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【都城市】「友達を作りたいと思ったんです」マルシェ誕生のきっかけは、過去の失敗がくれた気付きでした

全速嫁タロゥかたつむり型ズボラ嫁ライター(都城市・高原町)

いま人気のマルシェとしてご存知の方も多いでしょう「まこちよかマルシェ」。ずっと行ってみたくて天気にも恵まれた今回、ルート動画(Instagram)を見て予習して行ってきました!住宅街を通るので、通行の際は左右確認しつつ安全運転でお願いいたします。

まこちよかマルシェ主催の東裕一さん。キラッキラの笑顔が印象的
まこちよかマルシェ主催の東裕一さん。キラッキラの笑顔が印象的

会場で精力的に多くの方と談笑されていたのが、まこちよかマルシェを立ち上げた東(ひがし)裕一さんです。初めましてだったのですが「嫁タロゥさんだ!!」とこれまた人を惹きつける笑顔で接してくださり、嬉し恥ずかしで緊張がほぐれました。早速、まこちよかマルシェのお話、伺っていきます。ちなみに東さんは来場者さんから「王子」と呼ばれていました。

本当に、いつ見ても笑顔の王子
本当に、いつ見ても笑顔の王子

「王子」の誕生秘話

東さんは食育屋の代表をされており、料理教室、草木染、ローフード講和、ロースイーツの販売などをされています。かつて煙草や菓子パンを口にするような生活を送りながら歌手を目指していた頃、慢性鼻炎、重度の肌荒れに悩まされ、ボーカルスクールの先生から勧められて始めたのがローフード。そこから体調が一変し、ローフード王子と呼ばれるまでにどっぷりハマったそうです。人生とは分からないものですね。

立派な柿の木の「まこちよかツリー」。子どもが登って楽しめる
立派な柿の木の「まこちよかツリー」。子どもが登って楽しめる

一念発起、まこちよかマルシェを立ち上げる

東さんがローフードの活動を続けている中でコロナが流行し始め、人を避ける生活から鬱っぽくなり、人に強く出てしまうようになりました。「今思うとなんでかなぁと思いますね、言い方とか結構強くなってしまっていました」現在の笑顔からは伺い知ることは出来ませんが、それによって人が離れていったのだそうです。
山仕事にシフトして、願っていた一人になれたけれど、一人では生きてはいけないと改めて分かったと東さんは言います。人との繋がりが本当に大切で大きいものだと思ったとき「友達を作りたい!」と行動したのがまこちよかマルシェの種でした。

種を芽吹かせ、まこちよかなお店が花咲いています

入口からとてつもなく良い香りを届けてくださる、ろばた焼き明石さん
入口からとてつもなく良い香りを届けてくださる、ろばた焼き明石さん

アツアツで貰えるのも嬉しい
アツアツで貰えるのも嬉しい

暑い中で揚げたて「がね」を提供してくださる、ろばた焼き明石さん。めちゃくちゃいい香りに誘われて購入。がねのメインともいえるサツマイモは宮崎紅という品種指定で、野菜も指定の農家さんのもので作っておられるそうです。その味はまさに「至福のがね」、野菜が出す甘みが一気に口に広がり、販売待ちが出るのも納得です。

溢れんばかりの笑顔が素敵
溢れんばかりの笑顔が素敵

写真の許可を伺うと、あなたが写りなさいよ~の応酬で大笑い
写真の許可を伺うと、あなたが写りなさいよ~の応酬で大笑い

こちらは「ばぁばの手作り雑貨」さん。小さい物は1つ1時間無いくらいで作り上げられているそうです。前回販売予定だった可愛らしいひな人形は、卵の殻に樹脂を流し、割らないように慎重に作られているそうです。他にもレース、デザインの編み物商品などもあって、その細かさを心底尊敬して拝見していました。お話が楽しくてつい時間が経つのを忘れてしまいます。

こちらの笑顔の素敵なご夫婦は「カッパベーカリー」さん。サワードウのパンを作られている店舗を持たないパン屋さんで、高崎町役場やイベントを中心に販売されています。Instagramで拝見して以来ずっと食べてみたかったパン。

写真どうぞ!の言葉と同時に仲睦まじく整える姿が素敵
写真どうぞ!の言葉と同時に仲睦まじく整える姿が素敵

サワードウトレイルバー350円
サワードウトレイルバー350円

あっという間にほぼ売り切れてしまったそうですが、食べてみたかったトレイルバーがあと3個だけあったので有難く購入。元は登山が趣味のご自身のために作られた行動食で、天然酵母で作られており、ココアが味のベースに感じられます。ドライフルーツやシード類の噛み応えも良く、私は朝ごはんにして仕事に邁進しました。エナジーがみなぎります。

藤原さんと新地さんは同じ思いをもったビジネスパートナー
藤原さんと新地さんは同じ思いをもったビジネスパートナー

玄米の甘味が心地よく、リピートしたい一品
玄米の甘味が心地よく、リピートしたい一品

魅力的なお野菜などが目を引くブースは「おかもと自然薯農園」さん。農薬も肥料も使わないという農法が興味をそそります。主催の東さんの商品開発チームの方々なのだそうです。「体に良い」ということはどういうことなのかを、具体的に伝えるために近々場所を作って展開されていくそうですので、これまた非常に楽しみです。

「町内放送は何度やっても緊張するんです」
「町内放送は何度やっても緊張するんです」

今では想像できませんが、走り始めには様々な意見があり、東さんの心に鋭い言葉が飛んできました。けれどやると決めたらやるのが東さんの素晴らしさ。その中で理解を得られた人との繋がりで2023年7月、記念すべき第一回のまこちよかマルシェが開催されました。よし、友達を作るぞーっ!


「老若男女も問わず、コンセプトにもこだわらず、誰もが集まれる場所でありたい、だから子ども達にも配慮しています。木登りとか、ゴム鉄砲とか、制作をしたり暇にならないように。誰も独りにならない場所でありたいんです。」
東さんの思いは地区の自治会長さんをも動かし、当日は東さんが町内放送で開催を知らせます。東さんの友達作りは今や、友達が友達を呼び開催時間前からごった返すほどに成長。次回の開催は5月26日(日)8:00~10:00、お子様連れでも安心して楽しめるマルシェ、オーガニックの真裏を生きる私もめっちゃくちゃ楽しめました。実は、次の夢が動きだしている東さん、これからますます目が離せませんね!

●DATE●
・場所
宮崎県都城市上川東1丁目11-7
・まこちよかマルシェ公式Instagram
・東裕一さんInstagram
・日時
  毎月第4日曜日9:00-11:00(雨天中止)
・お手洗い
  会場北の建物に有り(洋式トイレ)

※最新情報はこちらからご確認ください(駐車場・ルート含む )
☆マイバッグや容器の持参も大歓迎!
☆正面入り口は溝と階段がありますので、ベビーカーや車いすの方は会場横の     まこちよかツリー側から入場ください 

かたつむり型ズボラ嫁ライター(都城市・高原町)

宮崎県内からの『プチ移住』で都城市にやってきた、夫マンと保護犬2名の家族を見守る全速嫁タロゥと申します。食べる事、フルーツ、動物、自然が大好き、まんまる女。髪をレインボーに染めるのが夢。

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