12月スタートは強い寒気で冬一色
東京都心、北の丸公園では26日、平年より2日早く、イロハカエデが紅葉しました。
暖かな11月もあとわずか
11月といえば、初雪の頃ですが、今年は小春日和に恵まれ、16日の札幌を最後に、初雪は途絶えています。全国的にみても、気温の高さが目立ち、東京の11月の平均気温は平年より2度高い14.5度(25日まで)で、記録的に暖かい11月となっています。
しかし、このまま冬が過ぎ去るはずもなく、暦にあわせたように寒さがやってきそうです。
12月初めは寒くなる
こちらは上空1,500メートル付近の気温を予想した図です。寒色は冷たい空気を、暖色は暖かい空気を表しています。天気予報では用途に応じて、天気図を使い分けますが、気温を予想するときに最もよく使われるのがこの図です。
例によって、日本列島がどこにあるのか、見つけにくいのですが、図の中央にあると思ってください。
上図は11月末までの気温を表していて、日本列島は引き続き、暖かい空気に覆われる予想となっています。しかし、大陸北部(図の左上)に目を向けると濃い青色の部分があり、冷たい空気が溜まっている様子がわかります。
この冷たい空気はじわじわと広がりながら、日本列島に押し寄せるでしょう(下図)。これまでとは一転して、12月初めは寒くなる見通しです。
気温10度で冬物コート
寒さの感じ方は人それぞれなので、服装の提案は苦手ですが、昼間の気温が10度に近づくようになると、厚手のコートや上着を着るようにしています。
天気ノートを見返すと、昨年(2021年)も今頃から寒くなり、12月1日は京都や松江などで初雪が降りました。最近は暖かいと思っていると急に寒くなり、気温の変化を負担に感じることが多い。今年も年末にかけて、徐々に寒さが優勢になりそうです。