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【河内長野市】開店7周年の実力派!河合寺の古民家へのへので、こだわりランチを実食してみました。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

飲食店は創業するのは比較的簡単ですが、継続するのはとても大変なことです。特に都市部のお店だと最初の家賃が払えずに閉店したり、3か月でつぶれたりする店も多く、1年続く事はとても凄いこと。ところで、先日7周年を迎えたお店が河合寺にあります。

そのお店の名前は、古民家カフェへのへのさん。2023年12月1日で8年目を迎えた実力派のお店です。ではどう凄いのか、先日河合寺に行ってランチを実食してきました。

こちらがへのへのさんです。古民家カフェであり音カフェでもあるへのへのさんは、河合寺のバス停からは徒歩2分ほどとすぐ近くです。

へのへのさんは、築50年の古民家を改装したカフェ。庭先の植木も素敵ですね。

「ヘのへの」とは不思議な言葉ですが、調べるとハワイ語でかわいらしいという意味。

お店には自転車ラックを設置しているので、サイクリングの途中で気軽に立ち寄れますね。

へのへのさんにラブラドールレトリバーの看板わんちゃんがいることもあって、こちらの中庭席は「わんルーム」としてワンちゃんと同席できます。

ということで中に入ってみました。

外観は一般的な古民家ですが、中に入るとがらりと雰囲気が変わります。

へのへのさんは、音カフェというだけあって店内のBGMが素敵。レコードの音楽を流しているそうで、耳にとても優しく感じます。

主に60年代から80年代の名盤レコードだそうですが、この日流れていたのはゆったりとしたハワイアンミュージックでした。

トイレの前のスペースにも、驚くほどたくさんのCDが!きりんさんもかわいいですね。

不定期ですが、店内でライブも行なわれています。過去の公式SNSの写真を見ると、画像の席にお客さんが座り、すぐ目の前で生演奏が行われていました。

冬場なのでダルマストーブが置いてあります。見ているだけで温かく感じるダルマストーブ、冬場は結構冷え込む奥河内の冬にピッタリですね。

見上げると、たくさんのサイン色紙が飾ってあります。

ランチ営業が始まった直後に訪問したためか、まだほかの来客がありませんでした。そのため外の様子が眺められ、かつ、だるまストーブの前の席に座ることができました。

オーナーさんチョイスのおもしろそうな本が置いてあります。やはり音楽系が多いですが、その間に絵本や専門書、渋いチョイスの本がありました。ランチ以外にもカフェタイムに立ち寄って時間の許す限り、素敵なBGMを聴きながら本を読んでみるのはありですね。

関西に住んでいるシニアにはおそらく懐かしい雑誌、プレイガイドジャーナルも、状態のよいものが10数冊置いてありました。

さて、メニューです。ハワイのロコモコもありますが、事前情報では合いがけのスパイスカレーが評判とのこと。それと限定5食の糀(こうじ)の和食プレートも気になりました。

写真付きメニューもあります。写真があるとイメージがつかみやすいのが良いですね。またへのへのさんは、ドリンク付きのデザートセットもあります。

ちなみにメニューのいちばん上にあるチョコレートハウピアパイは、ココナッツミルクで作るハワイの伝統お菓子(ハウピア)とチョコレートの2層パイとのこと。開業以来の名物スィーツなんだそうです。

デザートのメニューです。へのへのさんはアルコールも充実しており、おつまみのメニューもあります。河合寺バス停からすぐ近くなので、お酒を飲んでもバス停は近いですし、河内長野駅まで徒歩15分程度なので、酔い覚ましに駅まで歩けますね。

さて登場しました。1日限定5食の糀の和食プレート(1,700円)です。

おかずの種類が書いてあります。塩糀をつかったおかずの数々、種類が多いですね。一口サイズで色々食べられるので人気の理由に頷けます。

実際にいただきました。どの料理も味のバランスが良く、もくもくと食べることに集中して頂きました。糀の効果があるのか、ひとつひとつのおかずの旨味が増幅していたようです。

そして手間がかかっているのが見ただけでわかります。左側はきゅうりの上に載せてある味噌のようですが、説明を見ると納豆糀とのこと。豆と米のようなものにゴマが入っていて、複雑な食感になりつつも調和のとれたおいしさでした。

こちらは合いがけのスパイスカレー(1,500円)です。2種類のカレーとインドの総菜がついています。メニューによればグルテンフリーでオリーブオイルとココナッツオイルを使用しているとのこと。ターメリック(うこん)を使った黄色いご飯も印象的。

味わいですが、これには驚きました。南アジア料理店で食べるような、スパイスのしっかりとしたカレーの味わいが見事に再現されているのです。スパイスカレーのお店は数多くありますが、その中でも指折りのうまさでした。

食後のドリンクです。コーヒーはハワイのオアフ島ノースショアから調達した豆を使っており、酸味よりもコクの深さを全面に出したHENOHENOブレンドです。どっしりとした味わいはブラック派のコーヒー好きにはたまりませんね。

また器の形が個性的だと思いました。古き良きヴィンテージアメリカンのカップとのこと。

こちらは近江産のかぶせ茶です。説明によればさわやかな苦渋と深い旨味を合わせ持つ玉露と煎茶の中間に位置する日本茶とのこと。さっぱりとした味わいで、特にスパイスカレーの後の口の中がすっきりしました。

チョコレートハウピアパイを7周年のお祝いということでサービスしてくださいました
チョコレートハウピアパイを7周年のお祝いということでサービスしてくださいました

料理が美味しいので店主さんは飲食店出身者かと思っていたら、意外にもサラリーマン出身とのこと。もともとカフェが好きで定年後の出店を夢見たのですが、定年まで待ってられないと早期退職をしてお店を開いたそうです。

大矢船南町にある散歩の途中みうらさん
大矢船南町にある散歩の途中みうらさん

そういえば以前、大矢船南町にある散歩の途中みうらさんに行った時も、異業種出身で、イタリアンの勉強をしてお店を開いたというお話がありましたが、同様にへのへのさんも、異業種からカフェの開業にこぎつけたわけですね。

画像は琵琶湖
画像は琵琶湖

そして現在の河合寺の近くにした理由をお伺いすると、意外な返事が帰ってきました。河内長野にこだわりはなく、北は丹波篠山、東は琵琶湖周辺、西は淡路島、そして南は和歌山を検討していたというのです。

しかし、各地で場所を探した結果、最適な場所が河内長野の河合寺近くの古民家だったというわけです。数多くの候補の中から河内長野に決まって良かったと正直思いました。

というわけで、河内長野のノースショアとして、河合寺で開業7年を迎えたカフェへのへのさんで美味しいランチをいただいてきました。

ランチの味わいは本格派です。私の後から次々と来客が続いたことをみても、7年続いたのは当然なのかなと思いました。

古民家カフェへのへの(音CAFE HENOHENO)(外部リンク)
住所:大阪府河内長野市河合寺282
TEL:0721-21-1303

営業時間:11:00~16:00

定休日:月・火

アクセス:南海・近鉄河内長野駅からバス 河合寺バス停下車徒歩2分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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