それ「糖質の摂り過ぎ」のサインかも?-糖質の摂り方のポイント!-
"糖質"
は人にとって最も重要なエネルギー源です。
特に、脳で使うエネルギーのほとんどは「グルコース(ブドウ糖)」という糖質です。
ということで今回は「糖質」についてみきましょう。
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今回の目次
- 糖質とは?炭水化物とは違うの?
- 糖質を多く含む食べ物
- 糖質を摂り過ぎるとどうなる?
- 糖質の摂り方と食事のポイント!
【1】糖質とは?炭水化物とは違うの?
炭水化物は「糖質」と「食物繊維」を合わせた総称です。
- 糖質…ご飯やパンなどいわゆる「主食」に多く含まれ、分解することでエネルギー源となる
- 食物繊維…食物繊維は人の持っている消化酵素では分解できず、エネルギーとはならない
食物繊維はエネルギーとはなりませんが、便秘の予防・解消や腸内環境を整えるために大切です。
【2】糖質を多く含む食べ物
糖質というと「砂糖」などの甘いものをイメージするかもしれませんが、白米・パン・芋・パスタなどにも多く含まれています。
例えば、白米に多く含まれる「でんぷん」はグルコース(ブドウ糖)がたくさん繋がった構造をしています。
【3】糖質を摂り過ぎるとどうなる?
糖質は大切な栄養素ですが、摂り過ぎてしまうと体に悪影響を与えることがあります。
具体的には下のようなことがあげられます。
①食後に強い眠気を感じる
たくさんの糖が急に吸収されると、血糖値が急上昇します。
すると、すい臓からインスリンというホルモンが過剰に分泌されて、今後は血糖値が急降下します。
このような状態を「血糖値スパイク」と呼び、強い眠気やだるさを感じる場合があります。
血糖値が急降下し、低血糖になると頭痛・手指のふるえ・動悸などが現れることもあります。
②肥満(中性脂肪の増加)
糖質は「脂質(脂肪)」ではありません。
しかし、糖質を摂り過ぎるとエネルギーとして使われなかった分が中性脂肪として蓄えられるため、肥満に繋がることがあります。
③慢性的な高血糖(糖尿病)
糖質の摂り過ぎを繰り返していると、インスリンを分泌するすい臓が疲弊してしまいます。
すると、いずれはインスリンの分泌が低下し、慢性的な高血糖となります。
高血糖の状態でも特別な自覚症状はないですが、放置すると、強いのどの渇きや多尿などが現れることがあります。
【4】糖質の摂り方と食事のポイント!
近年、"糖質制限"という言葉をよく聞きますが、過度な糖質制限は体に悪影響を与えることがあります。
そこで、効率よく糖質を活かすためには、下のような食事方法や生活習慣が大切です。
- 糖質を"極端"には減らさないこと…糖質は重要なエネルギー源なため極端に減らすことはお勧めしません
- よく噛んで食べること…唾液の分泌を促進し、糖質の消化を助ける
- 食物繊維をしっかり摂る…食物繊維は血糖値の急上昇を抑える
- 甘いジュースを飲み過ぎない…甘いジュースにはたくさんの糖が含まれているため、高血糖を招きやすい
- 食後に軽く歩く…激しい運動はよくないが、軽い運動は血糖値の急上昇を防ぐ
ちなみに糖質を分解する「消化器系(胃腸など)」がスムーズに働くためには、ストレスを溜めないことも大切です。
糖質の分解の流れは、こちらの動画で解説しているので良かったらご覧ください!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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