カラスウリの真っ赤な実でジャック・オー・ランタンを作ってみた カッターナイフで簡単に作れます
晩秋のこの季節になると真っ赤に実ったカラスウリの実がひときわ目立つようになります。
散歩の途中でカラスウリを見つけたら幾つか採ってきて手作りのジャック・オー・ランタンを作ってみてはいかがでしょうか。
カッターナイフとハサミ、竹串を使って簡単に作れます。
カラスウリの実は、皮の部分が完全に乾燥していない、まだ水分を含んでいて柔らかな実を選んだ方が作りやすいです。
まずは目や鼻、口の形にカラスウリの皮をカッターナイフで切っていきます。
完全に乾燥していない実なら皮は柔らかいので簡単に切れます。
顔の各部が切れたら中の種とドロドロになっているワタを竹串などを使って口の部分からかき出す。
中には予想以上にたくさんの種とワタが詰まっていますので全てかき出します。
枯れたツルの部分を髪の毛に見立てて適当に切ります。
湿り気が残っている実の内部を乾燥させれば出来上がりです。
顔は日にちが経つと共に、乾燥してシワが出来たりひび割れたりして表情がどんどん変化していきます。
それを楽しむのもまた愉快なものです。
今回は二人分の顔を作って一緒に拾ってきた落ち葉と組み合わせてみました。
もっといろいろな表情の顔をたくさん作って糸で吊るしてモビールのようにしても季節感あふれる愉快なオブジェになると思います。
カラスウリのミニ知識
カラスウリはウリ科の塊根性の多年草です。
雄株と雌株があり、果実は雌株のみに成ります。
花は直径10cm程で周囲がフリルのように糸状になった5枚の白い花弁を付け、夏の夕方から夜にかけて開花します。
純白の白い花は夏の夕に良く目立ち可憐でもあり面妖でもある独特の雰囲気を醸します。
塊根状の地下茎からはデンプンが取れ、このデンプンは天花粉(ベビーパウダー)の原料になるのだそうです。
熟した果実は苦味が強く食用には向きませんが、まだ青い若い果実はニガウリと同じような調理方法で食用に利用できます(若いカラスウリの実をゴーヤーチャンプルー風に調理する記事も公開していますのでご覧ください)
塊根や果実は生薬として利用されることもあるとの事です。
ニガウリと同じ用にプランターなどに植えてグリーンカーテンとしても利用できます。
カラスウリの栽培は塊根状の地下茎を植える、種子を蒔いてのどちらからでも簡単に行う事が出来ます。
実から取り出した種子を良く洗ってから乾燥させて保存しておいて翌年蒔けば芽が出ます。
実を成らせたいなら雄雌異株ですので必ず雄株と雌株を育てる必要があります。
伸びたツルの先端の柔らかな部分は山菜として天ぷらやお浸しで食べる事ができます。
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