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ある日突然、日本茶に目覚めたら?初心者におすすめの茶器やお茶請けがそろう戸越銀座の「茶雑菓」へGO!

日本茶ナビゲーター Tomoko日本茶インストラクター
「茶雑菓(ちゃざっか)」の店内の棚には初心者におすすめの茶器がずらり!

「普段はペットボトルのお茶を飲んでます」
「温かいお茶?ペットボトルのお茶をマグカップに入れてレンジでチン!」
これが今の普通の20代30代の会話なのです。

嘘のような本当の話。

急須がお家にないのはもう当たり前となってしまった昨今。

この状況をどうにか打破するべく立ち上がったのが、東京の品川区戸越にある「茶雑菓(ちゃざっか)」さん。

戸越銀座商店街にあるお茶にまつわる雑貨とお菓子が揃うお店です。

ターゲットは「お茶をちゃんと飲んだことがない若い世代」!

冒頭の衝撃的な話は株式会社吉村橋本久美子社長が実際に若い世代との会話で聞いた話だそう。

お茶と言えばペットボトル。

お家で飲むお茶もペットボトルがテーブルにポンと置かれる。

ただのどがかわいたから飲むだけのお茶。

そこには楽しみも癒しもない・・・。

国内の茶葉の売れ行きも芳しくない。

これでは日本の茶業がだめになってしまう!

どうにかせねば!

と立ち上がったのが橋本社長とアイディア豊富な社員達。

日本茶に親しんでもらうためにはお茶を気軽に楽しめる道具が必要!と気付き2022年11月に戸越銀座に「茶雑菓(ちゃざっか)」をオープン。

戸越銀座にある「茶雑菓」のお店。試飲はもちろん、お茶を使ったドリンクのテイクアウトも可能。
戸越銀座にある「茶雑菓」のお店。試飲はもちろん、お茶を使ったドリンクのテイクアウトも可能。

ここから若い世代に向けて日本茶に少しでも親しんでもらうための情報発信が展開していきます!

「茶雑菓」のお店のコンセプト

日々がちょっと上質に
日本茶のある暮らしを

をテーマに、

=お茶、=雑貨・茶器、=お菓子」が揃うお店。それが「茶雑菓」。

お店に入るとありとあらゆる茶器が目に飛び込んできます!

一番上から三段目まではフィルター付きのボトル。新製品も現定色のものも揃う豊富さ。
一番上から三段目まではフィルター付きのボトル。新製品も現定色のものも揃う豊富さ。

夏の冷茶にとても便利なハリオのフィルターインボトル。

素材や容量の違いのバリエーションでこれだけ揃っているお店はなかなかありません。

一番上の棚には株式会社吉村オリジナルの「抹茶シェーカー」と1回分の個包装になった有機栽培の抹茶も。他にもお手入れしやすい茶器がたくさん揃っている。
一番上の棚には株式会社吉村オリジナルの「抹茶シェーカー」と1回分の個包装になった有機栽培の抹茶も。他にもお手入れしやすい茶器がたくさん揃っている。

株式会社吉村は元々は日本茶や乾物などのパッケージのメーカーです。

「お茶って難しそう」「めんどくさい」というイメージを持たれがちですが、まず気軽に「おいしい!」「簡単!」「おもしろい!」を体験してもらうことから、日本茶をもっと身近に感じてもらい生活に取り入れやすい形を提案したいというコンセプトで茶雑菓を運営しています。

実際に茶雑菓ではオリジナルの抹茶シェイカーを使った抹茶ビールや抹茶入りのドリンクをお客さんの目の前で作って提供したり、生活に取り入れやすくするようワークショップを開いたりしています。

オリジナルの抹茶シェイカーセット。左から、抹茶シェイカー、使い方説明書、1回分の有機栽培の抹茶が入ったスティックタイプ。
オリジナルの抹茶シェイカーセット。左から、抹茶シェイカー、使い方説明書、1回分の有機栽培の抹茶が入ったスティックタイプ。

「え?こんなに簡単にできるの?」

「これ、おいしいから家でも作ってみたい!」

と、茶器と茶葉を買って帰る若い世代も増えてきたそうです。

日本茶へのハードルをどんどん下げる!そしてまずは楽しんでもらう!

そんな姿勢がお店からあふれ出ています。

試飲が豊富で楽しい!

