【渋谷区】代々木の森に沿う裏道に広がる、黄金色のイチョウ並木道
代々木の森の西側に沿う裏道が、イチョウの木の黄金色に色づいています。ここは小田急線参宮橋駅からの、ゆるやかな下り坂でイチョウの木が立ち並んでいます。まだ蒸し暑かった時期に木から落ちた銀杏の実の匂いが坂道を覆っていました。自転車ではよけ切れないほどの実がバチバチと潰れてしまい、野鳥も拾わない潰れた銀杏の実で道の半分ほどが埋まります。その匂いが消えた頃に色づき始めました。
歩道橋からの眺め
途中、歩道橋からの眺めもお薦めのスポットです。奥に見えるのは西新宿の高層ビル群です。
こちらは渋谷駅方面を見渡した景色です。この先には代々木公園の西口があります。そのまま進むと西武渋谷店 B館です。
この坂道は、小田急線西参道駅から、代々木公園西口まで全長1kmに渡りイチョウ並木が続きます。坂道を下り終わった後も、NHKの敷地を囲む道路にイチョウの木は続きます。
黄色の絨毯
このイチョウの葉が落ちると、道にはふかふかの黄色の絨毯が敷かれたような光景を見ることができます。
この道は京王バスが通っており、バスに乗車するひと、参宮橋駅を降りて歩く人の目的は、途中にある国立オリンピック記念青少年総合センターの催し物や研修です。センターの門を過ぎると歩く人も少なくなります。
イチョウは雌の木と雄の木がある
イチョウには雌の木と雄の木が存在し、雌の木が銀杏の実を落とします。しかし、何十年も経過した後で、雄だと思われていたイチョウが突如として銀杏の実をつけることもあるといいます。樹齢が1000年に迫るイチョウも存在することから、そのような現象があっても、私たちは気づくことが無く秋のイチョウを楽しんでいるのかもしれません。
このイチョウ並木は海外観光客に人気のスポットにもなっています。記念写真を撮る観光客の姿が多く見受けられます。海外では、秋季にイチョウが黄金色に輝く光景を見ることができる地域は限られています。それ故に、海外の方にとって、ここでの風景は非常に貴重なものとなっています。今年は穏やかな気候が続いており、イチョウの黄金色に輝く並木道を引き続き楽しむことができそうです。
代々木の森に沿う坂道
場所 東京都渋谷区代々木神園町5丁目3(歩道橋のあたり)