はらぺこライターの旅人間です。今回は長野県伊那市から食レポです。

伊那市のご当地グルメと言えば「ソースかつ丼」が有名ですよね。今回紹介するのは超有名な元祖のお店です。

このお店の名は「青い塔」と言います。

なんだか喫茶店のような店名ですが、その由来は満州鉄道で賄いをしていた時にお世話になった料理店の名前なんだとか。

昭和21年創業の老舗で、伊那市でソースかつ丼と言えば絶対に外せないお店の一つです。

ソースかつ丼のルーツに関しては諸説あり、長野県以外にも福井県、福島県、群馬県など各地で名店がありますね。そして様々なストーリーがあります。

この青い塔に関し、お店の案内を見ると…

旨味ソースを考案した先代が、ご飯にキャベツ、そして旨味ソースにくぐらせた豚かつをのせ誕生させたと。そして、その味は先代の特異な風貌とあいまって「ひげのとんかつ」と呼ばれ、多くのお店に影響を与えたとあります。その経緯とネーミングが素敵ですね。

さて、今回注文したのは「ロースかつ丼」（1,350円）です。

長野県産のお米に国産の豚ロースを使用したソースにくくらせた豚かつがドーンと、その迫力は実にお見事、貫禄があります。

この厚み…スゴイ！

箸で摘まんだ時に来るズッシリとした重み…

そして、もっとも驚いたのは…

最初にガブッと噛んだ時にやって来る味わいです。ジューシーさとソースの旨味、そのダブルパンチに思わず「わぁお！」と心の中で叫びたくなります。

私は見た目のインパクトより、味のインパクトの方が圧倒的に強かったです。

ソース多めで濃過ぎるくらいの味が好みの私からすれば、この店はソースはサラッと通された印象です。それほど濃くはありません。それなのにしっかりソースの旨みに満足してしまうトコロに名店の凄みを感じました。

ここは伊那に行ったら絶対に食べておきたい名店です。