4月1日にリブランドオープンした「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート＆スパ」。朝食ビュッフェでは朝からスパークリングワインも飲めちゃいます。今回は１泊で全メニュー制覇は不可能と思える豊富な朝食メニューを胃袋の限界まで食べ、その中から特にオススメを厳選。体を張った実食レポートをお送りします。

グランドメルキュール八ヶ岳リゾート＆スパとは

旧ロイヤルホテル 八ヶ岳をフランス・パリを拠点とするホスピタリーグループ・アコーが、グランドメルキュール八ヶ岳リゾート＆スパとしてリブランドオープン。八ヶ岳山麓の豊かな自然を満喫しながら、さらに文化や食といった体験型コンテンツも楽しめるワンランク上のホテルとなりました。

高級旅館のような温泉に露天風呂、サウナで心と体をリフレッシュ。

筆者が朝一番で温泉に入っていると、リスが露天風呂のまわりを走り回っていました！

地下には子どもだけじゃなく大人も楽しめる全天候型アクティビティ施設「杜の８（もりのえいと）」を新設。八ヶ岳をイメージした広いキッズパークには、ボルダリングやドリフト走行もできる三輪車など、思いきり体を使って遊ぶスペースと、静かにパズルやゲームを楽しむスペースがあります。

澄んだ空気の中、街明かりに邪魔されることもない高地にあるホテル屋上の展望台では、満天の星空を眺めることができます。また、有料で星空案内人による特別プログラムも開催。

オールインクルーシブを取り入れ、ロビーラウンジではビールや山梨の地酒、ワインを含む各種アルコールに、山梨のお菓子などが楽しめます。

ラウンジで純米本格焼酎八ヶ岳の舞を見かけたら、ぜひロックで飲んでみてください。樫樽で7年熟成させた米焼酎は、フルーティーな飲み口でありながら、まるでウィスキーのような香りが口の中に広がります。他にも今まで味わったことのない山梨のグルメに出会えますよ。

多彩なプランが魅力

基本プランは夕食、朝食、ラウンジ、森の８の利用など、すべて含まれたオールインクルーシブ。ですが、都心から車でわずか２時間という距離は、金曜日学校や仕事が終わった後に、温泉と星空目的でふらりと来ることも可能。初心者から上級者向けまで様々な登山コースのある八ヶ岳は、早朝から出かけたいという人もいることでしょう。

どんなシーンでも気軽に利用できるよう、オールインクルーシブのホテルとしてはめずらしく、素泊まりやラウンジ付きプラン、朝食のみ、夕食のみだけのプランなど、多彩なプランが揃っています。

素泊まりならラウンジ特典つきで最低価格は5,000円以下の日もあります。ラウンジ特典に朝食ブッフェ付きでも8,000円台のプランも！

※２名利用時の料金です。

こんなに充実しているのにビジネスホテルよりもリーズナブルですよね。休みの前日夜から八ヶ岳で過ごしたりと、別荘のように利用したいホテルです。

朝食ビュッフェ実食レポート

朝食・夕食ともに、2階のレストラン「LE SENSORIEL」でいただきます。

LE SENSORIEL内は、冷菜や地産地消の郷土料理が並ぶ会場と、ライブキッチンで出来たての温かいメニューや麺類、点心、イタリアンなどが並ぶ、２つの会場があります。つまり、それだけメニューが豊富なんです。

今回紹介するのは朝食ビュッフェ。

ライブキッチンではパンケーキが焼かれていました。

そのままパンケーキにお好みのソースやトッピングをして食べてもいいですが、ここではエッグベネティクトがイチオシ！

使用されている卵は八ヶ岳の中村農場の卵です。ポーチドエッグにナイフを入れるとオレンジ色の黄身がとろぉ～り。味も濃厚です。エッグベネティクトに甘いパンケーキを使っているのははじめて食べましたが、オランディーズソースがパンケーキの甘さと絶妙にマッチします。

自分で作るミニホットドッグはおいしいだけじゃなく、楽しい一品。ソーセージを挟んだら、ワカモレやハラペーニョ、チリコンカン、紫キャベツマリネ･･･お好みのトッピングとソースで自分だけのホットドッグのを作ってください。最後にクリスピーベーコンを乗せるとプロっぽい見た目に。

ハムとチーズ、スモークサーモンはホテルの朝食にはかかせないですよね。生ハムはその場で原木をスライスしてくれます。

サラダは新鮮でシャキシャキ。残念ながら今のシーズンは高原野菜ではないそうですが、暖かくなると甘い高原野菜も並ぶそうです。

フルーツやデザートも朝から盛りだくさん。

これで終わりではないですよ。和食のメニューも食べ逃せません。

地産地消コーナーに並ぶのはミルク宝刀やのっぺい汁、甲州富士桜ポークの炒め煮、山梨県産豆腐の身延湯葉あんかけ、さらには朝から甲州ワインビーフのすき焼きまで。牛肉がやわらかくて甘い！

焼鮭や焼鯖の横には焼椎茸、山梨のブランドますのカルパッチョ、玉子焼きには大根のあんがかかっています。

日本一に輝いた梨北米コシヒカリと甲州味噌のお味噌汁。これに甲州小梅や野沢菜というシンプルな食べ方も日本人には嬉しいですよね。でも、とろろをかけちゃいましょう。なんと味噌味のとろろなんですよ。

ドリンクはスムージーや生ジュースが並びます。

そして、朝からスパークリングワインも！甲州のスパークリングワインなんて贅沢過ぎです。

キッズメニューも充実しています。離乳食まで用意されているのは小さな家族連れにも嬉しいですね。

子どもたちが夢中になる自分で作る綿菓子コーナー。大人がやっても楽しいです。

スパークリングワインにフルーツを浮かべ、綿菓子を乗せて、ちょっとオシャレにアレンジしてみました。

他には豚骨魚介ラーメンやチキンフォー、目の前で仕上げてくれるヒレカツスライダー、点心、ラタトウイユ、ペンネなどなど、各国のお料理も並びます。

体を張った実食レポートと言いながら、多分メニューの1/3しか食べられませんでした。すみません。1週間ほど連泊しないと難しそうです。

しかし、この朝食ビュッフェがついて前述したように日によっては一万円以下で利用できるのですから、ビジネスホテルよりお得だと思いませんか？

那須ICから車で約15分、新幹線の那須塩原駅からはタクシーで約30分。都心から日帰りもできる距離だけど、敢えて宿泊したいと思えるホテルです。

※ラウンジや夕食・朝食メニューは季節や仕入れ状況によって変わることがあります。