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日本人3選手との世界タイトルマッチを経験した元WBCライトフライ級王者が10連勝

林壮一ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属
(写真:ロイター/アフロ)

 2014年12月30日に八重樫東に7回KO勝ちし、2015年11月28日に木村悠に1-2の判定負けを喫し、2017年10月22日には寺地拳四朗に0-2で判定で敗れたペドロ・ゲバラ(34)が先日、スーパーフライ級10回戦で白星を挙げた。これで拳四朗戦以降、10連勝である。

 ペドロ・ゲバラはKO勝ちこそ逃したものの、左ジャブと右ストレートを武器に、10ラウンドにわたってミゲル・アンヘル・エレラを圧倒した。3者全員が100-90と採点した。

 第2ラウンド。エレラの肩がぶつかり、目の上をカット。リングサイドのドクターが傷の手当をした後、試合続行が許可された。危なかったシーンはそれだけで、以降はゲバラの右が光った。6ラウンドには鋭いボディーブローも決まった。

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 40勝(22KO)3敗1分となったゲバラだが、中谷潤人に屠られたアンドリュー・モロニーと対戦する話もあった。現在WBCスーパーフライ級2位、WBOが15位。もう一度世界タイトルマッチに絡めるか? 

 ご存知の通り、今日のスーパーフライ級にはWBOチャンプの中谷潤人がおり、井岡一翔もWBA王座に就いた。3階級を制した田中恒成、WBOアジアパシフィック王者、中川健太も世界ランキングに名を連ねる。日本同級王者となった高山涼深も上を狙う。

https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20230711-00356133

 ゲバラはまた、日本人選手との対戦があるかもしれない。

ノンフィクション作家/ジェイ・ビー・シー(株)広報部所属

1969年生まれ。ジュニアライト級でボクシングのプロテストに合格するも、左肘のケガで挫折。週刊誌記者を経て、ノンフィクションライターに。1996年に渡米し、アメリカの公立高校で教壇に立つなど教育者としても活動。2014年、東京大学大学院情報学環教育部修了。著書に『マイノリティーの拳』『アメリカ下層教育現場』『アメリカ問題児再生教室』(全て光文社電子書籍)『神様のリング』『世の中への扉 進め! サムライブルー』、『ほめて伸ばすコーチング』(全て講談社)などがある。

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