GW天気予報 最も晴れる日は?
札幌では21日、史上最も早く桜が満開となりました。例年、ゴールデンウィーク後半に見ごろを迎えますが、今年は2週間も早い。観光に少なからず影響があるのでは。
ゴールデンウィーク(GW)という言葉が映画会社の宣伝用語から始まったのは知られた話です。今年は4年ぶりにかつての賑わいが戻り、交通機関の予約も好調と聞きます。すがすがしい晴れのイメージが強い一方で、海や山に出かける人が多くなることから天気の事故も絶えません。
主な地域のGW天気予報
まずは札幌です。桜が満開になった後でも、雪が降ることは珍しくありません。天候が大きく変わりやすいため、出かける直前にも天気予報を確認したほうがいいでしょう。
今年の連休は二日晴れて一日雨が降る、周期的な天気変化が予想されています。
次に東京を見てみましょう。連休の半ば頃が晴れやすい予想となっています。過去の天気出現率では、晴天率が高いのは29日で73.3%、雨天率が高いのは5月2日で40.0%です。
続いて那覇です。前線の影響を受けやすく、くもりや雨のぐずついた天気が多くなる予想です。しかし、過去の天気出現率では4月29日や30日、5月5日(こどもの日)は晴天率が50%と高いため、あきらめるのはまだ早いかもしれません。
天気の急変に注意して
この時期は陽気もさることながら、日が長く、野外で過ごすにはちょうどいいときです。しかし、ときには強風あり、雷雨あり、竜巻ありと天気が荒れることも珍しくありません。
登山中に雷雨にあい、雨宿りの最中に落雷で死亡したケースやボートやヨットが強風で転覆し、海に投げ出され救助されるケースなど、天気の急変に伴う事故が度々起こっています。
楽しいはずの休日に、まさかの事故に巻き込まれないためにも、出かけた先でも空模様を気に留めて欲しいと思います。
【参考資料】
NHK放送文化研究所:「ゴールデンウィーク」「大型連休」どちらを使う?
気象庁:天気出現率