ホルモンバランスが乱れると現れる"7つ"の不調!-ホルモンの特徴とは?-
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おがちゃん先生です。
今回は「ホルモンバランスが乱れると現れる"7つ"の不調」を解説していきます。
今回の目次
- ホルモンはどんなもの?
- ホルモンバランスが乱れるとどうなる?
- ホルモンバランスを整えるために
【1】ホルモンはどんなもの?
ホルモンは、体の中の調節するための物質です。
下のように様々な種類があり、それぞれ大切な役割を担っています。
- インスリン(すい臓)…血糖値を下げる
- グルカゴン(すい臓)…血糖値を上げる
- コルチゾール(副腎)…血圧や血糖調節などに関わり、生命の維持に重要
- 成長ホルモン(脳)…成長の促進など
- 甲状腺ホルモン(甲状腺)…代謝の亢進
- 女性ホルモン(卵巣など)…女性らしい体づくりなど
三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)の中で、最も一般的なエネルギー源は「糖質」です。
それに対して「タンパク質」や「脂質」はホルモンの材料となります。
※タンパク質や脂質もエネルギーとして使うことはできます。
【2】ホルモンバランスが乱れるとどうなる?
ホルモンバランスが乱れることで現れる不調には、個人差があります。
そのなかで、代表的な不調とホルモンの特徴を合わせてみていきましょう。
①太りやすい
(例)睡眠不足などにより、成長ホルモンの分泌が低下すると、脂肪が分解されにくくなり、太りやすくなります。
成長ホルモンの分泌を正常に保つためには「適切な睡眠」が大切です。
②暑がりor寒がり
(例)甲状腺から分泌される「甲状腺ホルモン」は熱の産生を促進する役割があります。
そのため、甲状腺ホルモンが増えすぎると暑がりになり、減ってしまうと寒がりになりやすい。
▲甲状腺ホルモンが増えすぎた状態▲
→甲状腺機能亢進症
▲甲状腺ホルモンが少なすぎる状態▲
→甲状腺機能低下症
③気分の落ち込み
(例)副腎から分泌される「コルチゾール」は、ストレスに反応し、脳の興奮性を高める役割があります。
そのため、コルチゾールの分泌が低下すると、気分の落ち込みなどの精神的な不調が現れることがあります。
副腎は、ストレスの影響を受けやすいため注意しましょう。
④血糖値の乱れ
(例)すい臓から分泌される「インスリン」は、血糖値を下げることができる"唯一のホルモン"です。
そのため、すい臓が弱り、インスリンの分泌が低下すると、血糖値を下げることができず、高血糖になりやすいです。
慢性的に高血糖の状態が続くことで、腎臓や目、神経などに悪影響を与えます。
⑤しわやたるみ
(例)女性ホルモンは、コラーゲンの合成を促進し、皮膚のハリを保つ役割があります。
そのため、更年期などにより女性ホルモンの分泌が減少すると、しわができたり、たるみやすくなります。
⑥骨が弱くなる(骨折しやすい)
(例)「⑤」でも紹介した「女性ホルモン」は、骨の代謝に関わります。
更年期以降では、女性ホルモンの分泌が低下するため、骨が弱くなり、骨折しやすくなります。
このように更年期以降では、しわやたるみ、骨が弱くなるなどの変化が起こりやすいため、より食生活などが大切になります。
⑦痛み(肩こり・頭痛など)
様々なホルモンが「血流」に関わっています。
睡眠不足やストレスなどにより、ホルモンバランスが乱れることで、血流が悪くなり、肩こり・頭痛・腰痛などが起こりやすくなります。
血流が悪くなることで、余分な水分が蓄積し、むくみやすくもなります。
【3】ホルモンバランスを整えるために
ホルモンは、常に同じ量が分泌されているわけではなく、時間や性周期などにより分泌が変動します。
そのため、睡眠不足などにより、概日リズム(体内時計)が乱れると、ホルモンバランスも乱れやすくなります。
具体的に、ホルモンバランスを整えるために大切なことをいくつか紹介します。
- 適切な睡眠…睡眠不足も良くないが、寝過ぎも良くない
- ストレスを解消を心がける
- タンパク質をしっかり摂る…タンパク質はホルモンの材料となる
- 質の良い脂質を摂る…不飽和脂肪酸(DHAやEPAなど)
- 適度な運動
- 生理周期をチェックする…生理周期には個人の特徴があるため、自分の状態を知ることが大切
- 極端なダイエットは避けるなど
また、「ホルモン」と「自律神経」は互いに影響し合っています。
そのため、自律神経のバランスの乱れが、ホルモンバランスの乱れを招くことがあるので、自律神経も大切ですね。
最後までご覧頂きありがとうございました!