まずお店に入るとカウンターに並ぶ試飲用のお茶に目が行きます。

全国の生産者や茶問屋のお茶が月毎に変わり、試飲と茶葉の販売を実施。

和紅茶、ほうじ茶、煎茶など、月替わりで様々な産地のお茶が楽しめる。
和紅茶、ほうじ茶、煎茶など、月替わりで様々な産地のお茶が楽しめる。

試飲で気に入ったものは購入することができ、同じ茶葉でもリーフとティーバッグの両方が揃うのも良いところ。

生活スタイルに合わせて選べます。

上の棚は4月のお茶。熊本県の山陽堂さんのお茶が各種揃っていました。下の棚は戸越銀座のお土産にと「とごしぎんざ」のキャラクターの入ったパッケージも。
上の棚は4月のお茶。熊本県の山陽堂さんのお茶が各種揃っていました。下の棚は戸越銀座のお土産にと「とごしぎんざ」のキャラクターの入ったパッケージも。

試飲をしたら、どれが一番気に入ったか投票するボードもあります。

比べて楽しんでほしい、日本茶にもいろいろな種類があることを知ってほしい、というお店の想いが伝わってきます!

4月の山陽堂さんのお茶ではジャスミンほうじ茶が一番人気のようでした
4月の山陽堂さんのお茶ではジャスミンほうじ茶が一番人気のようでした

「刻音(ときね)」で作る日本茶フルーツティー!

茶雑菓では数年前にオリジナルで開発した「刻音(ときね)」という茶器でも試飲が用意されています。

スケールの上にあるのが「刻音(ときね)」
スケールの上にあるのが「刻音(ときね)」

今回は、この刻音を使ったフルーツティーの作り方をスタッフの方が実演してくださいました!

材料は、茶葉ドライフルーツ(茶雑菓では国産のドライフルーツを扱っています)、お湯

底にドライフルーツを入れておき、上の部分に茶葉を入れ、お湯を少し注ぎます。

少量のお湯で茶葉が膨らみ「刻音」の中のすき間を埋めてフィルターの役目を果たすそう。

上の部分に茶葉とお湯を入れて待ちます。
上の部分に茶葉とお湯を入れて待ちます。

少し待ってから下のつまみの棒を傾けます。

そうすると茶葉が漉され、茶液のみが下のガラスの部分に落ちていく仕組みです。

つまみの棒を傾けると茶液のみが下に流れていく仕組み。
つまみの棒を傾けると茶液のみが下に流れていく仕組み。

見ていると面白くて、実際に使ってみたくなります。

刻音を使ったワークショップも時々開催しているそうですよ。

茶器が豊富で使い方もレクチャーしてもらえる

店内には数多くの茶器があります。

どんな場面で、どんな茶葉を使って、どういう風に楽しみたいか、という観点で、個人個人で選ぶものも違ってきます。

蓋のない急須とお茶碗がセットになった「ひとしずく急須」
蓋のない急須とお茶碗がセットになった「ひとしずく急須」

スタッフの方に質問すれば丁寧に使い方を説明してくれるので、初心者の方も安心です。

画期的な「リーフティーカップ」

茶器は必要ない、簡単にお茶が飲めたらいい、イベントなどで日本茶を簡単に提供したい、などの場合は「リーフティーカップ」がおすすめだそう。

これがまた、画期的なのです!

リラックマの「リーフティーカップ」。煎茶とほうじ茶がある。
リラックマの「リーフティーカップ」。煎茶とほうじ茶がある。

こちらはコップの底に一体型になっているフィルターの中に茶葉が入っており、お湯を注ぐだけでリーフで淹れたお茶が飲めるのです。

戸越銀座商店街のキャラクター戸越銀次郎のリーフティーカップ。「3煎目までおいしい」と書いてあるとおり、お湯を入れて3煎目までちゃんとおいしいお茶が飲めます
戸越銀座商店街のキャラクター戸越銀次郎のリーフティーカップ。「3煎目までおいしい」と書いてあるとおり、お湯を入れて3煎目までちゃんとおいしいお茶が飲めます

茶雑菓ではこのカップで3煎目までおいしく淹れられる茶葉を選んで入れているそうです。

実際に飲んでみたところ、茶葉がお湯に浸される時間が長くても苦くならず、おいしいお茶が楽しめました

夏は水出しでも良さそうです。

イベントもたくさん開催!日本茶BARに来る若者達

茶雑菓では週末や夜などにも日本茶を楽しむためのいろいろなイベントを開催しています。

特に、日本茶BARの日を楽しみにしている常連客の方もいるのだとか。

アルコールメニューもあり、抹茶ビールが大人気なのだそう。

抹茶ビールに合いそうなオリジナルのお茶請け「ありが東京」もあります。

茶雑菓オリジナルのお茶請け「ありが東京」。いろいろな味があり、どれも試食できるのでお店でぜひトライしてみてください!
茶雑菓オリジナルのお茶請け「ありが東京」。いろいろな味があり、どれも試食できるのでお店でぜひトライしてみてください!

