“バム”ロドリゲスがエストラーダを衝撃KOで新王者に 井岡一翔との対決期待 #専門家のまとめ
29日、アメリカでボクシングWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチが行われ、王者のフアン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ=34歳)と同級1位のジェシー・バム・ロドリゲス(米国=24歳)が対戦した。ダウンの応酬となる激戦の末、ロドリゲスが7回3分にエストラーダをKOで下し、新王者となった。
ココがポイント
▼対抗王者の井岡一翔はロドリゲスの勝利を予想していた。ロドリゲスが勝利したことで、井岡VSマルティネスの勝者との統一戦への期待が高まる。
・【ボクシング】ロドリゲスが劇的KO勝ちで王者奪う!井岡-マルティネスの勝者との対戦を希望(中日スポーツ)
▼序盤から激しい打ち合いが繰り広げられ、最後はロドリゲスがエストラーダをボディ一撃で仕留めた。途中までの採点はドローだった
▼近い階級には田中恒成、中谷潤人、ユーリ阿久井政悟など日本人王者が君臨している。今後の対戦の行方が注目される
・エストラダを破ったジェシー・ロドリゲス 井上尚弥との対戦望む声に「ファンタジーの戦いだ」
エキスパートの補足・見解
ロドリゲスはこれまでフライ級、スーパーフライ級の2階級を制覇してきた。特筆すべきは、スーパーフライ級でタイトルを獲得してから階級を下げ、フライ級で2団体統一に成功した点である。PFPランキングの上位にも名を連ねるロドリゲスは今後、軽量級の中心的な存在になるだろう。
現在、日本人の現役世界王者は10名おり、ミニマム級からスーパーバンタム級の軽量級に集中している。そのため、今後日本人王者たちとロドリゲスとの対戦も大いに期待される。
特に同じ階級のベルトを持つ井岡一翔(志成)と田中恒成(畑中)との対戦は興味深い。井岡は7日に行われるIBF王者のフェルナンド・マルティネスとの統一戦を控えている。その試合に勝利すれば、ロドリゲスとの統一戦にも期待が高まる。