人気店のどら焼きは拘りの手焼き&意外なあんこ!立派な手亡豆の粒餡は「鈴懸」さんならではの銘品
定番和菓子のひとつ、どら焼き。アニメの影響もあり、Instagramのハッシュタグでもローマ字でdorayakiと候補がでてくるほど、国際的にも広く知られるようになりました。空港や大型ターミナル駅、またコンビニでも販売されているということから、海外の方にとっても良く見かける日本のお菓子、といった位置づけになっているのではないでしょうか。
更に、そのお店の個性を表現しやすい和菓子のひとつでもあるといえるのではないでしょうか。他店との差別化により、焼き印や大きさだけではなく、中のあんこも実に多彩!
福岡県に本店をもつ老舗和菓子屋「鈴懸」さん。最近、麻布台ヒルズにも出店なさったことでも話題になったお店は、平日休日問わず行列必須といわれるお店。
今回は鈴懸さんの、ちょっと珍しいようで定番の「どら焼き」をご紹介。
虎柄の皮は、小麦色というよりは黄金色。しっとりとした皮は、ビニールの包装の中でも更にフィルムでくるりとつつまれるほど。そのおかげもあり、まだらな縞模様を滲ませることなく取り出すことができます。
卵黄の彩を反映させた皮は、甘味ではなくリッチでコク深い甘さ控えめ。蜂蜜のこっくりとした芳香を薫らせたどら焼きを齧ると、意外や意外!なんと手亡豆の粒餡!
いわゆる白餡なのですが、一般的などら焼きの白あんはこし餡が多く、さらにこれほどまでに姿かたちをはっきりと残した手亡豆の白餡のどら焼きは非常に珍しく、鈴懸さんならではかと。ほくほくとした豆の甘露、さらりとした甘味。皮のコク、中餡の甘味がそれぞれを見事に引き立て合う、素朴さの中に優美なエッセンスをひとさじ垂らしたようなどら焼きでした。
九州産の食材をはじめ、旬の味覚や歳時記の移ろいを取り入れた和菓子はもとより、どら焼きや最中のような毎日の生活にそっと寄り添ってくれる和菓子も鈴懸さんならではのものが沢山!
ご旅行などでお近くに店舗があった場合は、ぜひ一度白手亡豆のどら焼きを試してみてくださいね。
<鈴懸・本店>
公式サイト(外部リンク)
福岡市博多区上川端町12-20 ふくぎん博多ビル1F
092-291-0050
9時~19時