カウントダウン2025・タイのパタヤ決定速報!バンコクからバスで2時間のリゾート地で花火と音楽の祭典
皆さんは2025年のカウントダウン、どこで過ごす予定だろうか?
2025年の年末年始は有給休暇ゼロで9連休。久しぶりにタイ旅行で年越し、という方も多いはずだ。
タイが大好きな筆者の愛してやまないタイのカウントダウンは、世界的に見ても稀な盛大なカウントダウン。仏教国なのに?と思うかもしれないが、タイは外国人観光客誘致に大変熱心な国。タイ人も海外人観光客も在住外国人も心から楽しめるカウントダウンイベントを行い、トップシーズンの観光産業を盛り上げている。
タイの首都バンコクのカウントダウンは大変な話題
ニューヨークのタイムズスクエアで同時中継されてしまうほど、東南アジアでナンバーワンと称されるカウントダウンを行っているのがタイの首都バンコク。特に注目されているスポットは、タイ国政府観光庁も絡み、国を上げての盛大なカウントダウンとなる「アメージングタイランドカウントダウン(Amazing Thailand Countdown 2025)2025」。チャオプラヤー川リバーサイドの巨大商業施設「アイコンサイアム(ICONSIAM)」を舞台に、タイ人で最も世界的に知られるアーティスト(ラッパー・歌手・ダンサー・モデル)のひとりであり大人気K-POPユニット「BLACKPINK」のメンバーのリサを始め、タイを代表するアーティストがステージを盛り上げる。
1400メートルのエリアを使った花火のショーは、今回、日本人花火師が手掛け、ここでも日・タイの熱い絆を感じさせてくれる。ああ、大好きだよ、タイランド(恐い)。
「アメージングタイランドカウントダウン(Amazing Thailand Countdown 2025)2025」の詳しい情報は、以下の記事をチェックしてほしい。
タイからバスで2時間のリゾート地・パタヤのカウントダウンは凄い!
バンコク以外のタイの都市のカウントダウンはどうかというと、もちろん盛大な都市もある。筆者はこの12月、できる限りYahoニュースエキスパートでお届けしていく予定だ。
ただ、カウントダウンは土地柄旅行者の好みが確実に二手に分かれている。
世界的に知られるリゾートアイランド、プーケットはプーケットタウンなど一部エリアではタイ人も楽しめるタイ国内で超人気のタイ人アーティストが出演する。しかし、地元住民より外国人旅行者数の方が圧倒的に追いプーケットは、外国人向けのDJショーやイベントが多い。サムイ島にいたっては、もともとフルムーンパーティーで知られるパンガン島への入り口ということもあり、EDMパーティーを中心としたクラブ系のレイブパーティ―の方が多い。
もしタイ人が盛り上がるカウントダウンをビーチリゾート地で体験したいのであれば、断然パタヤビーチだ。
パタヤの象徴、パタヤサインを背景に打ちあがる盛大な花火をメインに、パタヤビーチの数か所で行われるライブイベントが盛大。特にパタヤ市・チョンブリー県が地域を上げて開催する「MONO29 PATTAYA COUNTDOWN 2025」は、規模、出演アーティストとも豪華で、タイのエンターテイメント好きの間では毎年「カウントダウンはバンコクにするか、パタヤにするか?」で悩む。それほど、タイの大物アーティストのライブが行われることで知られている。
パタヤへのアクセス
タイは多彩なビーチリゾートが揃う魅惑の国だが、パタヤはバンコクから最も近く行きやすいビーチリゾートの一つだ。特にバンコクの空の玄関口・スワンナプーム空港からのアクセスが良い。
