「地球平面説」パンケーキの形をした地球が宇宙を元気に飛び回る世界、地動説を訴え処刑された男
皆さんは地球が球体と平面、どちらであると思いますか?多くの方が「球体に決まっているだろう」と仰ると思います。実は、現代でも「地球平面説」は根強く支持されているのです。本記事では、地球平面説とそれに繋がる天動説をご紹介します。
■海外旅行中に宇宙に落下するかも?「地球平面説」
地球平面説、それは言葉の通り、地球は球体ではなくフリスビーのような平らな円盤であるという説です。もちろん、地球の端から転落する恐れもありますので、もし海外旅行をされる際にはご注意を。太陽と月は地球の上空でいつもフラフラしており、パンケーキの形をした地球は、今も元気に宇宙を飛び回っています。
「スペースチャンネルはまた何をまたぶっ飛んだことを」と呟いたそこのあなた。アメリカでの2018年の調査では、若者の3割が地球が丸いことに疑問を持っているとの結果も出ているのです。
それでは、なぜこのような地球平面説が支持されているのでしょうか。それは、遥か昔に世界で信じられていた「天動説」に繋がりがあります。
■地球が宇宙の中心で静止している「天動説」
1600年頃まで、太陽や月は地球の周りを回っているという「天動説」が信じられていました。このような奇妙な動きをする惑星を説明するため、むしろ複雑すぎる物理法則が必要となります。しかし、人々は広大な宇宙の中で地球だけが静止し、全ての中心であると自らを無理やり納得させていました。
そんな中、天文学者のガリレオ・ガリレイはたくさんの発見の中で地球が太陽の周りを回っている地動説を確信します。しかし、宗教裁判沙汰になってしまい、なんと終身刑に処されてしまいます。しかしご安心ください。翌年には減刑され、フィレンツェの郊外での自宅謹慎となりました。いつの時代も本当のことを言う人は罰せられてしまう世知辛い世の中ですね。
ちなみに、それより昔のジョルダーノ・ブルーノは、まさかの火あぶりの刑という悲惨な最期を迎えています。皆さんも長いものにはある程度巻かれるようにしましょう。皆さんは地動説と天動説、どちらを支持しますか?
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