、とても美しい光景なので、後ろからこっそりと覗いてみてはいかがだろう(入ろうとして断られる寺もある)。

DATA

ターペー門

開催日:2024年12月31日
開催時刻:17時ごろから
入場無料
所在地:Tha Phae Road, Chang Khlan Sub-district, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200 タイ
公式サイト:タイ国政府観光庁

Chiangmai CAD New Year Countdown 2025

前述した通り、タイ政府から許可を得て行っているカウントダウンコムローイと花火のイベントがこちら。本来はロイカトーンの時期に行っているが、カウントダウンでもこういった郊外でイベントが行われている。

日本人はロイカトーンには長期休みが取りづらいもの。年末年始にチェンマイ旅行をする人には参加しやすい。送迎付きプランや食事付きプランもあり、最も安いプランは159バーツ(2024年12月22日のレートで726円)。ちなみに送迎に関するオプションもあり、このあたりも観光客にとってはハードルが低い催しとなっている。
詳細は、DATA内の主催者の公式Facebookから確認していただきたい。

DATA

Chiangmai CAD New Year Countdown 2025

開催日:2024年12月30日・31日
詳細・申し込み方法は全て以下まで
公式Facebook:Chiangmai CAD New Year Countdown 2025
チケット販売サイト:Chiangmai CAD New Year Countdown 2025

古都チェンマイのカウントダウンはチェンマイ色の出たユニークなイベント

いかがだっただろうか。主にイベントとしてのカウントダウン会場を紹介したが、ピン川沿いのレストランやパブでもカウントダウンディナーや、ライブをやっている場合もある。ホテルのガラディナーやバンコクのように高層ではないがルーフトップバーもいくつかある。そんな場所でのカウントダウンも楽しいものだ。
チェンマイのカウントダウンは、無料。飲食代や交通費程度で参加できるのがうれしいし、とにかく寺院が多いので、年を越したらすぐに初詣ができるという点も便利だ。
タイ人も初詣をする方が多いので、一緒に参加してみよう。

とにかく風邪は引かないように、素晴らしいチェンマイでの年越しを!

タイ大好きトラベルライター

タイ旅行・タイエンタメ関連ライター。25年前タイにはまり「住んだら飽きるかも?」と1年住んで、ますますハマってしまいタイ大好き病が悪化。タイ関連記事は旅行、映画、ホテル、タイ芸能人・文化人インタビューなど多媒体&多岐に渡る。個性あるタイのホテルが大好きで泊まり歩く日々。特に好きな都市はチェンマイ、チェンライ、カオラック、バンコク、ホアヒン。ライター・編集者歴30年。大手音楽事務所宣伝部を経て某バンドの会報ディレクション、映画情報誌・旅行誌・インバウンドサイト・旅行サイトなど多くの編集部で執筆・編集を行ってきたライター・編集ひと筋のヒト。

タイ旅行ライター吉田彩緒莉の最近の記事