【今日は節分】恵方巻を買い逃しても大丈夫!私たちには“福茶”がある
今日は2月3日、節分です。もともとは二十四節気における「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を季節の節目=節分と呼んでいました。そのうち、一年の始まりとなる「立春」の前日を節分として特に大切にする風習が根付いたのだとか。
旧暦でいえば、立春の前日は大晦日のようなもの。邪気を払って新しい年を迎えるために豆まきをし、恵方に向かって願い事をしながら太巻きを食べる文化が生まれたんですね。
関西から始まったとされる節分の文化のひとつ、恵方巻も今や全国区。節分になると、スーパーやコンビニの店頭では恵方巻がずらりと並びます。最近では食品ロスの観点もあり、恵方巻の販売を予約制にしたり、過剰な仕入れを止めたりする店舗も増えてきました。
さて、ここからが本題。今日は節分でも平日です。「何か節分らしいことをしたいな」と思っていても、忙しくて恵方巻を買いに行く時間がなかった、疲れて豆まきする気力がない……というような方もいるのではないでしょうか。
恵方巻じゃなくても、豆まきできなくても大丈夫!節分には縁起の良い『福茶』を飲もう
節分は恵方巻や豆まき以外にも、昔から伝えられてきた行事食があります。鬼が苦手な「いわし」を使った料理や、季節の節目である節分に胃の中をキレイにする「こんにゃく」料理など。今回は縁起が良い『福茶』の作り方をご紹介します。
■材料
必要な材料は
・福豆
・塩昆布(または昆布の佃煮など)
・梅干し
と、材料3つだけ。このうち1つでもOK!
福豆は「まめまめしく働けるように」、塩昆布は「よろこぶ」、梅干しは「松竹梅」の“梅”にあやかっているそう。どれも縁起の良い食材です。
■作り方
作り方も簡単!梅干し1粒、塩昆布は好きなだけ。福豆は縁起の良い数として3粒が良いそう。湯飲み茶わんに入れたら、あとは熱いお湯を注ぐだけです。
塩昆布の塩気と梅干しの酸味で、ホッと癒されるおいしさ。香ばしい福豆は、水分を吸ってふっくらやわらかくなります。緑茶でもほうじ茶でも良いのですが、個人的には素材それぞれの味が楽しめるお湯で作るのがおすすめ。
節分では1年の健康や幸せを願って年の数だけ豆を食べますが、この福茶を飲むことで、それと同じ効果が得られるのだとか。年々豆の量が増え、食べ切るのがキツくなってきている私にはありがたい……!
恵方巻を買い逃しても、豆まきができなくても、福茶があれば大丈夫!自身の健康や幸せを願って、ぜひ飲んでみてはいかがでしょうか。