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自信がない理由と【自信をつける方法3選】を現役プロ心理カウンセラーがお教えします。

竹内成彦心理カウンセラー(公認心理師)

こんにちは。
神医学と性格心理学に詳しい
心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

今日は、「自信をつける方法3選」というテーマでお話したいと思います。

とその前に「自信とは何か?」というお話からしていきたいと思います。
自信とは、自分の価値・能力を信じることを言います。
自信とは、自分自身を信頼する心を言います。

どうでしょう皆さん。
自信があったほうが、幸せに生きられると思いませんか?

人間にはね、「自分は生きる価値のある、尊い人間であると思いたい」という根源的な欲求があるので、自信がある人は、それだけで自分の欲求を満たすことができ、幸せなのです。

ですから、この記事をお読みの皆さんには、ぜひ自信を手に入れ、今よりさらに、幸せになって欲しいと思います。あなたが幸せになっても誰も困りません。どうぞ遠慮することなく、自信をつけていってください。

さて、
世の中には、自信満々の人がいるいっぽうで自信がないとおっしゃる人がいます。
自信がない人は、どうして自信がないのでしょう?
今日はまず、自信がない人が自信がない理由から考察していきたいと思います。

自信がない理由

ひとつめは、生まれつきです。自信のあるなしは、半分近くは、生まれつき決まっています。「そんな馬鹿なことがあるか! 現に、生まれつき自信がない赤ちゃんなど、世の中にいる筈ないじゃないか!」とおっしゃる人がいるかと思いますが、いいえ、そんなことはありません。生まれつき、たくさん自信がある赤ちゃんと、少ししか自信がない赤ちゃんがいるのです。

自信がある赤ちゃんは大声で泣きます。大声で泣いて、親を呼びつけます。自信のない赤ちゃんはか細い声で泣きます。呼びつけて申し訳ないとばかりに小さな声で泣きます。自信のある赤ちゃんは怒られても、すぐにケロッとします。「おいで」と言えば、直ぐに寄ってきます。自信のない赤ちゃんは、怒られたらいつまでもメソメソしています。「おいで」と言っても、怖がって近寄ってもきません。

私は、心理カウンセラーとして日々臨床をやっていて、そういう声を、クライアントからよく聞きます。「同じように可愛がって育てた筈なんですけどねえ。お兄ちゃんは、元気いっぱいなのに、この子は、なんかいつも自信なさげで…」と、子育て中のお母さんは言います。

そう、自信があるなしの半分近くは生まれつき決まっているのです。

続いて、自信がない理由は、養育者、これはお父さんお母さんである場合が多いのですが、養育者から否定的に育てられたからです。もしも、お父さんお母さんから、「お前は、馬鹿だグズだ不細工だ」と言われながら育ったら、自信など持てる筈がありません。いっぽう、お父さんお母さんから、「お利口さんだね。可愛いね」と言われながら育ったら、将来、自信がある大人になることが出来ます。

ですから、自信があるなしの半分近くは生まれつきで、自信のあるなしの半分近くは、親の育てられ方によるものです。ですから、そう、自信があるなしのほとんどはあなたのせいではないのです。

よって、これ以上、自分自身を責めるのはやめましょう。そして、これからは、少しずつでもいいので、自分で自分に自信をつけていきましょう。そうすれば、あなたは今より間違いなく確実に幸せになっていきます。

では、ここからは、自信をつける方法についてお話したいと思います。
ひとつめは、「成功体験を積む」ということです。
成功体験を積めば、成功体験を積み重ねれば、あなたも自信のある人になれます。成功体験と言っても大袈裟に考えることはないです。毎朝、起きて、始業時間までに会社に行くという目標を立てて、それが達成できれば、それは立派な成功体験となります。私は、お世辞ではなく、毎日朝早く起きて、満員電車に乗って会社に行っている人を心から尊敬しています。「そんなこと、皆やっている。当たり前のことだ」なんて言わず、どうぞ毎日会社に行っている自分を、成功体験を積み重ねている自分だと思うようにしていってください。

ふたつめは、「自分を褒めるという習慣を持つ」ということです。
先ほどの続きになりますが、毎日、雨の日も風の日も会社に行くというのは、本当に大変なことです。それを成し遂げている人は、十分に褒められて然るべきだと思います。「今日も遅刻せずに会社に行くことが出来た。私って凄い!」と自分を褒めるようにしてください。
「自分だけじゃない。皆も遅刻していない」等と他人と自分を比べることないです。ここは重要なのでもう1度言います。自信をつけるためには、自分と他人を比べないことです。他人と比べるという行為は、自信をつけるのに、もっともやってはいけない行為のひとつですから、ここは十分に注意したいところです。

あなたは、あなたで遅刻せずに会社に来たのです。それは、褒めるに値する立派な行為ではないでしょうか。最初はわざとらしくても結構です。どんどん自分を褒めていってください。どんどん自分を褒める習慣を身につけていけば、どんどん自分に自信がついていきます。ぜひ、お試し下さい。

と、ここで注意点がございます。それは他人の前で自分を褒めないということです。「私って凄いでしょう」等と人前で自分のことを褒めると「そんなの大したことない」等と言われかねません。だから、褒める時は自分1人でいる時に、自分を褒めるようにしましょう。

みっつめは、「自分を大切にしてくれる人とつきあう」ということです。

自分を大切にしてくれる人とつきあう。これが大切です。自分を粗末にする人、自分のことを馬鹿にする人、自分を見下す人とは、つきあわないようにしましょう。出来る限り、自分のことを大切にしてくれる人とつきあうよう心掛ける、そうすればあなたは、自分に自信がついてきます。

思いのほか、長くなってきました。
この続きは、また明日お話ししたいと思います。

今日も最後までお読みくださって、どうもありがとうございます。
心から感謝申し上げます。

      この記事を書いた人は、心理カウンセラー(公認心理師)の竹内成彦です。

心理カウンセラー(公認心理師)

1960年、愛知県名古屋市で生まれ育つ。1997年06月、地元愛知でプロのカウンセラーとして独立開業を果たす。カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長。臨床歴25年、臨床数15,000件を超える。講演・研修回数は800回、聴講者は10万人を超える。【上手に「自分の気持ち」を出す方法】など、電子書籍を含め、20数冊の本を出版している。カウンセリング講座などを開催し、カウンセラーを育てることにも精力を尽くしている。

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