蚊に刺されて「温める」のはOK?NG?虫刺されペンの効果は?夏のキャンプやアウトドアの虫刺され対処法
夏のキャンプやアウトドアは、虫刺されに悩まされることも多いのではないでしょうか?
蚊取り線香を焚いたり、虫除けグッズを使用しても、なぜか蚊に刺されている・・・なんて経験は「夏のキャンプあるある」ではないでしょうか。
個人的な経験談ですが、真夏に日本一周をしながら野宿をしたときは毎日のように蚊に刺されて、猛烈なかゆみに悩まされることもありました。
蚊に刺されたとき「塗り薬を使う・温める・冷やす」など多くの対処法がありますが、度々SNSなどで話題になりバズっている「温める」対処法について解説します。
注意:今回、記事で取り扱う内容は「蚊に刺された時の対処法」であり、ブヨや蜂、ムカデに噛まれた場合の対処法とは異なります。虫の種類によって対処法は異なるので、それぞれの状況に合わせて対処してください。
蚊に刺された時の「かゆみ」の仕組み
「蚊」による虫刺されが原因で感じるかゆみは蚊が持つ毒が原因ではありません。
虫刺されの薬で有名なキンカンを製造販売する株式会社金冠堂によると、蚊の唾液がアレルギー反応の原因となり皮膚の炎症を起こし、かゆみを感じるそうです。
皮膚の炎症を温めるのはNG
ロート製薬によると、炎症を起こしている部分には血液が集まっているため、かゆみを感じやすくなるため、冷やすことで血の巡りを抑え、かゆみを和らげる効果があるそうです。
かゆみを伝える神経が冷やされることで、神経の興奮が穏やかになるということですね。
蚊に刺された後のかゆみの仕組み
・かゆみ(炎症)の原因である蚊の唾液によるアレルギー反応
・アレルギー反応による炎症を神経が伝達し、かゆみを感じる
蚊に噛まれた場所を温める「虫刺されペン」の効果は
蚊に刺された後の仕組みから考えると、温める「虫刺されペン」の効果については慎重に考えるべきでしょう。
また、蚊の唾液に含まれる成分を温めることで、アレルギー反応の原因となる成分が緩和されるといった情報はそれなりに確認できますが、具体的な実験データを確認することができませんでした。
しかし、「かゆみ」は個人の感覚の問題なので、温めることでかゆみが和らぐのであれば対処法の一つであることは確かです。それと同時に、温める対処法をおこない火傷してしまうこともあるようなので温度管理をおこなうことが重要となるでしょう。
塗り薬を使ったかゆみ止めの使い方
神経にかゆみを伝達するヒスタミンの働きを弱めると、かゆみが穏やかになります。
また強いかゆみや腫れがある場合はステロイド成分が配合されたものを使用します。
かゆみの強さや症状に合わせて、薬の強さを調節します。
また、塗り薬は使用してはいけない場所や使用方法を守って使用しましょう。
特に、塗り薬などを使い自分で対処しても、腫れが引かない場合など違和感を感じた場合はすぐに受診しましょう。
日本一周に欠かせなかった虫刺されクリーム「ムヒアルファEX」
ステロイド配合の強力な虫刺されクリーム
蚊に刺されてひどいかゆみを感じた時だけではなく、「ブヨ」「ダニ」「毛虫」「ムカデ」「クラゲ」などキャンプやアウトドアの天敵ともいえる、毒虫に対応しています。
特にキャンプをしていると、蚊よりも激しいかゆみと毒性を持つブヨの対策は欠かせません。
キャンプ場にいるとすぐに患部を冷やせないこともあるので、塗り薬の備えは必ず必要だといえるでしょう。
実際にムヒアルファEXを使うと、たちまちかゆみが和らぎ、腫れも弱くなるので効果は抜群にあると感じています。特に腫れている患部の周りにも塗ると、より早くかゆみが和らぎます。
備えることの重要性
キャンプ場など普段とは違う環境では、すぐに病院に行って受診することが難しい場合もあります。
また、住宅街では見かけないブヨやムカデなどの毒性の強い虫も多く存在しています。
冷やすことや温めることだけでは、対処できない状況では強力な薬を使うことも一つの手段といえるでしょう。
引用・参考にした情報
おしごとはくぶつかん 株式会社金冠堂 閲覧日2021/7/11
ロート製薬 湿疹(皮膚炎)を予防・軽減する対応方法 閲覧日2021/7/11
池田模範堂 ムヒアルファEX 閲覧日2021/7/11