寝かしつけの苦痛がなくなる!?子どもとママの心に効く寝る前のルーティン!
こんにちは!保育士のごんちゃんです。
「無理しない育児」をモットーに、保育士として地域の子育て支援事業に従事しながら、オンラインでも育児に関する情報発信をしています。
そして私も現役の子育て世代で、3人姉弟の育児に日々奮闘しています。
今日は日頃から様々な子育て中のママさんのお悩み相談を受けている私が、子育てのお悩みを解消するために大切なことをお話します。
メンタルの安定にも大切なポジティブな習慣
私は、人生はメンタルで決まると考えています。そのため子どもたちにも、しなやかなメンタルを身につけながら、成長していってほしいと願っています。
そして基本的な物事の捉え方は、ネガティブよりポジティブなほうがいいと思っていますので、今回は我が家で実践している「今日からすぐに実践できるポジティブな習慣」についてご紹介します。
それは1日の中でも寝る前のルーティーンとして行うのがオススメの習慣です。
ちなみにあなたは、毎晩のお子さんの寝かしつけ、どのようにしていますか?
私には3人子どもがいて、私は5歳と2歳の子を添い寝で寝かしつけしています。
1番下の0歳の息子は、ベビーベッドで1人で寝ているので添い寝で寝かしつけするということはありません。
一方上の子たち2人については、毎日私が寝かしつけるルーティンがあり、その時の親子の関わりで意識していることがあります。
それは「1日楽しかったな」と心がポジティブな気持ちで、満たされた状態で寝てもらうことです。
よく「寝る前に絵本を読むといい」とは聞きますよね。それは楽しくできていればいいと思いますし我が家も、絵本を読むことはあります。
しかし忙しくて大変なとき、絵本を読む気分ではないのに「読まないと!」という気持ちになっているのであれば、それは良いことではないと思うようになりました。
寝る前におすすめな親子の関わり
私が絵本を読みたい、子どもたちが読んでほしそうだなと思う時は読みます。しかし毎日の必ずのルーティーンとして絵本を読むことは実践していません。
その代わり、寝る前に必ず会話をするようにしています。その時に私から子どもに聞くこととして、今日1日で楽しかったことを3つ教えてもらうようにしているんです。
2歳の子の場合、3個は言えずに1個だけで終わることもあるので、最初から3つと言わずに「何が楽しかった?」と聞きます。そして「他にもある?」といったように繰り返して3つ聞いてみると色々と話してくれることがあります。
でも5歳年長の場合は「3つある?」と聞くと、「これと、これと、これ」と教えてくれます。まずは良かったことや楽しかったことを聞くのもいいですね。
ポジティブ思考のトレーニング
このような親子のやりとりは、1日の中でどんなタイミングでやってもいいと思います。寝る前よりはお風呂に入っている時のほうがゆっくり話せるなら、お風呂の中でやってもいいんですね。
しかし寝る前の何がいいのかというと、寝る前の15分は最も記憶に残りやすい記憶のゴールデンタイムと言われているからなんです。
1日をポジティブに振り返ることが、ポジティブ思考のトレーニングにもなります。
特に夜は嫌なことや不安な気持ちが湧きやすいです。メンタルの安定に寄与している脳内物質のセロトニンが、夕方から夜にかけては分泌されなくなることも関係しています。
そのため夜は、自然とネガティブなことに目が向きやすい時間帯なのです。
これは大人の場合もあり、そして私自身もよくあります。ネガティブなことを考え始めることは、やはり夜が多いです。
もし考え始めたら、もう寝ようと思って夜はできるだけ考え事をしないようにしているのですが、子どもにも同じようなことがあると思っています。
私が日頃行っている育児相談でも、不安が強いお子さんの場合は、「日中はそんなに不安になることはありませんが、夜寝る前にすごく不安になりやすい」といった声や「不安な気持ちを言ってくることが多くて…」という話をよく聞きます。
そして現在はHSPを自覚している私自身が、幼少期HSCだったと感じていて、幼少期の方がその特徴が顕著に出ていたように感じます。
小学生のころから、夜寝る前に「明日あれがこうなったら、どうしよう」や「学校で何かやることあったらどうしよう」と不安なことを考えがちでした。
しかもそれ以前に「今から嫌な夢を見たらどうしよう」などと、そういうこと考えては不安になっていたんです。
そのため私のような不安が強いタイプの場合、一般的に昼よりも夜の方がやっぱりネガティブな思考になりやすいです。