MAP:パタヤの位置
あくまでも旅行者としてのおすすめのアクセス方法は、空港のターミナルビルから直接パタヤに行けるエアポートバスの利用。空港ターミナルビル1階の8番ゲートから乗車できる。
トランクなど大きな荷物は、トランクルームに預かってくれるから、長旅の後、爆睡できるのがうれしいポイント。パタヤまでは1時間50分程度で到着する。
他にも空港から専属車で片道送迎を請け負っているオプショナルツアー会社やサイトもあり、5,000円台から車一台手配ができるので、複数人数かつ面倒であれが、その手を使うのも楽。ただし、海外SIMを購入し、ドライバーとの連絡が取れるようスマートフォンの準備をしておくこと。
パタヤでカウントダウンの過ごす際のホテルにつて
ピークシーズンの海外旅行の予約は遅くとも2か月前には済ませるという日本人が多い中で「12月に入ってカウントダウンを過ごすために、今まさにパタヤのホテルを探している」という方は珍しいと思う。しかし、バンコク旅行を拠点にさくっと「パタヤのカウントダウンに行ってみようかな」みたいなことを今ひらめいた!みたいな人がいたら、気が付いた時点で早めに抑えよう。
年末年始のパタヤのホテル金額の相場
12月31日のパタヤ中心部のホテルは、12月初旬の今現在はまだ空きのあるホテルが有り、こだわりがなければ5,000円台の安宿も予約できそうだ。
年さえ越してしまえば他のホテルの料金も下がる。12月31日だけプールも眺めも関係ない安宿に泊まり、カウントダウンを楽しんで寝るだけの場所にしてはいかがだろう。あとはリゾートホテルに移動するのも手だ。いずれにしても、年末もバンコクやプーケットと比較すると、まだ筆者のような庶民でも、泊まることができそうな良心的なホテルがあるだけでも、パタヤの懐深さに感動する。
宿泊するエリアについて
宿泊予約サイトで予約しようとすると、パタヤ検索でジョムティエンビーチやナクルアビーチという中心部から少し離れたエリアのホテルが入ってくる。さらに完全に郊外(車で30分ほど)のサタヒップというビーチのホテルまで入ってくるだろう。慌てて予約したら、カウントダウン会場からはるか遠くで、別の花火を見ることになった、ということもある。気を付けよう。
パタヤのカウントダウンイベントを楽しむのなら、バンコクのように公共交通機関がないため、できるだけヒルトンホテルの入っているセントラル・パタヤに近い中心部のホテルを取るべし。
MAP:パタヤビーチ中心部
ビーチロードのホテルは通常の数倍するが、セカンドロードなどビーチから離れると、1万円以内の安宿も残っている(2024年12月初旬現在)
MONO29 PATTAYA COUNTDOWN 2025
2024年12月3日に「PATAYA COWNT DOWN2025」開催決定とタイムスケジュールが発表されたばかり。パタヤ市を有するチョンブリー県も一丸となり、市・県合同で盛大に行われるカウントダウンだ。近年は「MONO29」という地上デジタル放送局が中継をすることから「MONO29 PATAYA COWNT DOWN」が正式名称となっている。テーマは「The Fantastic Beach」。
実はこのイベント、かつてはパタヤとラン島をつなぐバリハイ埠頭に巨大なステージを設置し、有名アーティストがライブを繰り広げてきた。昨年の2023年から2024年にかけてのカウントダウンからパタヤビーチの中央に会場が移動となったため、2年前以上に見に来たことがあるという方で再来を誓っている方たちはご注意を!
