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【韓国スイーツ】TikTokをきっかけに「ドバイチョコレート」が大バズり!新大久保で食べてみた

西嶋広美翻訳者(韓国語)/フリーライター
真ん中の緑の部分がピスタチオスプレッドとカダイフ(筆者撮影)

トレンドの移り変わりがはやい、いや、はやすぎる韓国! 夏前から注目を浴びていたのが「ドバイチョコレート」です。「ドバイなのに韓国?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。

今回はドバイチョコレートがなぜ韓国で流行っているのか、その理由とともに、実際にアレンジスイーツを食べてみたので、それをレポートします。

■「ドバイチョコレート」とは

cafe guumさんのドバイチョコレートフィナンシェ(筆者撮影)
cafe guumさんのドバイチョコレートフィナンシェ(筆者撮影)

「ドバイチョコレート」とは、中東や地中海地域を中心に食べられているチョコレートです。主な材料はチョコレート、ピスタチオスプレッド、そして小麦粉やトウモロコシの粉から作られた細い麺カダイフです。

■ドバイチョコレートが韓国で大バズりしたわけ

ドバイチョコレートがなぜ、韓国で流行っているのかというと、TikTokのASMR動画がきかっけでした。チョコレートのパリパリ感とカダイフのザクザク感がASMRの咀嚼(そしゃく)音動画にぴったりということで、特に「作ってみた動画」が大バズりしたのです。それがことしの6月頃。その後、韓国のコンビニエンスストアでドバイチョコレートが販売されると、人気すぎて手に入らない状態となりました。

ASMRのイメージ画像
ASMRのイメージ画像

ちなみに「ASMR」とは、「Autonomous Sensory Meridian Response」の略で、聴覚や視覚への刺激によって感じる心地よい感覚を指します。咀嚼音や朗読、ネイルタッピングなど、多くのコンテンツが存在します。いわゆる、見て聞いて癒される動作や音のことで、勉強中や睡眠導入時に聞くと集中しリラックスしやすいといわれています。ASMRを専門に投稿する韓国人ユーチューバーもたくさんいるんですよ。

■新大久保でドバイチョコレートフィナンシェを食べてみた!

韓国では、ドバイチョコレートスイーツを提供するカフェなども増え、それが、日本にも広まっているようなので、さっそく食べてみました。東京・新大久保にあるcafe guumさんのドバイチョコレートフィナンシェ(商品名はドバイフィナンシェ(ピスタチオ))です。

cafe guumさんのドバイチョコレートフィナンシェ(筆者撮影)
cafe guumさんのドバイチョコレートフィナンシェ(筆者撮影)

初めは「チョコに麺?」と思っていたのですが、チョコレートの甘さとピスタチオの風味と合っていて、カダイフの食感もよく、とてもおいしかったです。見た目も映えますね。

個人的には、「ザク」でもなく「サク」でもなく「ガリ」でもなく「カリ」でもない、なんとも絶妙な音に聞こえました。

気になった方は、ぜひ食べてみてください。

※余談ですが、ドバイチョコレートや以前ご紹介したグリークヨーグルトなどは、韓国で大流行しアレンジされたものが日本に入ってきたかたちですが、そのもの自体は韓国発祥ではないので、そこは注意が必要です。

翻訳者(韓国語)/フリーライター

小学生の頃から韓国が大好き!“韓国歴”は30年以上。神田外語大学韓国語学科卒(在学中「韓国外国語大学校」に交換留学)。大学卒業後は約18年間に渡り、韓流ポータルサイトのニュース記事(芸能・政治・経済・社会・スポーツ・北朝鮮)翻訳&コンテンツ企画業務に従事。インタビューや取材記事なども多数執筆。現在はフリーランスの翻訳者&執筆家(writer)として活動しています。

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