【渋谷区】夜20時の代々木公園は闇につつまれた森 海外観光客も見かけない公園の様子とは
代々木公園は昼間、多くの人々が訪れます。木々に囲まれ、あじさいも咲く憩いの場です。しかし、夜になるとその風景は一変、大きな真っ暗な森へと姿を変えます。数百メートル先の原宿・表参道のキラキラした夜の街とは対照的に、夜20時の公園内の様子は何があるのだろうか?それを見てみることにしましょう。
海外の観光客がいない
昼間、海外からの観光客で賑わう代々木公園ですが、夜は海外観光客の姿をほとんど見かけません。海外の夜の公園事情が影響していると思われます。しかし、夜20時の代々木公園は非常に穏やかな雰囲気に包まれ、夜の森探索ができるスポットとしておすすめです。
闇の中から声は聞こえます
都市部の明るさに慣れ親しんだ人々が驚くほど、公園内は自然の暗さを保っています。過剰な照明設備が設置されていないため、公園内は真っ暗な深い森のようです。ベンチで会話を楽しむ人々の姿や、人々が集まって笑い声をあげる様子は聞こえるものの、視覚的には確認できません。
周回コースには少しの灯りが点在してる
街中のような強い電気照明ではなく、必要最低限の照明が置かれています。これにより、森は少し照らされ、夜行性の動物たちにとって優しい環境となっています。
カラスもいない森
昼間はカラスの鳴き声や林の中を飛び跳ねる姿が見られますが、夜になると鳴き声は聞こえず、静寂が広がります。これは、隣接する明治神宮がカラスの“ねぐら”となっているためです。
噴水工事の完成は再来年の2月
現在は噴水の工事がされています。新しい噴水周りが完成すれば、ライトアップされ夜の観光場所として人気スポットになると思われます。工事フェンスに掲示された完成予想図を見ることが出来ます。
森に背を向ける自動販売機
売店は17時に閉じます。自販機は森を照らさないように配置されています。自販機が設置されているのは売店の隣だけで、公園内各所には自販機はありません。昼間はカラフルな自販機が目に入ることはなく、夜も自販機の光が不自然に闇を照らしません。その結果、自然のままの森を観察することができます。
代々木公園に閉門時間はない
あれだけの大きな公園ですが24時間 開いていますので閉門がありません。原宿駅側の入り口前広場では弾き語りをする人もいて、遅い時間も人の気配があります。昼間に見かけるカラスがねぐらを明治神宮にする理由は、明治神宮が日の入りとともに閉門され、人の気配が消えるからと考えられます。
熱が籠るアスファルトやコンクリートの無い涼しい森の中
土に覆われている代々木公園は涼しさを感じることができます。上空からサーモグラフィを使って見ると、代々木公園だけが青く映るかもしれません。
公園の草むらにはモグラと思われる穴が多数あり、さまざまな動物が静かに生活しています。
都内の明るい道路に慣れている人にとっては、代々木公園の夜はとても暗く感じるかもしれません。しかし、それは都市が過度に明るいためで、代々木公園の暗さは生き物にとって体を回復するのに必要な暗さかもしれません。
道路を挟んで隣接するイベント広場では、毎週末にイベントが開催されています。イベントからの帰り道に代々木公園の森を一周するのもおすすめです。
代々木公園
所在地 渋谷区代々木神園町、神南一丁目・神南二丁目
開園日 常時開園