「じゃがいもがシワシワに」←「捨てるべき?」料理人の回答に…『コレは有益!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「じゃがいも」は好きですか?
じゃがいもは年中手に入りやすく、我々の食卓に欠かせない食材の1つではないでしょうか。また、じゃがいもには沢山の品種があり、それぞれに独特の風味や食感があります。例えば、メイクイーンは煮崩れしにくいので煮物に最適ですし、男爵いもはホクホク感が特徴で、コロッケやポテトサラダにぴったりです。
さらに、じゃがいもは栄養価も高く、「ビタミンC」や「カリウム」が豊富に含まれており、健康にも良い食材です!特にビタミンCは熱に弱いイメージがありますが、じゃがいもに含まれるビタミンCはでんぷんに守られているため、調理しても比較的失われにくいのです。
そんな優秀なじゃがいもですが、保存しているとこんな場面に出くわした経験ありませんか?
『あれ?このじゃがいも…シワシワになってる!!」と。
じゃがいもは他の野菜に比べて、芽が出たり、緑色に変色したりと、様々な症状が現れますよね?今回はその中の1つである「シワシワのじゃがいも」に焦点を当て、解説していきたいと思います。
また、今回の内容を私の「Instagram」で発信し、感想アンケートを取ったところ…僅差ではありますが37%の方が『コレは有益』との回答を頂きました。
※回答してくださった方々、ありがとうございました。
果たして、シワシワのじゃがいもは食べられるのでしょうか?ずっと気になっていた方は、ぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- シワシワになる原因
- シワシワのじゃがいもは食べられる?
- 食べられるパターン
- 食べられないパターン
- まとめ
シワシワになる原因
そもそも、なぜじゃがいもはシワシワになってしまうのでしょうか?
シワシワになる最大の原因は…
保存中に「水分」が抜けていくから!
言われてみればそうですよね、シワシワになったじゃがいもって長期間保存していた場合がほとんどなのです。
じゃがいもの成分の約60~80%は水分です。長期間保存すると水分がどんどん抜けていき、細胞がスカスカの状態になってしまいます。その結果、あのシワシワのじゃがいもができるのです。
また、芽が生えてくると、水分や栄養が芽のほうにとられてしまいます。言われてみれば…確かに「シワシワ」と「芽」はセットであることが多いですよね?
シワシワのじゃがいもは食べられる?
それでは、今日の本題に入りましょう!果たして、シワシワになったじゃがいもは食べられるのでしょうか?これの回答は…
シワシワだけなら食べられるが、緑色に変色していたり、芽が2cm以上伸びている場合は廃
少し難しいですね。先ほども言いましたが、シワシワのじゃがいもは他の症状とセットで現れることがほとんどです。つまり、「シワシワ×〇〇」という組み合わせになります。この〇〇の症状次第で、食べられるのか捨てるべきなのかを判断するということです。
せっかくなので、シワシワのじゃがいもに関する『食べられるパターン』と『食べられないパターン』のいくつかの事例を見てみましょう!
食べられるパターン
・シワシワだけの場合:シワシワになっているだけで、芽が出ておらず、緑色に変色していない場合は食べることができます。この場合、調理前にしっかりと皮を剥き、見た目が気になる部分を取り除けば問題ありません。
・芽が出ているが短い場合:芽が出ていても、1cm未満であれば、芽の部分を取り除いて食べることができます。ただし、芽の周囲にはソラニンという有害物質が含まれているため、しっかりと取り除くことが重要です。
・内部が正常な場合:じゃがいもを切って内部を確認した際に、変色や腐敗が見られなければ、そのまま調理して食べることができます。
食べられないパターン
・緑色に変色している場合:じゃがいもが光に当たるとソラニンが生成され、緑色に変色します。ソラニンは有毒であり、食べると健康に害を及ぼすため、このようなじゃがいもは廃棄してください。
・芽が2cm以上伸びている場合:芽が長く伸びている場合、ソラニンの含有量が高くなります。芽が2cm以上伸びているじゃがいもは全体に毒素が広がっている可能性があるため、食べずに廃棄するのが安全です。
・変な臭いやカビが生えている場合:シワシワになったじゃがいもが異臭を放っていたり、カビが生えていた場合は、腐敗が進んでいる可能性が高いため、廃棄してください。
・内部が変色している場合:じゃがいもを切って内部を確認し、変色や腐敗が見られる場合は、食べるのを避けましょう。
まとめ
- じゃがいもがシワシワになる最大の原因は「水分」が抜けていくから
- シワシワのじゃがいもは他の症状とセットで現れることがほとんど
- シワシワだけなら食べられるが、緑色に変色していたり、芽が2cm以上伸びている場合は廃棄する
- 「迷ったら、廃棄する」←これが大事です!