段ボールの歴史①:発祥は中国?それともイギリス?
こんにちは!段ボールアドバイザー兼Webライターの木矢部通です。
今回は、私たちの生活でも馴染み深い段ボールの歴史について解説します。
段ボールの発祥はイギリスという説が一般的ですが、実は中国だという意見も存在します。
それでは、それぞれの起源について、詳しく見ていきましょう。
段ボールの発祥は中国なの?
一部の情報源では、1600年代初頭に中国で段ボールが発明されたとされています。当時の材料は今のような紙素材がメインで構成されておらず、ボロキレなどの布ベースだったとのこと。
使用用途は今と同じように包装資材として使用されていますが、それ以上の詳しい情報は残っておりません。
段ボールの発祥はイギリスじゃないの?
一方、商業用として世界的に初めて特許を取得したのが1856年のイギリスでした。この時の使用用途はシルクハットの通期とクッション性を高める素材として使われていました。
この時代での形状は、1層(厚紙)の波々形状で、現代社会で出回っている形状とは大きくかけ離れたものでした。
まとめ
段ボールの起源については、中国が発祥であるという説が一部には存在します。しかし、イギリスにおいては商業用として特許取得されたことから、初めて段ボールを認知されたのはイギリスだという認識が良さそうですね。
また段ボールの発祥が、シルクハットのクッション材という想像できない用途で誕生したことは衝撃的でした。
実際、試しにキャップの内側に波々の紙を巻いてみましたが、、、、決して帽子の被り心地は決して良くはありませんでした。
やはり段ボールは梱包材としての使い方がベターですね。
この記事が皆さんのお役に立つと幸いです。
(参考:全国段ボール工業組合連合会HP)