ア・リーグは本塁打トップ3が揃って本数を増やす。ナ・リーグの上位15人中、ホームランは1人だけ
8月20日、ア・リーグの本塁打ランキングのトップ3は、いずれも、ニューヨークで初回にホームランを打った。
3位のホアン・ソト(ニューヨーク・ヤンキース)と1位のアーロン・ジャッジ(ヤンキース)は、ヤンキー・スタジアムで1回裏に2者連続ホームラン。2位のアンソニー・サンタンダー(ボルティモア・オリオールズ)は、1回表にシティ・フィールドで2ラン本塁打を記録した。
それぞれ、シーズン35本目と45本目、37本目だ。試合は、ヤンキースが5対9でクリーブランド・ガーディアンズに敗れ、オリオールズは9対5でニューヨーク・メッツに勝った。
ソトとジャッジのホームランについては、こちらで書いた。
◆「ソトとジャッジの35本目と45本目は、5度目の2者連続ホームラン。シーズン最多は誰と誰の何度!?」
サンタンダーは、5月23日以降に、出場77試合で30本塁打を記録している。このスパンの本数は、ジャッジより1本少ないだけだ。
一方、ナ・リーグ本塁打ランキングの上位に並ぶ15人のうち、8月20日にホームランを打ったのは、2位のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)しかいなかった。オズーナは、サンタンダーと同じく37本目のホームランを打ち、1位の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)との差を2本とした。
オズーナは、打点と打率のリーグ・トップに立っている。94打点は、2位の大谷と6打点差だ。この日、大谷は、三塁打とフェンスの下部を直撃するシングル・ヒットを打ち、シーズン38盗塁目となる二盗も記録したが、打点はなかった。
オズーナの打率.309は、現時点ではランキングの対象ではない――チームの試合数×3.1打席に達していない――ものの、首位打者を獲得してもおかしくない3人も上回っている。トレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)は打率.308、ジェイク・マッカーシー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)とムーキー・ベッツ(ドジャース)は打率.305だ。ランキングの2位には、打率.303のルイス・アライズ(サンディエゴ・パドレス)が位置している。
8月20日を終えた時点で、シーズン20本塁打以上の選手は、以下のとおり。
パドレスでは、チームで最も多くのホームランを打っている2人が、相次いで20本塁打に到達した。マニー・マチャドは、1対3の7回裏に同点2ラン本塁打。ジャリクソン・プロファーは、3対5の8回裏に逆転3ラン本塁打。プロファーの本数は、2018年と2019年の自己最多に並び――マチャドの最多は2016年と2018年の37本塁打――パドレスは、7対5で勝利を収めた。