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余所とは違うキリリとした塩味が際立つ地元民のソウルフードは豚骨の香りが漂う懐かしい一杯

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

JR博多駅方面から筑紫通り方面へと車で南下させる。その通り沿いにある「ららぽーと福岡(以前は青果市場があった場所)」のすぐそば(少し手前)に位置するのが、福岡市博多区那珂の老舗ラーメン店〈達磨ラーメン〉だ。

福岡市博多区那珂のラーメントライアングルの一角にある

すぐそばの通りの反対側(道向かい側)に「博多一心亭」があり、同じ駐車場を共有する、達磨のお隣にある「元祖赤のれん雄ちゃんラーメン」。また、赤のれんが入る以前には、これまた老舗の「福一ラーメン」があった場所。そして、その3店舗のトライアングルの一角になるお店が、ここ〈達磨ラーメン〉。

道向かい側にある「博多一心亭」。朝6時からの営業。
道向かい側にある「博多一心亭」。朝6時からの営業。

お隣の「元祖赤のれん雄ちゃんラーメン」。元祖赤のれんの味を受け継ぐ。
お隣の「元祖赤のれん雄ちゃんラーメン」。元祖赤のれんの味を受け継ぐ。

1983年創業で、40周年を迎えた名店

お隣のお店と共有の専用駐車スペースは結構広めな印象だけど、この日、お昼のピークを過ぎた14時の訪麺ながら、駐車場は満車。近くに有料駐車場が少ないため、店先の路肩で邪魔にならないように少々待たせていただこうと思ったタイミングで程なく数台のスペースに空きができたので、運良くあっさり駐車。お店の回転率はかなり早いほうだと思える。

休日は開店前から駐車場が埋まることも

立地から考えると、比較的広めな駐車場があって立ち寄りやすいので、休日ともなると11時の開店と同時に、満席になることもよくある。

昭和レトロな雰囲気の厨房を囲む大きなL字型カウンター

厨房を囲む大きなL字型のカウンター席は20席前後。入って右寄りのカウンターの空席に着座すると、後客の常連らしき方々が着座前に「ラーメンとメシ」のセットを迷いなく、バンバンと注文を通していく。

11時〜15時限定の「ラーメン・ミニ炒飯セット」を注文

こちらの注文も迷うことなく、最近(10月頃から)始まったばかりの「ミニ炒飯セット」を選択。麺の硬さは「カタ」でオーダーした。

お店の「推し」が分かる。給水機の上にも。
お店の「推し」が分かる。給水機の上にも。

カウンターの卓上でも。
カウンターの卓上でも。

待つことしばし、着丼の「ラーメン・ミニ炒飯セット」

まずは、ラーメンが先に着丼。こちらは最近の見慣れたラーメンだけど、数年前に比べると、ネギの量は程よくなり、薄切りのチャーシューは変わらず。達磨ラーメンと言えばの見た目の印象をつくっていた、細切りのキクラゲは、数年前から無くなっているので、昔のイメージより、さらにシンプルな見た目になった。

スープは、豚骨がしっかりと感じられる懐かしい香りと、脂の膜が張るくらいの濃さだけど、キリリとしたカエシの塩味が際立ち、思いの外、サラッとしているのでゴクゴク飲めてしまうくらい。

10月から新登場のミニ炒飯も絶品

しっかりとした味わいのミニ炒飯。ラーメンのお供にちょうどいい味付けと量で次回もまた食べてみたい。

今現在のメニュー構成はこちら

ラーメン専門店らしいメニュー構成で、ラーメン850円、大盛ラーメン1000円、チャーシューメン1050円、ワンタンメン1050円、大盛チャーシューメン1200円、ラーメン・ミニ炒飯セット(15時まで)1200円、替玉150円、餃子400円、メシ150円、達磨みそ100円となる。

ラーメンとメシをセットで注文する人が多い理由

塩味の強いラーメンは、メシと一緒に食べるとちょうどいい感じなので、常連さんがメシを多く注文する理由がよく分かる。もう一つの理由としては、やはり卓上にある「辛子高菜」の存在。昔ながらの丼碗にドカンと山盛りに入った「辛子高菜」が席と席の間に、等間隔で点々と配置されている。こちらの辛子高菜は結構辛い(激辛といっていい)ので、小皿に少しずつ取ってメシやラーメンのお供に。また、替玉時の味変に使うのも、もちろんおすすめだ。

替玉は、昔ながらの丼碗への直接投入型

ちなみに替玉は、注文後、茹で上げられた麺をザルに入れたまま、直接丼碗へ投入する昔ながらのやり方。やや大きめのカウンターなので、ザルが近づいてきた際は、少し丼碗を前に出して待つとスムーズに投入される。こちらもぜひ一度、体感してほしい。

達磨ラーメン

住所  :福岡県福岡市博多区那珂3丁目22-27
[地図

営業時間:11時00分~19時00分(月〜土)

    :11時00分〜15時00分(日・祝)※要確認

定休日 :第2第4第5日曜日 ※要確認

駐車場 :専用駐車場あり(隣の赤のれんと共有の駐車場です)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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