【都城市】その名は「幸福」。赤と白の秋化粧
コスモス、紅葉…自然はいつも色々な形で季節の移ろいを告げてくれています。都城市にも各地秋を感じるエリアがありますが、またひとつ新しい思い出を増やしてみませんか?
場所は山田町。都城市中心部からだと20分~25分程度で到着できるかと思います。
「北田ふれあい研修館」(北田公民館)を目指していただくと、少し過ぎた右側に一面赤や白の畑が見えてきます。
周囲は民家と田畑となっており、道幅も1台分程度しかありませんので、くれぐれも事故に気を付けていただき、長時間の路上駐車など近隣のご迷惑になる行為はお控えください。また、農作業中の方もいらっしゃいますので、周囲の方にも十分にご配慮のうえ鑑賞ください。
実はわたくし、撮影の少し前にも一度来ており、その時はまだちょっとフライングだったようでまた改めて伺ったのですが、やはり咲き誇っているととても綺麗ですね!天気にも恵まれて最高のロケーションです。
こちらでは、スタンダードな白の花と、珍しい赤い花が咲いています。小さくて妖精のような可愛らしい花を力いっぱいに咲かせています。
ところで、これ、何の花だと思いますか?
実は「蕎麦」の花なんです!都城の盆地特有の寒暖差の大きさで、すくすくと育っています。赤と白の蕎麦の花が綺麗な縞模様になっており、そのコントラストを楽しむことができます。でもちょっと白の方が背が高いので、端から見ると白しか見えないという自然が見せる面白さもあり。
赤い蕎麦は「高嶺ルビー」と言われる品種で、何年にもわたる研究の末誕生した品種です。食べるとほんのりと赤みを帯びていて、白い蕎麦に比べてコシが強く、香りが強いとも言われています。収穫量が少なく、種も高価であることから鑑賞用として栽培されることが多いようです。もし食べられたらそれは「幻の蕎麦」とされているとか。
そう言われると食べてみたくなるんだよなぁ…(食欲発動)。
そしてクルっと振り返ると、川沿いの方には一面赤蕎麦が咲き誇っています!本当にこれは圧巻。優しいピンクと空の青がとても綺麗に映えています。
近くで見ると、ぱきっとした赤みの強いピンクに見えますね。他のサイト等で「赤蕎麦 花」と検索すると、どす赤いような蕎麦畑が出てくるのですが、実際に見ると優しいピンクの絨毯です。心がゆっくりほぐれるような、春の桜を思わせる優しい色味で、見る人の目を楽しませてくれます。
とても綺麗に赤と白の蕎麦の花が並んでいます。改めて、この景色を作ってくださった方に心から感謝したいと思います。模様をイメージしながら丁寧に種から育てて下さったお陰で、この華やかな景色を楽しむことができています。私も「誰かの幸せの為に」生きていける人でありたいなと、この景色を見ながら思いました。
そんな蕎麦の花言葉は「幸福」。ここでの思い出が花言葉のように、皆さんの幸せを運んでくれますように。
●DATE●
・場所
※周囲は主要道路と共に農道に囲まれています。
道幅が狭いので、くれぐれも長時間の駐停車はお控えください。
また個人の土地であり、花を傷ませない為にも中に入り込んでの写真撮影は厳にお控えください。