鎌倉散策で食べたい!網元直送生しらすのワンコイン手巻き寿司
鎌倉駅から江ノ電で4分の長谷駅。紫陽花寺として有名な長谷寺や鎌倉大仏が鎮座する高徳院があり、多くの観光客が訪れます。そんな鎌倉・長谷で観光と一緒に楽しみたい、ワンコインの生しらす手巻き寿司を紹介します。
網元直送のしらす専門店「鎌倉 聖敷や」
江ノ電長谷駅から大仏通りを、長谷寺や高徳院方面に歩いて4分。一見雑貨屋のような「鎌倉 聖敷や(しょうじきや)」。でも、大きな“生しらす”の幟がはためいています。
実はこちらのお店、女将が湘南しらす網元の「勇しげ」に嫁いだ縁で、朝どれの新鮮な生しらすをいただくことができるんです。
湘南しらすは、かながわブランドにも登録されている、神奈川を代表する特産品。環境保護のため禁漁期間となっている1月から3月中旬を過ぎた今は、黒潮に乗ってやってきた新鮮な春の生しらすが旬を迎えています。
ワンコインの生しらす手巻き寿司
丼もおいしいですが特におすすめしたいのが、散策の途中で手軽に食べられる生しらすの手巻き寿司。
1本500円(税込)とワンコインで食べられ、しかも手に持って食べることができるので、小腹が空いたときの軽食にもピッタリです。
ピカピカに光った白銀色の生しらすは、スーパーで見かける生しらすよりひとまわりは大きい!太くて透き通っています。
葱、ゴマ、茗荷を混ぜた生しらすと酢飯を、大葉と海苔で包んだだけのシンプルな生しらす。少量のタレで味がついているので、そのままパクリといっちゃってください。
かながわブランドの湘南しらす
実は、以前は生しらすが苦手でした。どろりと濁った見た目と食感、口の中に広がる生臭い磯の香りがダメだったんです。食べられないわけではないけど、好んでは食べませんでした。
でも、かながわブランドモニターの視察に出かけ、とれたての新鮮な湘南生しらすを食べ、今まで食べていた生しらすは別物だったということがわかったんです。
鮮度の良い生しらすは、透き通っていて、臭みなんて全然ありません!そのまま食べても、ほのかな甘味があっておいしいんです。
上の写真はその時食べた生しらすで、何もつけずにそのままちゅるんと食べ、そのみずみずしい味に、体の中から浄化されていくようでした。
聖敷やの生しらすは、とれたてと比べると若干透明度が10%くらい(笑)落ちてはいますが、大きさが全然違うのは伝わりますでしょうか?
なので、生しらすの食感が全然違うんです!
生しらす以外にも、私が感動したのは海苔のおいしさ。いろいろ食べ歩いていますが、意外に海苔の保存が悪くて、劣化した海苔を使用して、料理を台無しにしているお店って多いんですよ。でも、こちらは海苔までパリパリ。しかも海苔の風味がよかった!
手巻き寿司はお店の外のテラスでいただくこともできます。お茶のサービスもありです。ニコニコと笑顔が素敵なおばさまが応対してくれます。
湘南しらすの漁は、船びき時間が短い一艘曳き(通常は二艘曳き)なので、しらすに傷がつくこともなく、鮮度が良いので、とってもおいしいんです。
ただし、本当に鮮度とともに味がどんどん落ちて行くので、お店選びは慎重に!そうしないと、私のように長い間生しらすが苦手になって、人生を損してしまいますよ。
雑貨もかわいい聖敷や
店内ではかわいい雑貨も販売しています。センスの良い器も、信じられないくらいリーズナブルなお値段で販売されていました。その後、まだまだ歩く予定だったので、泣く泣く諦めましたが、鎌倉のお土産にもなる、オシャレで使い勝手の良さそうな商品がたくさんありました。
しらすの旬は年3回。あとは、相模湾でとれる夏しらす、鎌倉沿岸で育つ秋しらすがあります。
鎌倉観光に来たら、ぜひ、湘南生しらすも味わって帰ってくださいね。
生しらすの入荷状態や臨時休業のお知らせはお店のTwitterから確認できます。
鎌倉 聖敷や
住所:神奈川県鎌倉市長谷1-16-22
TEL:0467-38-6533
営業時間:11:30~22:00(夜の部は完全予約制)
定休日:不定休(悪天候による臨時休業あり)
公式ホームページ:鎌倉 聖敷や
公式Twitter:https://twitter.com/syojikikamakura/