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【韓国美容】ネイリストに聞いた「韓国っぽネイル」の魅力|日本との違いはあるのか

西嶋広美翻訳者(韓国語)/フリーライター
コーヒーネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)

韓国ドラマやK-POPの人気で、韓国のファッションやヘアメイク、美容、コスメなどにも視線が注がれるようになりました。そのなかには「ネイル」もあります。Z世代(1990年代後半~2000年代に生まれた世代)の間では「韓国っぽネイル」と呼ばれ、親しまれているようです。

日本のネイルとの違いはあるのでしょうか。今回は、韓国のネイルにスポットを当てます。

■韓国のネイリストは国家資格

コーヒーをイメージしたネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)
コーヒーをイメージしたネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)

韓国でネイリストとして働くためには、国家資格を取得する必要があります。「美容師国家技術資格(ネイリスト)」というもので、美容師としての大枠のなかに、美容師一般、メイクアップ、ネイルなどと分けられています。まずは筆記試験から受験し、それに合格すれば実技試験に進みます。

日本の場合は検定の級で分けられているので、そこが違う点のひとつといえます。

■とにかく派手でポップな感じ

ゴールドのキラキラネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)
ゴールドのキラキラネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)

ネイル自体の特徴では、とにかく派手でポップな感じが韓国風

「カラフルなものや立体的なもの、そして斬新な色の組み合わせにユニークなアートは、グッと韓国っぽさが増します」(ネイルサロンRepos de ClématiteのネイリストYUMIさん)

日本では繊細なネイルが好まれるのだとしたら、韓国は大きなパーツを大胆に取り入れるのが定番だそう。それが、華やかでゴージャス、かつかわいい印象を与えます。また、ビジューやラインストーンを使ったキラキラしたデザインも多いイメージがあります。

大きめのビジューをのせたキラキラネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)
大きめのビジューをのせたキラキラネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)

ohoraやNCJといった韓国のネイルメーカーも、日本のネイリストの間で評判がよいのだとか。

もちろん、落ち着いたシンプルなネイルも存在しますし、好みは人それぞれです。ネイルデザインにおける“明確な”日韓の違いというのは、正直、ないのかもしれません。ただ、韓国では、目立つネイルへの人気が高いということですね。

個人的には、ハングル文字を入れるのもおすすめです!

古ハングルを入れたフットネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)
古ハングルを入れたフットネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)

私(筆者)の感覚では、十数年前までは爪を伸ばしているだけで、珍しがられました。この数年で、独自のセンスを確立させた韓国ネイル。韓国美容ブームも相まって日本にも広まったのでしょう。

思い切ってド派手な韓国ネイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。

ライムをイメージしたネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)
ライムをイメージしたネイル(ネイルサロンRepos de Clématiteにて/筆者撮影)

翻訳者(韓国語)/フリーライター

小学生の頃から韓国が大好き!“韓国歴”は30年以上。神田外語大学韓国語学科卒(在学中「韓国外国語大学校」に交換留学)。大学卒業後は約18年間に渡り、韓流ポータルサイトのニュース記事(芸能・政治・経済・社会・スポーツ・北朝鮮)翻訳&コンテンツ企画業務に従事。インタビューや取材記事なども多数執筆。現在はフリーランスの翻訳者&執筆家(writer)として活動しています。

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