27日(日)投票日の空模様は?晴れや雨ならば投票率低く
27日の東京はくもり予想
衆院選の投票日まで一週間。最新の予想によると、27日(日)は高気圧に覆われる北日本ではおおむね晴れる見通しです。
そのほかの各地はくもりの予想で、九州、四国、沖縄では雨が降りやすいでしょう。
東京はくもりの予想ですが、信頼度は最も低い「C」で、今後、予報が変わる可能性があります。
投票率が上がる天気下がる天気
投票率の行方は選挙戦の焦点の一つです。政治とカネの問題、年金や医療など、その時々の争点に大きく左右されますが、投票日の天気も影響することが知られています。
投票率が下がりやすい天気としては行楽日和の晴れや外出をためらう雨や雪の日があります。
一方、くもりの日は遠出をせず、在宅率が高いため、投票に行く人が増えると言われています。
東京で初雪 戦後最低の投票率
師走選挙となった2014年の衆院選は投票率52.66%と戦後最低となりました。
天気ノートで当時を振り返ってみると、日本列島に強い寒気が流れ込み、新潟県を中心に大雪に見舞われました。
東京は冬晴れでしたが、夕方からみぞれが降り、平年より20日早い(当時)初雪となりました。
投票日に台風直撃
2017年の衆院選は季節外れの台風で混乱しました。投票日に台風が接近する予想となったため、早めに投票を済ませようとする人で、期日前投票所に長い列ができました。
投票日の夕方には大型で非常に強い台風21号が東海・関東地方にかなり接近し、風雨が一段と激しさを増しました。
東京の24時間降水量は170.0ミリに達し、10月としては記録的な大雨となったのです。
天気よりも投票へ
2003年に期日前投票制度が創設されました。前回の衆院選では期日前投票をした人が投票者総数の約35%に達し、今や有権者の5人に1人が期日前投票を利用しています。
期日前投票の定着で、投票日の天候が投票率に影響しにくくなっていると思いますが、当日の天気によってはためらう方もいらっしゃるかもしれません。
選挙は他人事ではなく、自分の将来に関わることです。考えや思いを示さなければ世の中は変わらない。天気に関わらず、投票して欲しいと思います。
【参考資料】
総務省:第50回衆議院議員総選挙10/27(日)ホームページ
総務省選挙部:よくわかる投票率、令和6年3月