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【姫路市】1953年創業「ちから」がCafeにリニューアル。うどん、おはぎは進化。専門店級スイーツも

千姫文筆家・モデル(姫路市)

そうなんです。1953年創業の「ちから」が「ちからCafe」として9月18日にリニューアルオープンしました。名物のうどんやおはぎは存続し、モーニングとカフェタイムがプラス。場所は創業の地、「市民会館前通り」です。

「ちから」の大きい文字。ミモザ色の扉。改装前に通っていた千姫は、心がはやります。

シンプルな店内で、席数は改装前と同じ31席
シンプルな店内で、席数は改装前と同じ31席

切り盛りしている堤美智留さんと母親は「ちから」2代目時代に働いていました。「もともと母は姫路駅近くで三十数年続いた喫茶店『代官山』のオーナーで」と美智留さん。自身も代官山のスタッフのほか、事務職や営業職などを経験。2代目マスターの「自分の代で途絶えてしまうのはしのびない」との気持ちを汲んで、今のスタイルに。

「ちからCafe」の一日の流れをみていきましょう。

モーニング(8:00~11:00)

新設されたカウンター席もあって、サクッといただけます。

バタートーストプレート(ドリンク代+300円)とクロワッサンプレート(ドリンク代+500円)の2種。野菜サラダ、自家製ポテトサラダ、ヨーグルト付き。トーストにポテトサラダをのせるのが通! 千姫はクロワッサン派です。香り高いバターを折り込んだ生地は、舌先に触れただけでリッチな甘さが。パリッとした焼きたてを。

うどん時間(11:30~13:30)

うどんはカレー、ちから、肉、きつねが好評。やはりここは千姫が旧店舗で気に入っていた「きつね」を。

「きつねうどん」(670円)
「きつねうどん」(670円)

ほんわかしたダシと甘く炊いた揚げに、そこはかとない懐かしさを覚える。そして確実に言えること。リニューアル前よりレベルアップし・て・い・る。素材は前と同じと聞いたけれど。とある地域から取り寄せた高級七味もクセになってしまった。

カフェタイム(14:30~17:00 ※LO16:30)

和と洋のコラボレーション「ちからプレート」が断然おすすめ。ミニおはぎ二つ、スイーツ、ちょこっとおやつがのっています。

取材日の「ちからプレート」(ドリンク代+700円)
取材日の「ちからプレート」(ドリンク代+700円)

おはぎ。北海道十勝産の小豆を使った「あんこ」は小豆の食感を少し残して、「きなこ」は餡は入っていなくて甘み控えめ。美智留さんは先代のおはぎの味に近づけるため2カ月間、1gずつ配合を変えて試作を続けたそうです。おはぎも以前より劇的に進化。

この日のスイーツはトスカケーキ。上にはさっくりしたカラメルアーモンド、生地はしっとり。漂うのは品の良さ。もう、スイーツの専門店といってもいい。

テイクアウト(9:00~)

あんこ・きなこ・うぐいすの3種のおはぎと、もち米100%の赤飯はテイクアウト可。新ロゴが描かれた熨斗(のし)も完成しています。慶事や法事にも。

左から順に旧店舗時代の熨斗、新店舗の慶事用と法事用。水引は多才な美智留さんの手作り
左から順に旧店舗時代の熨斗、新店舗の慶事用と法事用。水引は多才な美智留さんの手作り

うどんもおはぎもスイーツも、料理やケーキ作りが大好きな美智留さんの才能が炸裂しています。食してエネルギーが生まれ、アグレッシブな美智留さんからはパワーを注入してもらい、「ちからCafe」の店名通り!

ちからCafe
住所:兵庫県姫路市元塩町95
電話番号:079-223-4053
営業時間:8:00~17:00(LO16:30)
定休日:月曜(祝の場合は翌火曜)

文筆家・モデル(姫路市)

大好きな姫路のまちを、さらに元気に―。その一心で執筆をしています。千姫自身の率直な感想と取材で得たこぼれ話などを通して「ここに行きたい!」と心が動く場所を紹介していきます。元新聞記者、モデルとしてはファッションショー・ヘアショーに出演。 Yahoo!ニュースエキスパート2023年10月、11月、2024年3月 地域クリエイターMVA受賞

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