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「にんにくは常温で保存しないで!」八百屋からの警告!その訳とは

青髪のテツ野菜のプロ

こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。

年中活躍する野菜といえば、いろいろありますが、にんにくはさまざまな料理に必須で、しかも代用が効かない野菜ですよね。

そんなにんにくですが、間違った保存方法をしている方が多くいます。鮮度が落ちたにんにくは風味が悪くなったり、食感が柔らかくなったりするので、なるべく鮮度の良い状態で食べていただきたいんです。

そこで今回は「にんにくが長持ちする保存方法」を紹介していきます。

にんにくは常温で保存しないで

これからの季節はどんどん気温が高くなっていきますよね。そんな中にんにくを常温で保存すると、すぐに鮮度が落ちてしまい長持ちしません。

実はにんにくの最適保存温度は-2度と言われています。思ったより低くないですか?ですので、なるべく最適保存温度の-2度に近い環境で保存してあげた方がにんにくは長持ちするというわけです。

実際に、にんにくは常温で保存した場合、涼しい季節でも保存期間の目安は2週間程度になります。ただ、最適な方法、保存場所で保存したときは鮮度が良い状態のまま1〜2ヶ月保存ができるんです。

にんにくが長持ちする保存方法

にんにくが1〜2ヶ月長持ちする保存方法の手順を紹介します。

1.キッチンペーパーや新聞紙でつつむ

2.保存袋に入れる

3.冷蔵庫の冷蔵庫の「チルド室」で保存

冷蔵庫の温度は野菜室3〜7度、冷蔵室は2〜6度、チルド室は0度なので、チルド室が最もにんにくの最適保存温度に近いんです。家の冷蔵庫にチルド室がない方は、冷蔵室で保存してもOKです。

また、にんにくはそのままビニール袋に入れて冷蔵庫に入れると、にんにく自身の水分が揮発してカビが生えてしまいます。ペーパーに包んで保存することで、ペーパーが湿度の調整をしてくれるのでより長持ちします。

にんにくの保存方法まとめ

今回はにんにくが長持ちする保存方法を紹介しました。

ぜひ今回紹介した保存方法を使って、にんにくをたくさん消費していただけると嬉しいです。

他にも「新鮮で美味しいにんにくの選び方」や「八百屋おすすめ!アスパラのガリバタホイル焼きのレシピ」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。

野菜のプロ

現役の八百屋。歴は10年です。ブログ「やさいのトリセツ」運営者。書籍「野菜売り場の歩き方」と「おいしい野菜まるみえ図鑑」「マンガでわかるやさいのトリセツ」好評販売中。Twitterフォロワー75万人を超えました。

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