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【河内長野市】金・土は夜営業でビールも肴も旨い!6月中旬までホタル鑑賞もできる古民家カフェ福智庵

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

大阪市内の繁華街にあるような一見さんの多いお店と違い、河内長野駅や千代田駅などの駅前の居酒屋といえば、常連の方が多いという印象があります。こういった店に行ってお店の人や常連さんと仲良くなれば、地域の情報が得られるなどメリットも多いですが、たまには静かに飲みたい時があるのではないでしょうか?

週末の金、土限定ですが、河内長野駅の次のバス停「河合寺」の近くで、河内長野からも歩いて行ける場所に、静かに過ごせる居酒屋営業をしているお店があります。

今回はその居酒屋利用を体験しようと、夕焼けがきれいな空を見ながら河内長野駅より黄金橋を渡り、河内長野荘の前を経由して福智庵(ふくちあん)さんに向かいました。

河内長野荘の前から左に妙長寺を見ながら国道310号線に出ました。この国道は観心寺を経由して石見川方面に向かう大沢街道ですね。歩道があるので安心して歩けました。

その国道沿いに歩くと右手に下りの道があり、そこに古民家カフェ福智庵さんがあります。

古民家カフェ福智庵さんには、建物内とテントが張ったBBQのできるテラス席のふたつのエリアがあります。

今回は建物内の席を選んでみました。

こちらが建物の中です。山小屋風の建物内は駅から歩いて行ける場所にあるとは思えない静けさです。

こちらにはソファーの席などもあってくつろげそうです。

天井はリゾート地にありそうな簾(すだれ)のような竹細工が使われています。そこに吊るされている照明もとてもおしゃれです。

天井部分を取り払って屋根が見えるので、空間が広く開放的です。

店内を見るとアンティークな器が数多く飾ってありました。

テーブルにはいろいろな本が置いてあります。手芸系の冊子が多いですね。

さて、夜かふぇ(居酒屋)メニューです。その日のおすすめ、軽い肴になりそうな小鉢、肉や魚の本格料理に、自慢の人気料理、そして〆のご飯ものが選べます。

ドリンクはこちらです。アルコールは、生ビールや日本全国の有名どころの地酒・焼酎、ワインなど多彩です。車を運転してきた場合はアルコールが飲めませんが、生鮮食品として提供している、焙りたてコーヒーをはじめとするソフトドリンクが楽しめます。

生ビールを注文しました。サッポロ黒ラベルの生です。アサヒやキリン、たまにサッポロがあってもエビスビールである場合が多い中、黒ラベルとは非常に珍しいですね。とても美味しい生ビールを頂きました。

突き出しの高野豆腐の上のトッピングがハート型になっています。

こちらは小鉢(400円)のふき旨辛煮です。名前の通り煮汁がしみこんだふきの旨味に、ときおりアクセントのような辛みが加わります。

本日のおすすめに記載されていた。手作り厚揚げ(500円)です。上に薬味が載っていて、備え付けのしょうゆをつけて、一口でいただけます。口の中では厚揚げの食感に醤油の旨味と薬味が効いていて見事に調和がとれています。ビールとの相性がぴったりですね。

そして驚いたのはこちらの人気メニュー、ふわふわだし巻きたまご(750円)です。食べ応えのある大きなだし巻きたまご!旨味もしっかりとあって納得の一品です。

もうひとつの人気メニューは、自家製タレの鶏唐揚850円です。

鶏の唐揚げは居酒屋でよく注文する定番で、店によって良し悪しがあります。福智庵さんの唐揚げは、外のカリカリ感も中のジューシー感も見事にバランスが取れていてとても美味しいです。備え付けのタレはお好みですが、つけると旨味が増幅するような気がしました。

今回はビールだけ頂きましたが、壁を見ると焼酎の品ぞろえが豊富ですね。

そして、テーブルの横に備え付けられているもの、

こちらにはこだわりの日本酒が入っていました。

テーブルの席に座りましたが、福智庵さんにはコの字型のカウンター席があります。ここに座っている常連客の方がおられましたが、実は近くにある古民家カフェのへのへのさんでした。近くて古民家という系統が似た店の場合、険悪だったりすることもあります。しかし河合寺にあるふたつお店は大の仲良しです。そういう場合は客としてもなんとなく安心できますね。

訪問したのは6月1日土曜日でした。ちょうど河合寺のあたりでも蛍が出てきていると教えていただきました。

外に出てみました。天野酒さんのところほどではありませんが、確かにホタルの姿を見ました。

外のテラス席からは良く見えるようです。なかなか撮影できませんが、こちらの真ん中からやや右よりの上の方に浮遊するホタルの光をとらえることができました。福智庵さんの話では、ようやくホタルが出始めたそうで、6月半ばまでが見頃とのこと。

さて、ホタルを見た後に店に戻ると、意味深な表情をしたワンがいます。福智庵さんの看板犬「あくび」ちゃんです。

こちらにも同じ種類のワンの絵がありますが、こちらはあくびちゃんではなく、先代のまくらちゃんだそうです。福智庵さんによれば、まくらちゃんの老後に来た二代目があくびちゃんで、先代とは睡眠つながりで二代目の名前を付けたとのこと。

ということで、福智庵さんで静かにお酒を飲んできました。ちなみに福智庵さんは、昼間はカフェ営業されていて、本格的な和食のランチやこだわりのコーヒーがいただけます。ちょうど咲き始めた河合寺のあじさいを見に行った折の利用も、このシーズンならではの楽しみですね。

帰りにもういちどホタルが見られないか顔を上げてみました。

ホタルもさることながら、天気が良ければ星もきれいにみられます。金土の週末限定ですが、河内長野駅からも歩いて行ける福智庵さんに足を運んで、今だけ限定のホタルや星空を眺めてみてはいかがでしょう。

なお、帰りに歩いて河内長野駅方面に向かう際、河内長野荘からの階段は急で暗いので、慎重に降りるようにしましょう。河合寺バス停からバスに乗る(河内長野駅行き最終バス、金曜日20:34、土曜日20:54)、あるいは階段の無い国道沿いを歩いたほうが良いかもしれません。

古民家カフェ福智庵

住所:大阪府河内長野市河合寺53

TEL:0721-87-0954

営業時間:11:00~15:00、18:00~22:00(金・土)

     ※夜営業ないときは 11:00~16:00

定休日:月・火・第3水

アクセス:南海・近鉄河内長野駅から徒歩12・3分、河合寺バス停から徒歩3分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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