衣にモッチリ感と香ばしさあり。ハワイのご当地唐揚げ・モチコチキン、8個を完食してきた
「モチコチキン」をご存じでしょうか?ハワイのご当地唐揚げといわれているもので、衣に餅粉を使っていることからこの名称になっているようです。もともとは日本からハワイに移住した人たちが現地でレシピを広めたものだといわれており、最近は日本においてもハワイ料理店などでこのモチコチキンを提供しているところが増えています。その意味では“逆輸入唐揚げ”ともいえそうなものです。
今回お邪魔したのは東京・小岩にある『南国キッチン はりゆん』。同じ小岩にある『沖縄料理居酒や こだま』の系列店とのことです。「沖縄とハワイの南国感をイメージして、よりカジュアルな雰囲気で親しみやすいお店というのがコンセプトです」とマネージャーの中根拓弥さん。“はりゆん”とは沖縄の言葉で“晴れる”という意味なのだそう。店内は青空や海をイメージしてしまう、ブルーを基調とした爽やかな雰囲気です。ウクレレや三線も置かれていて、じわじわと南国気分になってきます。
こちらでいただいたのが「モチコチキン」(8個・800円)。ソースはハニーマスタード、タルタル、スイートチリマヨ、日替わり(この日はシークワーサーおろしポン酢)の4種類の中からひとつ選ぶことができます。私は大好きなタルタルをチョイス。今回は特別に『南国キッチン はりゆん』さんのご厚意で、ほかの3種類も味見をさせていただくことができました。
オーダーから5~6分ほどで、モチコチキンの登場です。ひと口サイズの食べやすい大きさ。衣は餅粉のほかに片栗粉もブレンドしているとのことです。まずは何もつけずにそのままいただいてみましょう。歯を立てると一瞬「カリッ!」とした感覚が伝わってきますが、すぐに「シャリッ!」とした食感に変わっていきます。歯の上で衣がすり潰されながら肉と一体になっていくよう。衣の適度な“おこげ”が香ばしい。餅粉を使っているからか、かすかにモッチリした歯ごたえもあり。
そして味変へ。まずはタルタルからいってみます。酸味がやや強めですが王道の味わい。ヒンヤリしていて、揚げたての唐揚げによく合います。これが衣のおこげとうまく絡み合って、味にコクが出てくるよう。どんな揚げ物にも合いそうで、懐の深さを感じてしまうタルタルです。
ハニーマスタードは甘さの中に、ほのかにピリ辛が潜んでいるという印象。食べていくとクールな辛味が鼻から抜けていき、これがまたいい!クセになりそうな味です。
スイートチリマヨは、辛さはさほど強くはないものの、唐揚げにちょっぴりこってり感を加えてくれます。シークワーサーおろしポン酢はサッパリしていて実に美味!普通のおろしポン酢にはないフルーティーな感じがして南国気分も食欲も一気に高まります。
あれこれ試しているうちに8個を完食。このモチコチキンは3個(400円)、5個(600円)もあるのですが、8個でよかったと思えました。いやむしろ、もうちょっと食べたいと思ってしまったほどです。
このモチコチキン、ランチタイムはライス付きのプレートでいただくことができます。夜はモチコチキンの食べ放題コースもあるようなので、次回は南国好きの友人と訪れて心ゆくまで食べてやろう。そんなことを考えながらお店をあとにしたのでした。
【店舗情報】
『南国キッチン はりゆん』
■住所:東京都江戸川区南小岩8-13-8
■TEL:03-6657-8817
■営業時間:
ランチ/11:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー/17:00~22:00(L.O.21:30)
■定休日:火曜
■食べログ:南国キッチン はりゆん