「仕事とオレのどっちが大事なの?」と聞く彼と別れて5年。仕事は大事です~おみおじリポート(157)~
率直な話を聞き、愛情を込めてありのままを書く。オネットの基本です
※2023年5月9日追記。松岡さんはオネット内でお見合いした男性と真剣交際に入りました。当然ながら、新たなお見合いはしていません。ご了承いただき、彼女の成婚退会を一緒に願っていただけると幸いです。
こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。僕の読者(この記事を読んでいるあなたも該当します)で「そろそろ結婚したい」という人をオネット(大宮ネットワーク)にお迎えし、良縁を結ぶことをお手伝い中です。本連載ではその活動の一端をレポートしています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
人の体内からにじみ出してきたような言葉を聞くのが好きなのです。その感情の真っ只中にあるときは適切な言葉にはなりません。少し時間を置いて、安心できる相手と向かい合ったときに、「こんなこともありました」と素直な気持ちがこぼれ落ちるのだと思います。
だから、相手の話が面白くないというか率直に話してくれていないと感じたら、「この人にとって私はまだ安心できる相手ではない」と反省するべきなのかもしれません。その点では、僕の文章を何度か読んでくれている人が集まるオネットにはメリットがあります。僕に対しては初対面から心を開いてくれることが多く、率直な話を聞けるからです。
婚活で使うプロフィール文章は、キレイゴトばかりの盛った内容が多いですよね。それは不正直なだけでなく、後になって問題になりやすいと僕は思います。オネットの場合は、率直な話を聞いて、愛情を込めてできるだけありのままを書くことが基本です。それ(例えばこの記事)を読んでくれた人とお見合いを組むので、初期段階から「ぶっちゃけ話」ができるという声を会員から聞けています。
絶頂に太っていた私。「ぽっちゃり好き」の男性が集まる婚活パーティーに参加したら…
「街コンや婚活パーティーに参加したことあります。絶頂に太っていた頃は『ぽっちゃり好き』の男性が集まるパーティーにも出ました。でも、そういう場で目立つほどは肥えていなかったのでモテませんでした。中途半端に太っても意味がないんですね」
こんな面白い自虐?エピソードを明かしてくれるのは、東京で一人暮らしをしている松岡珠美さん(仮名、40歳)。中途半端に太っていても意味がない。今まで聞いたことがないオリジナリティのある言葉です! そんな松岡さんは僕の文章を楽しく読んでいるとも話してくれました。
「大宮さんはたくさんの人と深くつながっていますよね。私は人見知りなので、そんな人間関係をどうやって築くのだろうと驚きながら読んでいます。大宮さんという共通点がある人の集まりであるオネットならば、いい人が多いだろうと思って参加させてもらいました」
嬉しいなあ。僕は褒められるとそのまま受け止めて、頑張ってしまう傾向があります。松岡さんのことはひいきをして「いい人」の中でも選りすぐりを紹介してあげたい!
いや、落ち着きましょう。松岡さんの経歴から確認しておかなくちゃ。
業務も接待飲みも忙しかった日々。でも、それだけが太った理由ではありません
現在は都内の社会福祉法人で正社員をしているという松岡さん、短大卒業後はアパレルで5年ほど働いていました。でも、夢見ていた店長は男性しかなれず、店長以上でないと正規職員になれない職場だったそうです。
「このままではいけないと思い、派遣などでいろいろな仕事に就き、29歳でIT業界の営業事務に転職しました。その職場の雰囲気は良かったのですが、飲み会(接待)要員として参加が多くなり、肥満街道まっしぐら! 私は飲んだり食べたりすることがめっちゃ好きなので、会社のせいばかりにはできませんが……」
労働環境のせいばかりではない、と付け加えるところが松岡さんの話の面白さにつながっているのだと思います。物事を少し引いた目で見られる人なのでしょう。
しかし、人は環境にはなかなか抗えません。健康と仕事のどちらかを選ぶならばもちろん健康です。松岡さんは5年前に現在の勤務先に転職。「あらゆることに対応しなければならない」業務に楽しく取り組んでいます。体重も「絶頂期」から比べると20キロも減りました。
3回目の転職はしません。結婚しても勤務先の拠点がある首都圏で住みたい
「土曜日は基本的に出勤ですが、日曜日と祝日はお休みです。平日にもう1日休みをとることができます。私はこれ以上転職するつもりはないので、結婚しても法人の拠点がある首都圏で住みたいです」
自立心の強さをうかがわせる松岡さん。3年ほど付き合った恋人と別れてしまったことが影響しているのかもしれません。
「まだIT業界の営業事務をしていた頃のことです。業務も接待飲みも忙し過ぎて、『仕事とオレのどっちが大事なんだ?』と彼に聞かれてしまって……。そんなことを言うなら結婚してくれたらいいのにと思いました」
それは松岡さんの経験不足かもしれませんね。もっと手練れの女性ならば、「あなたも仕事も大事にするために結婚して一緒に暮らしたい」と提案するでしょう。現代の婚活では女性のほうがこれぐらいのリーダーシップをとる必要があるのです。
最後に、マチコ先生からのアドバイス。それは、一にも二にも「結婚」を優先できるか否か、です。
「松岡さんはよく笑って可愛らしいなと感じます。さらに10キロ痩せられたらいいですね。ただし、可愛くても40代女性の婚活は厳しいのが現実です。絶対に結婚したいならば、自分の何かを変えなければいけません。それができなければ独身のまま時間が過ぎていき、婚活の状況はさらに厳しくなります。あと、40歳は妊活をするかしないかの重大な境目の時期です。当然、相手の男性もそのように見ています。子どもが欲しいかどうかはあらかじめ考えておいてください」
人見知りで自己アピールや会話が苦手だと自覚している松岡さん。でも、僕とマチコ先生に対しては笑いながらいろいろ話してくれました。今度は、僕たちほどは「聞く姿勢」に入っていない相手にも伝わりやすいように、自分の棚卸しをして話題をいくつか用意しておくといいでしょう。良き相手に巡り合いたいならば、努力して主体的になること。それが40歳からの婚活なのだと思います。
※文中の受けオネット会員は仮名です。松岡さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方(=攻めオネット会員になりたい方)はこちらをご覧ください。