期間は2024年12月29日から12月31日の3日間。タイの超有名アーティストの無料ライブをビーチで楽しめるとあって、タイ人だけではなく外国人旅行客にも大人気のイベント。12月29日~12月31日の3日間とも、盛大な花火が打ち上がる。
出演者タイムスケジュール
2024年12月29日
19:00~20:00 NOOK-PAI
20:00~21:00 BLE PATUMRACH
21:00~22:00 PROXIE
22:00~23:00 Three Man Down
23:00~00:00 F.Hero
PROXIEは2024年4月に東京で行われた「T-POP Showcase Tokyo 2024」でのライブ経験あり。また、F.HeroはタイのベテランバンドBODYSLAMとともに、2024年3月、日本のBABY METALとのトリプルコラボ曲をリリース。また、この日の僅か2日後、東京でタイの人気俳優BRIGHTとGULFと共に日本でカウントダウンスペシャルライブを行うハードスケジュールだ。
2024年12月30日
19:00~20:00 Joey Phuwasit
20:00~21:00 J JETRIN
21:00~22:00 Jeff Satur
22:00~23:00 Bodyslam
23:00~00:00 Urboy TJ
Jeff Saturは日本のタイエンタメ好き層に大人気のシンガー。役者としても大活躍しており、年末のカウントダウンは引く手あまた。1日複数の大会場を掛け持ちで年末イベントをこなすスケジュールだ。恐らくJeff目当てに日本からカウントダウンイベントにやってくる方もいるはずだが、バンコクとパタヤを往復するスケジュールとなるだろう。彼の場合、2024年12月31日はバンコクでの複数のカウントダウンイベント出演となる。推し活の皆さんは上手に計画を立てよう。
Bodyslamは2024年日本とバンコクのサマーソニックのステージでBABY METALと共演を果たしている。
2024年12月31日
18:30~19:30 PEXKY SRETUNYA
19:30~20:30 ZANI
20:30~21:00 THX
21:00~22:00 KRATAE
22:00~23:00 Joey Boy
23:00~00:00 Slot Machine
FUJI ROCK FESTIVAL'16に出演したことがあるSlot Machineがパタヤ最大のカウントダウンのラストを飾る。
また、Joey Boyはタイの音楽業界ではラップ・ミュージックの先駆者であり、T-POPの重鎮。KRATAEは日本のタイフェスティバル出演経験もあるセクシーなシンガー。
なお、2024年12月31日は、パタヤの沖に浮かぶラン島でも同じMONO29のカウントダウンがあることも発表されている。パタヤから船で約30分で行ける、透明度の高いビーチが人気のラン島で年越しを考えている人は、参加してみては?
DATA
パタヤ カウントダウン 2025(MONO29 Pattaya Countdown 2025 The Fantastic Beach)
所在地:Pattaya Beach, Pattaya City, Bang Lamung District, Chon Buri Thailand
開催期間:2024年12月29日~12月31日
開催時間:2024年12月29日・30日19時から/31日は18時30分から
料金:入場無料
CENTRAL PATTAYA COUNTDOWN 2025(セントラルパタヤカウントダウン2025)
バンコクのセントラルワールドを代表とするショッピングモール、セントラルグループのパタヤ支店でもカウントダウンイベントが行われる。パタヤ中心部では随一の高級ホテルとしても知られるヒルトンパタヤが入るビルであり、パタヤビーチのランドマーク的存在のため、パタヤに到着すればすぐにわかるはずだ。
MONO29 Pattaya Countdown 2025 の会場至近のため、花火も楽しめるというのがうれしいポイント。
画像:THE PATAYA NEWSより
セントラル・パタヤのカウントダウンイベントは毎年早く始まり、2024年12月1日から既に「セントラル・パタヤ・カウントダウン2024(CENTRAL PATTAYA COUNTDOWN 2024)」と銘打ち、毎週末コンサートが行われている。12月23日以降は毎日ライブパフォーマンスを開催。今回のラインナップはベテラン勢多し!
出演アーティスト
12月6日: Mos Patiparn
12月11日:ラムヤイ・ハイトンカム
12月19日:TaitosmitH
12月23日:BLE PATUMRACH
12月24日:WANYAi
12月25日:MEYOU
12月26日:ONLYMONDAY
12月27日:Singto Namchok
12月28日:TATTOO COLOR
12月29日:PARADOX