イベントのスケジュールは茶雑菓のホームページ(外部サイト)でチェックしてみてください。

お茶請けは他にもいろいろ揃っており、こちらもオリジナルの「粋町しょこら」は和風の素材を使ったチョコレートで、味噌や豆腐などが使われていたりと他にはないアイディア。

戸越銀座のお土産にもいいですね!

右は「粋町しょこら」いちごに玄米。玄米のパフがサクサクしている。左は「粋町しょこら」みるくに小豆。小豆はフリーズドライなのでこちらも食感は軽めです。数種類あり店内で試食可能。
右は「粋町しょこら」いちごに玄米。玄米のパフがサクサクしている。左は「粋町しょこら」みるくに小豆。小豆はフリーズドライなのでこちらも食感は軽めです。数種類あり店内で試食可能。

お店で試食して味を確認してから買えるのも安心です。

日本茶に合うお茶請けが棚にぎっしり!どれにしようか迷います。
日本茶に合うお茶請けが棚にぎっしり!どれにしようか迷います。

スタッフの方との会話も楽しく、おすすめの品や人気の品を聞いたりと、アットホームな雰囲気でずっとここにいたくなるお店です。

日本茶マニアにとってテーマパークのようなお店

茶雑菓にはたくさんの茶器があり、茶葉は月毎に変わり、いつ行っても新鮮でワクワクするお店。

私がお店を訪問している間にも、試飲する人、茶葉を買いに来た人、店内で抹茶ドリンクを飲む人、お茶をテイクアウトする人など、お客さんがひっきりなしに入ってきていました。

夏に嬉しい便利グッズを発見!

こんな便利グッズも見つけましたよ!

ボトル本体がシリコンでできている小ぶりのボトルです。

このボトルにお水やお茶を入れて冷凍しておき、保冷剤代わりにお弁当と一緒に入れておくと、お弁当を食べるころには溶けて飲み物が飲めるようになるという優れもの。

シリコン製のミニボトル。180mlと小さいのが保冷剤としても使えるサイズでちょうどいい!
シリコン製のミニボトル。180mlと小さいのが保冷剤としても使えるサイズでちょうどいい!

そして、飲み切ったら、このように小さくたたんで収納できるのでかさ張りません。

シリコン製のバンドがついていて、丸めて止められるようになっています。
シリコン製のバンドがついていて、丸めて止められるようになっています。

実際に、暑い日にテーマパークへ行ったときにこちらのボトルにお水を入れて凍らせて持って行きました。

ボトルをタオルで撒いておくと溶けにくく、柔らかい素材なので首筋などを冷やすのにも便利

もちろんお水になったら飲んで水分補給もでき、帰りは畳んでコンパクトに!

お弁当の保冷剤としてだけではなく、夏のお出かけにもあると安心です。

ドリンクのメニューも豊富

茶雑菓にはドリンクメニューもたくさんあり、テイクアウトも可能です。

茶雑菓のドリンクメニュー(2024年4月)。ドリンクメニューは季節によって変わるそうです。
茶雑菓のドリンクメニュー(2024年4月)。ドリンクメニューは季節によって変わるそうです。

こんなにたくさんあると迷ってしまいますが、その日の気分で選べるのがいいですね。

戸越銀座のキャラクター戸越銀次郎デザインの「ぶらり茶」
戸越銀座のキャラクター戸越銀次郎デザインの「ぶらり茶」

テイクアウトしたドリンクを片手に戸越銀座商店街をぶらり散策も楽しそうです!

茶器や茶葉だけではなく、お茶を使ったドリンクまである画期的なお店。

日本茶に興味があるけど何から始めていいかわからない、とか、おもしろい日本茶体験がしてみたい方はぜひ茶雑菓のお店をのぞいてみてくださいね。

日本茶にまつわる新商品があったりと、いろいろな発見がありますよ。

【茶雑菓(ちゃざっか)】
〒142-0041
東京都品川区戸越1-19-17
営業時間11:00〜18:00(定休日 月曜日・火曜日)
茶雑菓ホームページ(外部サイト)
最新情報は茶雑菓のInstagram(外部サイト)をご確認ください。

取材協力:茶雑菓、株式会社吉村(外部サイト)

日本茶インストラクター

【お茶の世界の扉を開く日本茶ナビゲーター】 日本茶専門店で7年勤務、茶道歴25年の経験を活かし、大手百貨店や外国の大学等でのワークショップで国内外2,000名以上の方に日本茶の魅力を伝える。 美味しい日本茶とそれにまつわる伝統工芸品を後世にも繋いでいきたい、日本茶への愛と想いで日本茶情報を発信中。 日本茶の商品開発、カフェ・飲食店での日本茶コーディネートや淹れ方指導も行う。 NPO法人日本茶インストラクター協会認定日本茶インストラクター(2004年取得)。 日本語教師(外国人対象)。

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