簡単に作れる屋外用シャワールーム【自作】これでキャンプの「お風呂問題」は解決!
キャンプの時、「お風呂はどうする?」という問題が必ず発生します。
近くに温泉や銭湯があれば問題ありませんが、入浴施設が無い場合は「風呂に入らない」という選択を余儀なくされるでしょう。
そんな問題を解決するために、テントの横にシャワールームを作る方法を紹介します。
簡単に設置&撤去が出来て、収納サイズもコンパクトなシャワールームセットです。
この記事ではシャワールームの設置方法や温水を確保する方法を紹介します。
用意するもの
シャワールームを作るために用意するアイテムは以下の5点になります。
・ポップアップ式お着替えテント:1ヶ
・折り畳み式バケツ:1ヶ
・充電式の電動ポンプシャワー:1ヶ
・ペット用のバスタブ:1ヶ
・バスタブの下に敷くマット:1ヶ
唯一、ペット用のバスタブの下に敷く薄い銀マットだけは自分でカットして作ります。
シャワーを浴びる時に石鹸を使わないのならペット用のバスタブとバスタブの下に敷くマットは必要ありません。
これだけでシャワールームは完成します。
収納する時は、お着替えテントの収納袋に全て収まるので持ち運びにも便利です。
シャワールームのセッティング
まずはテントの横にシャワールームを設置します。
お着替えテントはポップアップテントと同じ様に収納袋から取り出すと、5秒ほどで組み立てる事ができます。
そして、風で飛ばされないようにテントの四隅にあるループにペグを打って固定します。
あとは、テントの中にペット用バスタブ、マット、バケツ、シャワーをセットします。
お湯を入れた折り畳み式のバケツは自立しますが、水量が少なくなると倒れてしまうのでバケツの取っ手をロープで吊っています。
シャワーヘッドはテントの天井付近に引っ掛けます。
これで準備完了です。
慣れるとテント設営からセッティングまでは10分ほど。
お湯を沸かす
シャワー用のお湯を沸かす方法は2通りあります。
①キャンプ用バーナーで沸かす
手っ取り早いのはキャンプ用のストーブでお湯を沸かす方法です。
まずは2リットルの熱湯を作ります。
そして、10リットルの水をバケツに用意します。
この時、夏の水道なので水温は28度でした。
そして、バケツの水に熱湯を注ぎ入れると水温は40度になりました。
気温が低くても快適に感じるシャワーの温度です。
そして、もうひとつの湯沸かし方法は。
②太陽熱で温める
夏の晴れている日なら太陽熱だけでお湯を作る事が出来ます。
その際、太陽熱を吸収しやすい黒色のバケツを使うのが効果的です。
このバケツは使用時には20リットルもの容量があるのですが、折り畳むと手のひらに収まるほどコンパクトになります。
こちらも実際に水の温度が、どのくらいまで上昇するかを計測します。
バケツには水温29度、10リットルの水を入れています。
バケツの水温を早く上昇させるには以下の方法が効果的です。
・バケツの上部をダブルクリップで固定する。
・太陽で熱せられたアスファルトの上に置く。
2時間後にはバケツの水温は40度になりました。
真夏なら、アスファルトの上に放置しておくだけでお湯になるので手間はかかりません。
ただ、この水温を夜までキープするにはクーラーボックスに入れる必要があります。
シャワーを浴びる
快適な温度のお湯が用意出来たら、いつでもシャワーを浴びる事ができます。
このシャワーは充電式なのでスイッチの部分にリチウムバッテリーが内蔵されています。
使用する時はシャワー水の吸い込み口をバケツに沈めてスイッチを押すだけ。
シャワーヘッドから勢い良くお湯が出てきます。
そして、排水はバスタブに溜まるので石鹸を使って体を洗っても自然界に流れ出る事はありません。
シャワーが終わってバスタブに溜まった排水は又バケツに汲み戻します。
排水には自然界で分解が遅い石鹸が含まれているので、合併浄化槽や下水設備のある炊事場へ流します。
これで、キャンプのお風呂問題は解決するでしょう。
ちなみに私はここ数年、夏のキャンプでは自作のシャワールームでお風呂を済ませることが多くなりました。
最後に
今回紹介したシャワールームセットはコンパクトな収納サイズなので、車移動なら邪魔になりません。
この方法ならキャンプだけでなく、車中泊や非常時にも使えます。
応用次第では他にも色々な使い方が出来ると思いますので、ご参考までに。