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雨キャンプの楽しみ方【装備・裏技】テント内を快適に保つ持ち物やタープワークを紹介

たびんちゅや節約キャンプ旅研究家

雨のキャンプと言うとマイナスのイメージがつきものですよね。

雨キャンプのデメリットを以下に挙げると。

  • テントや道具が、びしょ濡れになる。
  • 焚き火が出来ない。
  • 雨音が怖い。
  • 雨風の恐怖心から憂鬱になる。
  • トイレに行く度に濡れる。

しかし、メリットも大きいのが雨のキャンプです。

誰もがキャンプを敬遠する雨の日はキャンプ場の利用者が少なく、貸し切りキャンプになる確率が非常に高いのです。

そして、雨に濡れない空間を作れるタープワークを習得すれば、テントや装備の水濡れを最小限に抑える事が出来ます。

慣れてくると雨に対する恐怖心が薄れ、雨音が心地良く感じてきます。

雨音が大きいほど、近くに他のグループがいても、お互いの話し声が聞こえないので気にならないという利点もあります。

この記事では、雨キャンプを楽しむ為の装備と技術について紹介します。

雨キャンプの必需品

私のキャンプスタイルでは、雨の日にキャンプを楽しむ為に以下の3点のアイテムが必要だと実感しています。

①テントよりも大きなタープ
②雨具(カッパ、傘)
③防水バッグ

他にあると安心なアイテムは以下になります。

ザックカバー
折り畳み式の長靴
吸水性の高いタオル
折り畳み式バケツ
テントフロアより大きなブルーシート

これだけあれば、雨キャンプは楽しめます!

その中でも折畳式の長靴がオススメです。

雨の日は、テントからトイレに往復するだけで草むら水たまりで足元が濡れてしまいますからね。

足元が濡れずに清潔さを保つ事でテントの中も快適になります。

雨の設営方法

基本的に雨の日にキャンプをする際は以下の場所は避けます。

【テント設営NGの場所】
・増水の危険がある川沿いの場所
・横殴りの雨が降る防風林のない海岸
・地崩れが予想される崖の近く
・雷が落ちると危険な巨木の近く
・凹地の場所
・雨の水路があった形跡のある地面

そして、テントは以下の手順で設営します。

【雨キャンプの設営手順】
①タープポールを立てる
②タープを張る
③タープの下でテントを張る
④リビングをセッティング

設営手順を詳しく説明します。

私が使用しているタープは4.5m×4.5mの大きさのスクエア型タープです。

3人用以下のテントと組み合わせて使うなら、このくらいのサイズが最適です。

雨が降っている時にタープを設営する際は、まず自分が濡れないようにレインウエアを着用します。

そして、最初にタープを張るのですが、その前にロープを使ってタープポールだけを立てます。

そして、そのロープにタープを掛けて広げます。

タープのループをポールトップに接続すれば、タープを地面の泥で汚さずに張る事が出来ます。

最後にタープのガイラインをしっかりと張ります。

あとはタープの下でテントを濡らさずに設営するだけです。

また、ブルーシートと組み合わせれば更に広いリビングスペースを作ることも出来ます。

雨に濡れないスペースが確保できれば焚き火も楽しめます。

ブルーシートなら焚き火の炎が当たって溶けても気になりませんからね。

もし、テントの床面から浸水した時はブルーシートをテントの中に敷いて防水対策にも使えます。

横風が強い時は雨が吹き込んでくるので、タープを低くして両サイドを下げます。

この場合はタープポールを1本だけ使用します。

雨の撤収方法

テントを撤収する時は設営時と反対の要領で行います。

撤収時に雨が降っていてもタープの下で作業するので濡れる事はありません。

ただ、テントは雨に当たっていませんが結露や霧、湿気で多少は濡れています。

なので、乾いたタオルを使ってテントの水分を拭き取りながら片付けます。

そして、片付けた荷物はザックに収納してザックカバーに入れます。

ザックカバーは防水なので、濡れた地面に荷物を置いても大丈夫です。

最後に小雨になったタイミングでタープを撤収すれば完了です。

びしょ濡れになったのはタープだけなので後日、晴れた日に乾燥させると良いでしょう。

あと、湿ったテントの乾燥もお忘れなく。

雨キャンプの楽しみ方

雨キャンプの楽しみ方は人によって様々だと思います。

雨のキャンプだと分かっていれば、事前に雨でも楽しめるアイテムを用意しておく事も必要です。

【テントの中での楽しみ方】
・テントでゴロゴロする
・次回のキャンプ計画を立てる
・動画鑑賞
・音楽を聴く
・読書をする
・日記・手紙を書く
・道具の手入れ

携帯電話の電波が圏外でもポータブルDVDプレイヤーがあれば映画鑑賞もできます。

【テントの外での楽しみ方】
・タープの下で焚き火
・炊事場で焚き火
・煮込み料理をする
・おしゃべりして過ごす

たまに炊事場で調理をしているとキャンパー同士の交流が生まれる事があります。

初対面同士でもキャンプの話で盛り上がると、雨の日でも退屈しません。

【キャンプ場の外での楽しみ方】
・博物館で過ごす
・図書館で過ごす
・温泉施設で過ごす
・プール・体育館で運動

雨キャンプで連泊する時は、キャンプ場をベースに温泉に出かけたり、地元の博物館で過ごすのも楽しいですよ。

図書館や資料館を利用すれば、旅先の歴史や文化をより深く知ることができます。

最後に

稀に雨の日には思わぬアクシデントが発生することがあります。

突風、雷、河川の増水、土砂崩れ等、自然の脅威は人間の力ではどうすることも出来ません。

事前に避難経路を把握して、貴重品は枕元にまとめておく事をおすすめします。

イザという時は貴重品を持って、すぐに脱出できる準備を心掛けてください。

節約キャンプ旅研究家

お金を掛けずにキャンプや車中泊をしながら野宿旅を楽しむ方法や旅のトラブル対策などを紹介しています。 他にも自作のキャンプ道具やキャンプ・車中泊の裏技なども発信しています。

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