魚は「パックのまま、冷凍しないで!」料理人が必死のお願い【そのワケとは?】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さんは、魚をパックのまま冷凍したことはありますか?
この文を読んでいるということは、きっと一度はそのような経験があるのではないでしょうか?
魚を冷凍する理由は、『セールしてたから』や『食べきれなかったから』など様々ありますが、どれも家計のことを考えてのことですよね!分かります。
魚を冷凍すること自体は「食べられる期間」をグッと伸ばしてくれるいい行為だと私は思います。しかし、その「冷凍方法」に問題がある方が多いのです。
今回は、この「冷凍方法」に焦点を当て、詳しく解説していきたいと思います!
今回の目次
- パックのまま冷凍がダメな理由
- 魚の正しい冷凍方法
- 日付を必ず書くように
- まとめ
パックのまま冷凍がダメな理由
なぜ、お肉でも言えることなのですが、なぜ魚はパックのまま冷凍するのがダメなのでしょうか?理由は2つあります。
1つ目は「凍るのに時間がかかる」から。
→魚が乗っている「発泡スチロール製のトレイ」というのは、熱伝導がかなり悪いです。熱伝導が悪いということは、凍るまでに時間がかかるということです。
しかし、魚を美味しく冷凍するには「短時間」でさっと凍らせることが必要不可欠です。
そのため、発泡スチロール製のトレイを使用したまま冷凍するのは避けるべきです!
冷凍に時間がかかると、魚の内部で氷の結晶が大きくなり、解凍した際に細胞が壊れて水分が流れ出てしまいます。その結果、魚の食感が悪くなり、旨味が抜けてしまうのです。
2つ目は「隙間がたっぷりで酸化する」から。
パックのお魚というのは、しっかり梱包しているようでしていません!魚本体とラップの間には、大きな隙間があります。それが原因で魚が空気に触れてしまい、酸化が進んでしまうのです。また、冷凍焼けも起こりやすくなってしまいます。
魚の正しい冷凍方
では、どのように魚を冷凍をするのが、ベストなのでしょうか?今から、詳しい冷凍方法を解説したいと思います。
①キッチンペーパーで水気をよく拭き取る。
②1切れずつ、ラップで隙間なく包む。
③ジップロックに入れて、冷凍庫へ。
※2週間を目安に食べて下さいね!
日付を必ず書くように
あ、あぶねぇー!
ここで1つ重要なことを言い忘れるところでした!何かというと…
「冷凍した日の日付」は必ず、書いて下さいね!
『これ…いつのだ?』となるのは、目に見えているので忘れずに!!
まとめ
- 「発泡スチロール製」のトレイは熱伝導が悪く、凍るまでに時間がかかる
- 魚を美味しく冷凍するには「短時間」でさっと凍らせることが必要不可欠
- パックだと、隙間がたっぷりで酸化して、冷凍焼けが起こる
- 冷凍したら、必ず「日付」を書く