デカ唐揚げ7個&ごはん400g。ニンニク不使用・ショウガさわやかな爆盛りの唐揚げ弁当を買ってみた
JR常磐線・取手駅の東口を出て、利根川の方向に5分ほど歩いて左に曲がると、いきなり目に飛び込んでくる「からあげ弁当」の看板。よく見ると『岩沢酒店からあげ弁当』というお店です。「酒屋さんか?それともお弁当屋さんか?」と一瞬迷いますが、間違いなく唐揚げのお店です。こちらでは唐揚げ弁当はもちろん、単品の唐揚げも購入できます。
メニューはシンプル。単品の唐揚げのほか、お弁当は唐揚げとごはんの量で「小盛・並盛・大盛・特盛・爆盛」の5段階に分かれており、さらに唐揚げとごはんだけの「ダケ弁」があります。今回はとくに気になる「爆盛」(1,280円)と「ダケ弁」(500円)を購入してみました。
オーダーすると番号札を渡されます。数分後に呼ばれると、目の前のカウンターにフタの閉まりきれない唐揚げ弁当!これが「爆盛」です。唐揚げ7個にごはん400gというけっこう強烈なボリュームの唐揚げ弁当。しかも唐揚げは1個50gほどはありそうなジャンボサイズです。
フタを外すと、唐揚げが山盛り状態。しかしごはんの量とのバランスはよさそう。唐揚げ1個でごはんを2~3口いくのがちょうどいいかもしれません。
こちらの唐揚げの特徴はニンニクを使用していないこと。ショウガをきかせた漬けダレにひと晩じっくり漬け込んで、揚げたあとに刻みパセリをふりかけています。そのせいか、ちょっぴりエスニックで爽やかな風味の唐揚げに仕上がっています。
パリッと爽快な食感の衣の向こうに、むっちりした弾力の肉。この食感がたまりません。衣がじわじわと崩れつつ溶けつつ、このフワプルな肉に吸い込まれていくようにして旨みたっぷりの肉汁に包まれていきます。「肉を食べてるなあ!」感の強い唐揚げといった印象です。
アッという間にジャンボ唐揚げ7個とごはん400g、付け合わせのゆで卵、ポテトサラダ、青キュウリ、かまぼこ、千切りキャベツを完食した私。けっこうな満足感があります。店員さんによると、大工さんなどガテン系の職人さんがまとめ買いしていくことが多いのだとか。たしかに体を動かす人には、スタミナも付きそうで、ちょうどいい量かもしれません。
「ダケ弁」は唐揚げ2個とごはんが150g。子どもや女性など、たくさん食べられない人に人気のようです。「子ども会などのイベントに提供していたものをメニュー化しました」と店主の岩澤信さん。「マヨネーズが苦手でポテトサラダが食べられない、千切りキャベツが苦手、そんなお客さんもけっこういました。残さずに食べられるお弁当をということで考えました」。なるほど、フードロス削減にも貢献しているお弁当なのかもしれません。足りなければ単品の唐揚げ(1個150円~)を購入すればいいですね。
さて、気になるこちらの店名。もともとは同じ取手市内にある『岩沢酒店』で酒類の販売と同時に「おつまみになるものを」ということで店内にフライヤーを置き、唐揚げの販売もやっていたとのこと。すると唐揚げが好評だったため、10年前に唐揚げを専門に販売する店舗をオープンしたのだそうです。酒屋さんの唐揚げ部門だけが独立して別店舗になった、といったところでしょうか。
【店舗情報】
『岩沢酒店からあげ弁当』
■住所:茨城県取手市取手2-5-23
■TEL:0297-74-8829
■営業時間:11:00~16:00(なくなり次第終了)
■定休日:不定休
■店舗公式インスタグラム:岩沢酒店からあげ弁当・茨城県取手市