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スイカやメロン、人前で食べるときはどうする?皮つきのフルーツのきれいな食べ方

樋口智香子マナー・コミュニケーション講師

みずみずしいメロンやスイカは、夏の風物詩。カットすればすぐ食べられる、手ごろなフルーツです。
とはいえ、フルコースのデザートや、お家訪問でのおもてなしなど、人前で食べる場合には、少々気を遣いますよね。
きれいに食べるにはどうすればよいか、迷ったこともあるはずです。

そこでこの記事では、メロンやスイカなど、皮付きのフルーツをきれいにいただく方法をお伝えします。

メロンのきれいな食べ方

まずは、皮付きメロンの食べ方について、フォークとナイフを使う方法をお伝えします。

端から端まで、一気にカットするのはNG

端から端まで、一気にカットしようとすると、失敗しがちです。
フォークがすべって、うまく切れないこともあります。

1.まずは中央まで、切りこみを入れる

フォークで固定したら、ナイフで片側の端に切りこみを入れます。
そのまま、皮にそってナイフを入れ、中央まで切り進めます。

2.ここがポイント!180度、回転させる

中央まで切りこみを入れたら、ナイフとフォークを使って、くるりと180度、回転させます。

3.同様に切って、中央でつなげる

反対側も同様に、皮にそってナイフを入れ、中央でつなげます。

4.ひと口サイズにカットする

左側から、ひと口サイズにカットして、いただきます。

食べ終えたら、ナイフとフォークをそろえて皿の上に置きます。テーブルマナーに準ずるなら、このとき、フォークは内側(凹んでいるほう)を上にします。

スイカのきれいな食べ方

お家など、気を遣わないシーンは別として、人前で、プッとふいて種を出すのは気が引けますよね。
そこで、以下の方法をご紹介します。

見えている種は、落としておく

先割れスプーンがあると便利です。
表面に見えている種は、予め落としておきましょう。

口元を隠して種を出す

できるだけ、口元を隠しながら種を出します。種は、手で覆った状態で皿の上に置くといいでしょう。

皮は、内側を自分側に向けて置く

食べ終えた皮は、内側を自分側に向けて、立てるようにして置きましょう

種は一か所にまとめて、皮の近くにおきます。

紙ナプキンや懐紙があれば、覆って隠すとさらにきれいです。
スプーン無しでいただく場合、口元がベタベタしやすいので、紙ナプキンでよくふきましょう。

以上、皮つきのフルーツの、きれいな食べ方についてお伝えしました。

カジュアルなシーンなら、ここまで気を遣わなくてもよいとも思います。状況に応じて、活用してくださいね。

マナー・コミュニケーション講師

マナー・コミュニケーション研修講師。千葉県出身、元資生堂ビューティコンサルタント。NLP心理学とマナーをかけ合わせた独自のプログラムにより、セミナー・研修を実施。全国250か所から招致され、指導人数は延べ20000人以上。セミナー・研修の他、書籍の出版、コラム執筆、雑誌記事や教材監修など幅広く活動中。

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