12月30日:ZEAL
12月31日:INDIGO
タイ国内で根強い人気を誇るプアチウィットやプレーンルークトゥンなど、タイミュージックの特徴を現わすジャンルのトップアーティスト、そしてタイのベテランロックバンドのアーティストたちが集結。
ただしこちらのカウントダウンは、座席の予約が必要な記載や(座席がなくても遠巻きには見れる)17時から始まるというスケジュール、1組のアーティストしか出ない布陣のため、2024年から2025年またぎのものではなく、前述の「MONO29 PATAYA COWNT DOWN」を盛り上げる存在なのかもしれない。タイのイベントは割と流動的なので、どのような運営になるのかなど詳細な情報は以下DATA内のセントラル・パタヤのFacebookなどで確認しよう。
DATA
CENTRALPATTAYA
所在地:333/99 Moo 9, Banglamung, Pattaya, Chonburi 20260
イベント開始時間&終了時間:17時から
場所:G階ビーチサイドセントラル パタヤ ショッピング センター アクティビティ エリア
公式Facebook:CENTRAL PATTAYA
パタヤのカウントダウンを楽しむための注意事項
海外のビーチリゾートで過ごすカウントダウン。心が沸き立つに違いないし、パタヤはタイの中では比較的行きやすいビーチ。些細なことには油断してしまいがちだ。
パタヤのカウントダウン経験者の筆者が、最後に注意事項をお知らせしておこうと思う。
パタヤへの移動はできれば2日前までに済ませる
パタヤビーチの中心部で行われる大イベント。当然バンコクから車でやってくるタイ人は多い。ただでさえ週末は渋滞するパタヤへの道路。できればイベント数日前から余裕をもってパタヤへ移動してほしい。
例えば2024年は12月30日は平日。タイ人は12月31日と1月1日が祝日だ。しかし、日本がそうであるように2024年は28日・29日が土日ということもあり有給休暇を取る人が多いと見込まれる。
27日(金)の午前からパタヤに向かうのがベストだが、日本を出発するのがその頃、という旅行者も多いはず。それでもなるべく早めに向かってほしい。
当日パタヤへ向かっても、渋滞でバスや車が動かなくなったり、パタヤに入ってからの移動が想像以上に厳しいことは予想しておこう。
音楽イベントに興味がない場合は中心部に出なくても良い
「タイのアーティストはよくわからない」とか「リゾートライフを楽しんで美味しいお酒が飲めて、シーフードを食べて花火鑑賞できれば他はどうでもいいよ」という場合、無理してパタヤビーチの中心部に出てこないことをおすすめする。泊まっているホテルのガラディナーと花火で楽しむのも最高の過ごし方だろう。
というのも、パタヤビーチの様々なホテルでも花火を打ち上げる。少し離れた場所でも花火を見ることが可能だ。中心部から離れたレストランやライブハウス、パブでも大盛り上がり。そちらに参加するのもオツなもの。
またタイのストリートでは陽気なタイ人たちが勝手に盛り上がっているので、十分カウントダウンは楽しめる。
トラブルに注意
カウントダウンの中心部で最も注意したいのは家族連れ。子どもが迷子になったら大変だ。タイだけではなく、子どもがどこかに連れて去られてしまうことは海外ではよくあることを念頭に置いておこう。
人が多ければスリも増える。泥酔者も多い。トラブルに発展しないよう、自分の身は自分で守る覚悟で参加して。
深夜まで騒がない派は耳栓持参で
カウントダウン後も新年になった喜びで、世界中の人々がどんちゃん騒ぎ。ライブハウスやパブからの爆音ロックは早朝まで鳴りやまない。パタヤ中心部は平日に宿泊してもその有様なので「深夜まで盛り上がらず寝ます」という健全な人は耳栓を持参しよう。
帰りの足は捕まらない
ホテルの項目で前述したが、パタヤはバンコクのように公共交通機関がない。あるのは配車アプリ・バイクタクシー・タクシー・トゥクトゥクだ。通常はビーチロードとセカンドロードをぐるっと1周するソンテウもあるのだが、カウントダウンのような大きなイベントの際は、混雑して規制が入り、あてにならない。配車アプリもこの日だけはなかなか捕まらない上に、高額なことが予想される。
カウントダウンイベントを目当てにパタヤに来る場合は、中心部に安宿を取り、他の日は郊外のホテルでリゾートライフを送るなど、工夫した方が快適だ。
無理だけはしない。それが海外旅行での鉄則
カウントダウンは心から楽しんでこそ、新しい年を気分よく迎えられるものだ。ここで紹介した大きなイベント会場に行って、無理をして具合が悪くなったり、ホテルに帰れなくなったりしても良い思い出は残らないだろう。
ファミリーならファミリー、カップルならカップル、グループならグループ、ひとり旅ならひとり旅と、それぞれのシチュエーションに最高の場所がある。
あなたが思う素敵なスポットで、パタヤビーチでのカウントダウンができることを祈っている。
それでは、良い年末タイ旅を!