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カップヌードル冬の名物「ミルクシーフード」をセブンの激安カップ麺と食べ比べ

オサーンカップ麺ライター
「カップヌードル」(左)と「セブンプレミアム」の「ミルクシーフード」

カップヌードル冬の名物「ミルクシーフード」

今回は、冬の到来を告げるカップヌードルの名物商品「カップヌードル ミルクシーフー道ヌードル」を、同じ発売日にぶつけてきたセブンプレミアムの「ミルクシーフードヌードル」と食べ比べます。

「カップヌードル ミルクシーフードヌードル」といえば、シーフードヌードルにミルクを入れる加える民間レシピを公式が採用してしまい、その結果冬の名物商品となりました。

「ミルクシーフード」は冬の風物詩
「ミルクシーフード」は冬の風物詩

カップ麺ファンならずとも知る本家「カップヌードル」のミルクシーフードに対し、セブンプレミアムから同じ発売日に「ミルクシーフードヌードル」が発売されました。こちらはイトーヨーカドーなどスーパー専売でセブン-イレブンでは買えないようですが、「カップヌードル」が定価税込254円なのに対し、「セブンプレミアム」は116円で半額以下。少しくらい悪かろうでも許せてしまうまさかの価格設定ですよね。

価格が違いすぎるのであまりガチンコで比べてしまうのは良くないですが、価格差を踏まえた上で比較していきたいと思います。

「カップヌードル」と「セブンプレミアム」の内容物

「カップヌードル」(左)と「セブンプレミアム」(右)の内容物
「カップヌードル」(左)と「セブンプレミアム」(右)の内容物

まずは「カップヌードル」と「セブンプレミアム」の内容物を比較します。フタを開けると一面を覆う粉末とかやくが入っており、粉末の量は「カップヌードル」が白くて大量、それに比べると「セブンプレミアム」は褐色で量少なめ。

かやくの量はそれほど違いはなさそう。麺量は前者が60グラムで後者が50グラム。価格差を考えれば量が少ないのは致し方ないでしょう。

「ミルクシーフードヌードル」食べ比べ!

「カップヌードル」(左)と「セブンプレミアム」(右)完成
「カップヌードル」(左)と「セブンプレミアム」(右)完成

「カップヌードル」と「セブンプレミアム」ともにいかにもヌードル感の強い縮れのついた油揚げ麺に、白っぽいスープ、そしてかにカマの赤、たまごの黃、野菜類の緑でカラフルな見た目となっています。

粘度の強いスープが特徴の「カップヌードル」
粘度の強いスープが特徴の「カップヌードル」

「カップヌードル ミルクシーフー道ヌードル」の最大の特徴は、何と言っても甘くて油の強い濃厚なミルクスープではないでしょうか。「ミルクシーフード」という商品名ですが、シーフードはミルクや油の強さに比べるとそれほど目立ちません。圧倒的に甘くてまったりしており、口のまわりが油などでベタベタになる感じがします。

そしてもうひとつ。スープの粘度が高くてどろどろな上にカップヌードルの麺が大量にスープを吸い込んでいくため、麺とスープが渾然一体となって分離不能な状態になっていきます。濃厚でどろどろのカオス状態でした。

サラッとしていてシーフードが勝った「セブンプレミアム」
サラッとしていてシーフードが勝った「セブンプレミアム」

セブンプレミアムの「ミルクシーフードヌードル」は、「カップヌードル」に比べるとシーフードがきちんと主張しています。シーフードが強いというよりは、「カップヌードル」に比べてミルクが弱いため、相対的にシーフードがしっかり感じ取れました。

シーフードヌードルのスープにミルクアレンジすると本来こういう味になるだろうと誰でも推測できるような、常識的な味と言えるのではないでしょうか。「カップヌードル」のような甘ったるい濃厚味を期待するとまったく濃厚感がなく物足りないです。

麺量は50グラムで、「カップヌードル」の60グラムより少ないですが、価格がかなり違うので、これは文句をつけ難いところ。麺の質感も異なっており、カップヌードルのようなガンガンスープを吸っていく麺ではありません。

具は「カップヌードル」が他の味より量少なめというのもありますが、イカが入っていないこと以外は互角以上に渡り合っています。イカが大事なんだという意見もあるでしょうが、かにカマや玉子はむしろ「セブンプレミアム」の方が大きいくらいでした。

スープが別物すぎて替えがきかないが・・・

「カップヌードル ミルクシーフー道ヌードル」の大きな特徴である濃厚なミルク感と甘み、そして口のまわりにまとわりつくベタベタな感じは「セブンプレミアム」では再現できていません。麺量の差以上に栄養成分の脂質が糖質に大きな違いがあり、スープの厚みが明らかに違っていました。

ただ、「セブンプレミアム」も「ミルクシーフード」としては常識的な味で、きちんとシーフードの味を感じられるのは良かったです。また、価格差が大きいため、多少のことなら目を瞑れるのも「セブンプレミアム」の大きな魅力でした。本家の甘ったるい味が苦手なら「セブンプレミアム」もありではないでしょうか。

カップ麺ライター

カップ麺の新商品を食べてレビューするのがライフワーク。ブログで10年以上、5000食以上のカップ麺新商品をレビューしています。特にペヤングウォッチャーとして、「獄激辛」や「ペタマックス」などペヤングの新商品を追いかけています。実はスープにごはんを入れて食べるのが麺をすするより好きで最も至福の時。

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