思ったことをすぐ言ってしまう人と考えてから言う人の違い
子どもが醤油をビンから醤油差しに移し替えています。こういう場面で、あなたなら何と声をかけそうですか?
次の3つの中から選んでみてください。どれがいいかではなく、普段のあなたならどれに近いかということで選んでみてください。
A こぼさないでよ
B じょうずじょうず
C ゆっくりでいいよ
ほとんどの人はAの「こぼさないでよ」になると思います。でも、このような否定的な言い方で言われると、子どもは「こぼしたら困る」と緊張してこぼす可能性が高まります。
特に強い語気で言われた場合はそうなります。
Bの「じょうずじょうず」なら、これでいいんだと感じて自信が持てます。既にちょっとくらいこぼれていても、こう言ってあげたほうがいいでしょう。
逆に「ほら、こぼれてるでしょ」と指摘してしまうと、緊張が高まってしまいます。
Cの「ゆっくりでいいよ」もいいと思います。このような肯定的な言い方で言ってもらえれば安心できるからです。もちろん、言うときは穏やかな口調で言ってあげましょう。
子育てでコミュニケーションのスキルを磨ける
ということでBとCがお薦めです。このような日々のちょっとした言葉を大切にしたいですね。
思ったことを反射的にすぐ言うのではなく、その場の状況や相手の気持ちを考えて、よりよい言い方に自己翻訳してから言うことが大切だと思います。
「そんなこと無理」と思うかもしれませんが、心がけていればだんだんできるようになります。そして、わが子にこれができるようになると、職場やその他の場でもできるようになります。
なぜなら、わが子は一番遠慮のない言葉づかいをしてしまう相手だからです。そのわが子にちゃんと配慮した言葉をつかえるようになれば、どこでもできるようになります。
子育てをしながらコミュニケーションのスキルを磨けるということですね。子育てを通して、思ったことをすぐ言ってしまう人から考えてから言う人にバージョンアップしましょう。
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