だからこそ寝る前は、ポジティブなことに目を向ける練習をします。1日をポジティブに振り返りながら、楽しく毎日を生きていくことがすごく良いのではないかと思います。
子どもと1日をポジティブに振り返る会話
私がうつ病だった時、よく聞いてた話があります。寝る前にポジティブな日記を書くといいと言われてました。
この方法は当時分かりませんでしたが、現在は心理学もよく知るようになり、なるほどと思うようになりました。メンタル疾患やうつ病を治していくアプローチで、認知行動療法というものがあります。それが寝る前、ポジティブに1日を振り返る日記を書くということなのですが、すごく効果の高いワークとして知られています。
私もうつ病の時、やはり自分を苦しめる認知だったり、ネガティブにしか捉えられないような状態になりました。ポジティブに振り返ることを通して、物事の良い側面に注目できるようにもなります。そしてポジティブ思考が鍛えられていくものでもあります。
メンタルが安定しているときは自分自身の短所よりも、長所にも目が行きやすくなりますよね。しかし不安定な時は「何で自分ってこうなんだろう」と自分の欠点やコンプレックスが気になることもあるかと思います。
そのため、こういったポジティブなことに目を向けるワークを通して改善していくというアプローチなんですね。それを大人であれば日記を書くことができますが、特に字を書けるようになる前の就学前や乳幼児期には、会話を通して、物事のいい面に目を向けていく練習ということができるといいなと思います。
寝る前に親子で寝かしつけしてる方が多いと思うので、そこで1日をポジティブに振り返る会話ができるといいなと考えています。
無理せず親子の楽しいコミュニケーションタイムを
我が家ではポジティブな気持ちで眠れるように、寝る直前の会話は、できるだけポジティブなことを話そうと思っています。
しかし子どもが全然乗り気ではない時もあります。「もう忘れた」や「もういい」と言う時もあるので、そういう時は無理強いしないです。
楽しい会話を通して、楽しい気分で終わることもあります。例えばある日は、ゲームクイズで盛り上がったりもしました。
ちなみに中でも盛り上がったクイズが、「お父さんクイズ」や「お母さんクイズ」子どもの「〇〇ちゃんクイズ」「〇〇くんクイズ」といった家族にまつわるクイズでした。
そのクイズをそれぞれが出して、それぞれが答えるだけなんですが、すごく盛り上がって楽しかったですし、楽しい気分で眠れたいい思い出です。
ただテンションが上がりすぎると、逆に寝ないっていうこともあると思いますのでバランスが難しいですよね。
でも怒った状態や叱ったまま寝かせることは1番避けたいなと考えています。
そのため、できるだけ楽しい気持ちやポジティブな気持ちで満たされた状態で、眠れるといいなと私も常々考えています。
なぜなら私自身、寝る直前に夫と喧嘩した日は本当に翌日、最悪な気分で目覚めてしまうんですよね(笑)
寝る直前に行った行動や感じた感情は、翌日にも影響をもたらすと実感しています。
あなたも、そういう経験ありませんか?
よく受験期に寝る直前、単語を見て寝るとその記憶に定着するといいと言われています。それはまさに記憶のゴールデンタイム、つまり脳の仕組みを利用しているんですね。
今も日常生活で、そう感じることが多いので、ネガティブな気分で終わらないということはすごく大事なことだなと思います。
「寝かしつけは大変…」と思っている方も多いですよね。私が発信しているインスタアカウントでも、ママさんたちに育児で何が大変か聞くと、寝かしつけはランキング上位に入ります。
数分でさっと寝ますっていうお子さんは少なく、少なくても平均的には30分くらいはかかると思います。長いと1時間2時間かかるっていう子どもが多いなという印象ですし、我が家の子どもたちもそんなにすんなりすぐには寝ません。
そのため、どうせ寝ないなら、その寝かしつけ前の時間を濃密な親子のコミュニケーションタイムにできたらいいなと思うようになりました。
そう思うことによって寝かしつけは、あまり苦痛じゃなくなりました。むしろ添い寝での寝かしつけは、もうしばらく続けたいなと思うようにもなりました。
そのように1日の中で、どこかの時間に親子の濃密な時間があるって思えると、親も気が楽になりますよね。特に保育園にお世話になってる時間も罪悪感を持たなくなりました。
子どもにとってはもちろんですが、親にとってもいい影響がすごくあるなと思います。これからも我が家では続けていきたい寝る前のルーティンです。
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!