「飲めるサーモン」に「とろける鰻バター」!お寿司をつまみに軽く一杯飲める話題の寿司居酒屋
高級なイメージのある握り寿司ですが、元々は江戸時代に庶民が屋台でサッと食べられる日本古来のファストフードでした。最近はリーズナブルな値段でお寿司が食べられる寿司居酒屋が増えてきています。仕事帰りにサクッと寄りたい「スシエビス」を紹介します。
川崎駅から徒歩4分の「スシエビス」
羽田空港港からの帰り、京急川崎駅で途中下車して立ち寄ったのが「スシエビス」。本店は東京恵比寿にあり、西新宿にも支店があります。京急川崎駅、JR川崎駅、どちらからも歩いて4分ほど。川崎駅前仲見世通商店街にあるビルの地下1階です。
店内はカウンターとテーブル。営業は16時からということで、16時15分くらいに到着したら、お客さんは1組だけでしたが、その後、続々とお客さんが続いて入ってきました。
カウンターがあることからわかるように、職人が握ったお寿司がいただけます。しかも値段は1貫109円から。回転寿司よりほんのちょっとお高い値段で、機械ではなく職人が握った江戸前寿司が食べられるのです。
お酒も豊富
光っていて見えにくいのですが、お酒の種類も豊富です。ハイボールやサワー類は439円から。日本酒も半合グラスで439円から。黒龍、鍋島、獺祭などは半合グラスで539円です。
とりあえず赤星をオーダー。659円です。
その後、芋焼酎「海」をロックで。こちらは549円。
最近流行りのフルーティーな芋焼酎です。白ワインのようで海鮮には、よくあいます。
充実の一品料理
「やみつきほぼカニサラダ」は439円。“カニ”ではなく“ほぼカニ”。スーパーでカニ酢つきで売っているカニカマですよ。
細切りの大根とマヨネーズで和えている、さっぱりとした味のサラダ。ワサビを混ぜると、ピリリとした辛さにお酒がすすみます。
「サーモンいくらユッケ」989円
上に乗っているのはジロー君。お腹を押すと卵を産みます。
食べるときは卵黄と混ぜていただきます。卵黄+魚卵(いくら)。痛風がちょっと怖いですが、日本酒や焼酎とよくあいます。
「エビカニ合戦」879円
こちらのお店の看板メニュー。いくら、甘エビ、カニ、うずらの卵黄。
下には巻き寿司。
全部混ぜて上に乗せて、一緒にいただきました。
冬のメニューはこちら
生牡蠣があったので一個オーダー。
小ぶりですが、ツルンと食感と口の中に海の香りが広がる冬のご馳走に悶絶。これは焼酎ロックとあう!なんとお値段1個299円。焼きや蒸しもあったけれど、さすがにお腹がいっぱいで断念。
ひと手間かけた江戸前寿司
最後にお寿司をいただきました。1貫からオーダー可能。左から、飲めるサーモン、飲める炙りエンガワ、とろける鰻バター。鰻バターは目の前でバターをトッピングしてくれます。
飲めるサーモンは、その名のとおり噛まなくても飲めるくらいやわらかいサーモン。炙りエンガワもしかり。
正直にいうと、やはり本格的なお寿司屋さんのネタには及びませんが、その分手を加えてアレンジ。他にはない握り寿司となっています。
鰻バターは、鰻の脂とバターの脂の濃厚なコクと甘さがたまりませんでした。これは日本酒泥棒、焼酎泥棒。
こちらは1貫328円とちょっとお値段はりますが、普通の蒸し海老やまぐろ赤身、赤いか、タコなど1貫107円からのお寿司もあります。
最後にあおさの赤出汁(328円)を飲んで、ご馳走様でした。
※価格はすべて税込です。
お箸で運試し
こちらのお箸は袋の部分がおみくじとなっています。
なんと超大吉!このおみくじは、そのまま次回来店時のワンドリンクサービス券になります。鐘を鳴らして、店内スタッフに祝福され、少し恥ずかしかったですが、また来店する理由ができました。
通常のお寿司屋さんよりは気軽に、回転寿司よりはゆったりと、お寿司とお酒が楽しめるお店です。
月・火・水・木の16時スタートだと、2時間飲み放題のコースが2500円からあります。忘年会・新年会で利用したいですね。通常利用でも予約してから出かけた方が確実です。17時過ぎには店内満席に近い状態でした。