キャラクターものの服が保育園でNGな理由はなぜ?「子どものトラブルを防ぐため」以外の驚きの理由
こんにちは!保育士のはるです(@hr_hoiku)
保育園の謎ルールによくあげられるのが「キャラクターものNG」というルール。
持ち物(かばんやタオル、ハンカチなど)でキャラクターものNGという園は割とありますが、中には普段着もキャラクターものがNGという保育園もあります。
なぜキャラクターものがNGなの?という理由を今回は説明します!
子どものトラブルを防ぐ
キャラクターものを禁止している保育園の多くは「子どものトラブルを防ぐため」という理由を挙げているかと思います。
これは主に服というよりはカバンやハンカチ、ティッシュといった小物類のことで、「Aちゃんのハンカチかわいい!」「Bちゃんこのキャラクター知らないの!?」「え!じゃあ仲間にいれない!」みたいなやりとりが年少あたりからチラホラでてくるんですよね。
中にはティッシュのキャラクターがかわいいから交換しようとか、それちょうだいみたいな展開になって親を巻き込んだトラブルになったこともあります。
子どもの創造性を育てる
子どもにとってキャラクターというのは神様みたいなもので、大人たちの『推し』なんですよね。同じパンなのにキャラクターのパッケージにしただけで食べる。なんていう経験をご家庭でしたこともあるのでは。
そんなキャラクターが目の前にいると、どうしてもそっちにばかり気をとられてしまい、子どもたちが本来持っている創造性を伸ばすチャンスを失ってしまうことが。
よくあるのが自由画の時間に自分の世界観でお絵描きしていたら目の前の友達が着ていたキャラクターが目に入ってしまい、そっちを描きたくなってしまった。とか、給食で敷いているランチョンマットのキャラクターが気になりすぎて食器を移動させてこぼしてしまったとか。そんなちょっとしたことなんですが、子どもの想像力を育てるためにあえてNGとしています。
保育室の壁面にキャラクターは必要ないと個人的には思います。
著作権に配慮する
保育園の中にはブログやインスタグラムといったSNSを展開しているところもあるでしょう。その中で子どもの様子を発信するときに、キャラクターものの洋服を着ていると著作権の関係でぼかしをいれなければいけない……というルールをとっていた園が実際にありました。
せっかく素敵な写真なのに、子どもの服にドーン!とキャラクターものがのっていると、これ消さなきゃなんだよな……って億劫になったのを覚えています。
そのひと手間を防ぐために、保育園でキャラクターものをNGとしていることもありました。
キャラクターNGというルールは、子どものことを考えて保育園側が提示しているもの。なぜだろう?と疑問に思ったら、保育園側も理由を回答してくれるので、ぜひ聞いてみて下さいね。
キャラクターもの全てが悪!というわけではないので、ご家庭でキャラクターを使用してはいけないというわけではありません。ぜひ楽しんでもらえたらなと思います。