自称小4サイトのNPO法人代表は「謝ったからマシ」ではなく「実名がバレて謝らざるを得なかった」だけ
小学4年生を騙ってウェブサイト『どうして解散するんですか?』を作ったのは自分だとして謝罪したNPO法人『僕らの一歩が日本を変える。』の代表、青木大知氏(20)を「実名で謝ったからマシ」とフォローする発言が出ていますがとんでもない。
自称小4サイトの経緯は以下の記事をご覧ください。
自称小学4年生が作ったサイト『どうして解散するんですか?』が大人の仕業じゃないかと話題に(篠原 修司) - 個人 - Yahoo!ニュース
自称小学4年生が作ったサイト『どうして解散するんですか?』、やっぱり嘘。NPO法人代表が謝罪(篠原 修司) - 個人 - Yahoo!ニュース
「え? この話まだ続けるの?」と食傷気味な人も多いでしょうが、もうちっとだけ続くんじゃ。
実名で謝ったらマシなのか?
今回の件について、「間違ってても謝りもしないまとめサイトとかツイッター民とか、明らかに人間として今回の小4解散サイト以下」とフォローしたのはメディア・アクティビストの津田大介氏です。
津田大介氏「青木大和は少なくとも実名で謝罪した。デマを拡散させるまとめサイトとかより明らかにマシ。」 - Togetterまとめ
まとめサイトと比べたら「大概のものがマシ」になるんじゃないかという気はしますが、それはそれ。これはこれ。べつに津田さんには何の恨みもありませんが、悪いものと悪いものを比べてどちらがより悪くなかったとか意味がありません。どっちも悪いんですから。
実名がバレたので謝らざるを得なかったが正解では?
さて、議題となっている「実名で謝罪した」ですが、青木氏とまとめサイトで状況が違っている点があります。
それは、青木氏の場合はドメインから自身が代表を務めるNPO法人の関与が疑われていたことです。まとめサイトや匿名Twitterのほとんどは実名バレしていません。
NPO法人の政治活動は認められていないため、あのまま小学4年生のフリをし続けていればNPOとしての活動に支障が出ていたことでしょう。例え謝罪のとおり青木氏が個人でやったことだとしても、ネット住民にはそんなこと関係ありませんから。疑わしければ通報します。
そのため、すでに実名もバレてしまっていることからそのまま謝罪しただけであり、「全く分かってない状況から名前を公表して謝った」というわけではないんですね。
だからアレは謝らざるを得なかっただけなのです。
目的は手段を正当化しない
最後に、謝罪文のなかで「語り合えたんだから良かったじゃないか」と上から目線で語りかける青木氏にこの言葉を送ります。
ご静聴ありがとうございました。