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【姫路市】伝統の「みかさ」がハロウィン仕様に。驚異的なカリッと感に衝撃走る「かりんとうまんじゅう」も

千姫文筆家・モデル(姫路市)

「灘のけんか祭り」で全国的に名を馳せる松原八幡神社のすぐ南側、姫路市白浜町甲の「衣川松陽堂」へ。けんか祭り直後の雨の日というのに祭りの後の静けさとはほど遠く、贈答用の詰め合わせや自分用のおやつを求めて来店客はひっきりなし。10月25日からはハロウィン仕様の和洋菓子も並びます。

店内にもけんか祭りを描いた木製の衝立が
店内にもけんか祭りを描いた木製の衝立が

世界一!? かりんとうまんじゅう

戦前から続く店で、2019年に衣川政典さんが3代目に。和菓子の道に携わって約30年。時世や季節や天候の違いを考慮して、日々配合を微調整しながら製造しています。

期間限定の「かりんとうまんじゅう」は常連客から「世界一」と評されるほどの人気ぶり。衣川さんも「自分で滅多にこんなことは言わないんですが、トップクラスだと思っています」と。

「かりんとうまんじゅう」(151円)
「かりんとうまんじゅう」(151円)

黒糖まんじゅうを乾燥させて油で揚げたもの。包装紙を開けた瞬間から、黒糖のかぐわしさが漂い、かりんとうの世界に入り込めます。誕生した10年前から年々カリッと感を進化させているそうで、今年のを千姫が食した感想は「“極めてカリッ”。すごい技だ」

クッキーにブッセ、洋菓子も

現在、店内はハロウィンらしい雰囲気。四季折々のディスプレイを担当しているのが、衣川さんの妻で菓子作りも手がける佳子さん。「百貨店や洋菓子店の飾りつけを参考に」と笑顔で話します。
華やかで素敵。

和菓子にも創業時からの名物「みかさ」にゴーストの焼印を押した「ハロウィンみかさ」が登場中。北海道十勝産の大納言小豆をふんだんに使い、さりげなく栗が入っていて、一歩引いた甘さ。はちみつが存分に感じられるしっとりした生地で包んでありました。

パッケージもハロウィンバージョンに変身。

「ハロウィンみかさ」(216円)
「ハロウィンみかさ」(216円)

通常の「みかさ」はこちら。

「みかさ」(216円)
「みかさ」(216円)

北海道バターの風味豊かなクッキーは、さりげなく渡せるハロウィンギフト。
プレーン、アーモンド、ごま、いちご、チョコレート、抹茶の6種類。それぞれ、バターに負けないくらいの香り高いフレーバーです。

ハロウィンクッキー(2枚入り302円、5枚入りBOX 864円)
ハロウィンクッキー(2枚入り302円、5枚入りBOX 864円)

ハロウィン菓子は売り切れ次第終了。

クッキーをはじめとする洋菓子のクオリティもすばらしい。餡が苦手な人向けやコーヒーに合うお茶菓子のリクエストに応じて、10年ほど前から「姫ブッセ」シリーズも。

「姫ブッセ」(194円)。秋冬限定のアーモンドバター
「姫ブッセ」(194円)。秋冬限定のアーモンドバター

アーモンドバターが主張し過ぎず、上品。一度に3個は食べられる。
こんなんなんぼあってもいいですからね。

衣川松陽堂
兵庫県姫路市白浜町甲396-18
電話番号:079-245-4393
営業時間:9:00~18:00 ※日曜、祝は17:00まで
定休日:木曜
駐車場:あり

文筆家・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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